文芸表現学科

製本を通して本を知る

文芸表現学科の授業では、読むこと・書くことを主に学びますが、
他にも本のデザインなど、本そのものに焦点を当てた授業もあります。
 
本を出版するまでの工程を理解し、そこに関わる人の想いや労力を実感する。
そういった経験を通して、物事の背景にまで思いをめぐらせられるような、
より良い書き手と読み手になってもらえるよう、カキュラムが組まれています。
 
今回はそういった授業のなかから、
「編集デザインV」という製本の授業を紹介していきます!
 
この授業では、一般に流通している書籍(本)の構造を、
本の「製本」を通して学んでいきます。
授業を担当してくださるのは、渡邉琴先生です。

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丁寧に製本のことを教えてくださる、渡邉琴先生


大学の授業形式は色々とあるのですが、
この授業は1〜4講時を使って学ぶ「集中授業」という形式で、
その名の通り集中してじっくり学ぶことができます。
ちなみに4月から7月の間に月1で行なっています。
 
初回が行われた4月14日。
午前中の授業では、各自で持ってきた文庫本という小型本を観察して、その特徴をレポートにまとめてもらいます。
そうすることで、文字を読むために見ていた本が、どんな紙でできているのか、
どうやって綴じられているのか、今までとは違った視点で観察できるようになったのではないかなと思います。
 
その視点を得て、午後からは実習です!
各自で持ってきた本の表紙を付け替え、自分好みに製本し直します。
 
すでに完成された本を解体するのは気が引けちゃいますが、
授業なので思い切って剥がしてもらいます!
 
本の中身の部分だけにして、先生が用意してくださった紙を選んで、
自分のための本にしていきます。
 
綺麗に貼れるかな…?

綺麗に貼れるかな…?


綺麗に貼れたら、本体に合わせて表紙を切っていきます。

綺麗に貼れたら、本体に合わせて表紙を切っていきます。


完成!

自分のための本が完成!


 
編集08
なかには元の表紙を切り抜いて、リデザインする学生も。
先生に言われたこと以外にも、もっと良くなると思ったら遠慮せずに、
センスやアイディアをどんどん出して、磨いていってもらえたらいいなと思います。
 
 
 
 
Blogでは文芸表現学科の授業や卒業生の活躍など、
いろんな角度から学科の紹介をしていますが、
その魅力をもっと知ってもらいたい!
 
ということで、6月7月のオープンキャンパスでは、
1日体験入学で、文芸表現学科の授業が体験できちゃいます!
 
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6月10日のお申し込み状況ですが、午後の部は定員に達してしまいました(ご検討くださってた方、申し訳ないです)。
けれど午前の部はまだ少し募集中です!迷っている方は、急いでお申し込みくださいね。
 
この機会を利用して、文芸表現の世界をたっぷり体験しちゃってください。
学科一同、お待ち申し上げます!
 
 
(スタッフ・大賀)
 
 
 
 
 

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