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食べる・作る・配る・囲む ――ホーチミンの屋台からひろがる居心地のデザイン

居心地を支える暗黙知をひらく21枚のパターンカード

食文化デザインコース 三宅里佳

パターンカード21枚(厚紙・名刺サイズ)/観察・実践記録(写真・図・文章)

誰かと食を共にするとき、無理なく、心地よく、一緒に味わえる時間でありたい。そう思うのは、とても素朴で、誰もが共有できる感覚だと思います。食べ終わって席を立つ時、食事の帰り道、「なんか、いい時間だったな」と思うときもあれば、なんだか気持ちが冴えないときもある。

この制作は、誰かと食を共にするときに感じる「居心地」と、そのヒントを探求する試みです。起点にしたのは、ベトナム・ホーチミンの屋台。静かな路上の枝道が一晩で食の場に。それぞれが思い思いに、過ごし、味わい、去っていく。

屋台の観察・分析を経て気がついたのは、居心地を保つために、店主・客が何気なくしている小さな調整や工夫の数々。言葉にされず、半ば無意識的になされる、調整や工夫。いわば、暗黙知。

こうした暗黙知をもとに、21のパターン(言葉)を制作。家庭の食卓から地域のイベントまで、誰かと食を共にするとき、集まった全員にとって、居心地の良い食の場を作れるように。そんな願いを込めています。

三宅里佳

食文化デザインコース

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