こども芸術学科

【授業紹介】ある人へ宛てた手紙

3回生の授業「ソーシャルワーク演習」をご紹介します。

 

▲▲▲ ここで解説 ▲▲▲▲

「ソーシャルワーク演習」の授業の目的は「自分を知る。その自分を用いて行う実践において、必要となる視点、知識、価値観、介入方法を学ぶ。グループワーク、事例検討、ロールプレイ、アート活動等を行い、学習していく。」ことです。ここでは、保育現場における「ソーシャルワーク」について学んでいきます。

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今回の授業では「自分を見守ってくれた人」と聞いて思い浮かぶ人に対して、手紙を書き、そしてその相手が自分に返事を書いてくれるとしたら、どのような手紙をくれるかを考えて文章を書くワークがありました。

まず先生が書いた手紙とその返事を学生の前で発表し、イメージをつかんでから各々が思い浮かべる人に手紙を書きました。

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書き終わったら、車座にセットしてある椅子に座り、どんな人に当てた手紙なのか、書いてみてどうだったのか、各々の感想を発表します。

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手紙を書いた感想のなかには「普段自分が感じている事を文字に書き起こしてみて、手紙を書いた相手に対して、自分が思っていたことを整理する機会になった。手紙を読んでみて改めて自分はこんなことを思っていたんだな、という事を知ることができた。」というものや「相手からの返事は自分で想像して書いたものだったけど、本当に相手からもらえたようで嬉しかった」という感想もありました。

 

今回のワークで、自分の気持ちを書いて理解すること、また相手からの返事の手紙を書くことで、相手の側に立って考える、相手のことを想像して考えるという体験をしました。

 

対人援助や保育の現場において、想像力を働かせて相手のことを考える、というのはとても重要な事です。相手との関わり方や、相手にとって必要な声掛け、援助、指導などを考えるときの基本になるからです。今回の学びを、次の実習にも是非活かしてほしいですね。

 

                                      (スタッフ:大塚)

 

 

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