- 2018年6月1日
- 日常風景
【日本画】4回生 卒展に向けて
こんにちは、日本画コースです。
今回は4年生の授業について紹介させていただきます。
4年生は現在卒業制作に向けて、その準備段階です。
これまでの3年間、学生の皆さんは様々な課題に取り組んできましたが、
卒業制作は各々が一から自由に作品を作ることになります。
それに向けて日本画コースでは、卒業制作の進行シートをそれぞれに書いてもらっています。
自分が何に興味があり、どういう考えをもっているのか。
過去の美術作品からの影響やつながりがあるのか、今の時代にどういった表現が必要なのか。
どう展示すれば自分の意図を伝えられるのか。
など、思考のプロセスを掘り下げてもらっています。
- ▼進行シートの例(教員によるもの)
自分の思いを言葉するのは難しくハードルの高い作業ですが、自分の考えの根っこを自覚することは、
卒業制作だけではなくその後の作品制作や人生の財産になるのではと思います。
自分の好きなものを描くことを第一歩目に、そこから一歩、二歩、三歩と進んだ作品をぜひ生み出してほしいです!
▼教員と共に日々言葉を交わしながら、考えを深めていきます。
さて、話は変わりますが、先日アートスペース余花庵で開催されていた
『倣古展 名画に倣えば、日本が見える。』を拝見してしました。
こちらの展覧会は、日本画コース模写クラスの四年生の皆さんの展覧会です。
力のこもった模写作品はもちろんのこと、それぞれの技法や形式の解説、各種パネルのデザイン、文章の英訳など、
鑑賞者への配慮が行き届いていたことが素晴らしかったです。会期中は多くの鑑賞者で賑わったようで何よりでした!
アートスペース余花庵さんのホームページに展示風景のアーカイブがありますので、よろしければぜひ↓
https://yokaan.com/archive/exhibitions-old20180515.html
模写の皆さんも含め日本画コースの卒業制作の展示がどのようになるのか今から楽しみです。
それではまた!