日本画コース

【日本画】三回生、静物、大型組モチーフ

 

こんにちは、日本画コース3回生です。

今回の課題は静物、大型組モチーフによる日本画制作(30号)です。

 

西洋画のモチーフによく見る牛骨、洋酒びん、ランプ、椅子、鴨の剥製、布や縄、などなど

様々なモチーフを生徒達みんなで選びセッティング、好きな場所にわかれてまずは各自デッサンや構想からスタートしました。

 

●今回は中間合評で、デッサン(作品下図)とともに思考プラン、作品コンセプト、そして参考作品(作品イメージの参考にした作品や影響を受けた作家、作品)を挙げてプレゼンをおこないます。

30号のサイズをどの比率で横位置、縦位置どちらでいくのか、構図を探ったり、30号のサイズをどの比率で横位置、縦位置どちらでいくのか、構図を探ったり、どんなイメージで描くのか考えながらのデッサンです。

はじめは、大型モチーフを敬遠して手が進まない学生も見受けられましたが、デッサンを進めるうちに物と物との関係やモチーフのおもしろさに気付き、それぞれのイメージの世界が広がっていきます。

同じモチーフを囲みながらも、各自の目線やテーマの違いで様々な作品へと展開します。

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●そして緊張の中間合評です。

作品のコンセプト、参考作品、自分の作品イメージを先生や仲間に発表することで、本画制作する際の作品のイメージをしっかり固めていきます。

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●なぜそうするのか、なにを表現したいのか、みんな一緒に向き合います。

そして、中間合評での話をふまえて、いよいよ本画制作です。

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麻紙や綿布など、支持体も自由に選びます。今回はどのような支持体に表現するのがいいか?

描くだけではなく、紙にドウサをひいて乾かしたりと、様々な工程を計画しながら進めます。

乾き待ちには、再度デッサンを描き込む熱心な姿も。

 

 

 

デッサン(写生)からタブロー(本画)にうつっていく難しさ、静物の形をしっかりとりながらも、自分の作品へと昇華させてゆく難しさとみんなじっくり向き合っていました。

デッサンしたときの感覚に近づけたい人、デッサンからはなれて自分のイメージの世界へと近づけたい人…完成に近づきながら、本人が自分のこれからの課題に気付いていきます。

 

●そしていよいよ最終合評!

先生の講評や自分の作品について話すことで、次の課題がみえてくる大事な時間です。

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静物という地味にみえて、じっくり向き合ってみると難しい課題でしたが、みんなそれぞれにそれぞれのイメージを作品へと昇華させた良い作品が目につきました!

この先、風景、人物、植物、動物…具象でも抽象でも、各自が自分の好きなものと向き合って描くときにも、今回向き合った姿勢が制作に活かされてくると思います。

 

三回生の次の課題は菅原先生による、墨による自由な表現です!

みんなの次回の作品も楽しみにしています!!

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