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(大学院)文芸領域 小川 智未

「やってみたい」が「やってみる!」になるといいな……と思いを込めた表紙


誰かの「やってみたい!」をあと押しできる冊子の制作

<作品名>
アート活動をはじめたい!@京都・大阪 
〜みんなどんな活動をしているの?〜

学部の卒業制作では、⾃分の好きなことを盛り込んだ⾃⼰表現のための作品を作った。
⼤学院で編集制作を学び、読者の⽴場に⽴って考えることを繰り返し⾏ってきた。そこで修了制作では、⾃⼰表現だけでなく、読者に寄り添い、読者とともに作る作品を制作したいと考えた。
形態は ZINE。アート活動をこれから始めたいという⼈たちへ、きっかけとヒントになるものを⽬指した。内容は、実際に市井で活動するアーティストへのインタビュー取材、そのお話から発想を得て私がやってみたことの紹介、アーティストの⽅からの寄稿、ギャラリーカフェへのインタビュー取材、アートスポットの紹介、などを盛り込んだ。
特に注⼒したポイントは 3 つある。1つ⽬は、ZINE デザインの基本テーマである。どんな制作活動もトライアンドエラーの積み重ねでできている。また、カタチにとらわれない⼦どもの⽅が、⼤⼈よりも想像⼒、発想⼒に優れている。この2つの前提に、読者が⾃由にアート活動を楽しめますようにとの願いを込めて、「おもちゃ箱」をデザインモチーフにした。
2つ⽬は、やってみたことの紹介ページだ。インタビュー記事をどんなに具体的に書いても、読んで終わりでは意味がない。そこから、読者の⾃発的なアート活動に繋げるにはどうしたら良いかを考え、ZINE の制作者である私がお⼿本を⾒せると良いのではないかという結論に⾄った。このページを⾒て、私の真似をしたり、独⾃の作品を作ってみたりしてほしい。
3 つ⽬は、アートスポットの紹介である。ここでは写真ではなく、あえてイラスト表現を使った。取材時にたくさんの写真を撮ったものの、写真は良くも悪くも情報量が多すぎるからだ。たとえば、百万遍の⼿作り市の場合、イベント当⽇は⾬で空はどんよりとしているし、傘をさしている⼈でテントの様⼦がよく⾒えない。⼤阪府の中崎町の場合、町全体にギャラリーが点在していて説明しづらい。またせっかく ZINE というカタチで制作するのだから、既存のガイドブックとの違いも出したい。以上のから写真ではなく、情報量の操作が容易で、独⾃性の出せるイラストを描くことを選んだ。

小川 智未

(大学院)文芸領域

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