情報デザイン学科

2015年2月

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2015年2月24日  イベント

【卒業展】優秀賞 受賞者コメント

卒展4日目の今回は、優秀賞受賞者4名の受賞コメントをご紹介します。

 

 

コミュニケーションデザインコース

西村 夏南 さん

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【受賞のコメント】

地元でのワークショップを卒業制作とした作品なので嬉しいです!自分だけの力ではなく、同じゼミ生の皆や、協力していただいたひつじ珈琲店のおかげで受賞できたと感じています。ワークショップの会場となった、ひつじ珈琲店にもはやく受賞をお伝えしたいです!全2回のワークショップでは、参加者が集まるのかという不安が直前までありましたが告知の際に開催情報だけではなく、「ワークショップでレクチャーされる先生が、どのような思いを持ち教えているのか」という部分も含め工夫することで、幅広い年齢層の方や外国の方にも参加していただけました。今のポートアイランドは若い人たちが地元に生まれて育っても、他府県へ出て行くことが多く高齢化が進んでいます。昔は良かったという人もいますが、島を活発にさせる活動を実行する人がいない状況です。幅広い世代が交流できる島になるためにも、今のポートアイランドの状況を多くの人に知ってもらいたいですね。

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イラストレーションコース

森安 ひとみ さん

moriyasu

【受賞のコメント】

他にも素敵な作品がたくさんある中、思いがけない賞で、本当に驚きました。

高校生の時から絵本づくりに興味があって入学しましたが、緻密に描きこんでいく絵が苦手なので、絵本には向いていないと思い、アニメーションの制作をしたこともありました。ですが、2年生の授業の時に、画面いっぱいに描かなくても成立するということに気づいたのは、この作品を制作するにあたっての大きな転機だったなと感じます。 この絵本の元になったストーリーは以前からいくつか考えていました。別々の3冊の絵本でありながら、話がゆるやかにつながるという構造を思いついたのは、『トリコロール』という映画を観たのがきっかけです。「ほほえみ」という詩をたまたま読んだことで、3つのストーリーが結びついていきました。また、画面の構図も色々な映画やアニメーションの影響を受けていると思います。

私は製本の正確さや、デザイン、絵には確かな自信がなく、感覚でやっていたところがあるので、絵本の完成度としてはまだまだだと感じていますが、受賞をきっかけに手に取ってくれる人が増えたら嬉しいと思います。

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映像メディアコース

早川 大理 くん

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【受賞のコメント】

映像メディアコースでは王道ではないゲームというジャンルだったので、賞をとれるとは正直思っていませんでした。賞をもらえて素直にうれしいです。そして何よりこうして多くの人に見てもらえたこと、体験してもらえたことが一番うれしいです。

プログラマーの共同制作者がいて二人で制作してきました。彼とは8ヶ月間の任天堂のインターンで意気投合し、一緒に制作することになりました。次に会うときに相手が喜ぶ、驚くようなことをお互いに目指して作業してきたので切磋琢磨しながら制作できたと思います。毎回相手が何をやってくるか、ゲームのどの部分をどんな風に作ってきたかを見るのが楽しみで、共同作業による苦労は全くなかったです。相手を喜ばせたいということはこの作品のメインテーマにもなっています。自分の想いは極力排除して、プレイヤーがいかにこのゲームを楽しめるか、ということに最も重点を置きました。人を喜ばせたいということはこれから仕事をしていく上でも大切にしていきたいです。今回の展示で多くの人の喜ぶ顔が見られて本当に良かったです。

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先端表現デザインコース

石野 恵美 さん

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【受賞のコメント】

このような賞を頂いてとても驚きました。

今回制作する際に、私が特に大切にしたのは、「触れること」「木の良さを伝えること」「永く使えること」です。その三つを伝えるために、12種類の硬さや重さの違う木を石の形に切り出し、思わず積みたくなるような積み木のおもちゃを制作しました。おもちゃなので幅広い年齢の方に遊んでもらえると嬉しいですが、特に私と同世代の2-30代の人たちに手に取って頂きたいです。私たちが子供の頃は、すぐに消費されるようなおもちゃが既にたくさんあって、自分が大人になるにつれて『私たちに子供が出来て親になった時、子供達に「木の良さ」や「手で遊ぶ文化」を伝えられるだろうか』と不安に感じていました。この「build」は、まず自分たちが魅力的だと思えて、そして子供や孫の代まで遊べるおもちゃになるよう、見え方やパッケージにも工夫しました。

ぜひ目で楽しんで、そして手に取って遊んで頂けたら嬉しいです!

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皆さんほんとうにおめでとうございます。

それぞれが自分の学んで来たことを生かしつつ、

家族や友達や先生方に協力してもらいながら一生懸命がんばった結果ですね。

 

また、惜しくも受賞には至らなかった他の学生の作品も、見応えのある力作ばかりです!!

ぜひ皆さんのお気に入りの作品を見つけに、会場まで足をお運びください。

 

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↑早川くんと、共同制作者のコリーくん

 

ーーー

京都造形芸術大学 卒業展/大学院 修了展

日程:2/21(土) – 3/1(日)

時間:10:00~18:00

場所:京都造形芸術大学 瓜生山キャンパス

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2015年2月23日  イベント

【卒業展】学長賞 受賞者コメント

卒展3日目の今日は、学長賞を受賞した磯部さんのコメントをご紹介します。

 

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映像メディアコース

磯部 美巴子さん

 

【受賞のコメント】

今回学長賞をいただいたことに全然実感がなく、すごく驚いています。

ノミネートされると思っていなくて、とにかくきちんと見てもらえるように完成させることを目標に制作しました。

もともと光の屈折や、物体に光があたってできる影に興味をもっていたことが、影にプロジェクションをするというアイディアにつながりました。最初は壁などに影を映し、プロジェクションすることを考えていましたが、実験を繰り返すうちに、スケールの大きい空間より小さい空間で見せたほうが、影がシャープにでることに気づき、現在のスケール感になりました。

今回の制作で一番こだわったことは、見る人に影という存在をいかに気づかせるのかという点で、そのために、グラスの影と投影するアニメーションがずれないよう、完璧にトレースすることを心がけました。この作品を通して身の回りにあるものからできる、普段見過ごされがちな影の存在に気づいていただけたらと思います。

今後はカフェのような空間での展示や、もっと映像が普段の生活の中で、身近に感じられるような空間を作ってみたいと考えています。

 

今回こんな素晴らしい賞をいただいて、大変嬉しく思っています。

この作品を作るにあたって協力してくださった多くの方に感謝しています。

本当にありがとうございました。

 

 

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光とグラスと影という身近な材料を使って、

見ている人を静かで幻想的な空間に連れて行ってくれる磯部さんの作品。

まるで昼間に見る夢のようで、何度見ても見飽きることはありません。

 

皆さんも、ぜひ会場で実際に体験してください。

 

 

ーーー

京都造形芸術大学 卒業展/大学院 修了展

日程:2/21(土) – 3/1(日)

時間:10:00~18:00

場所:京都造形芸術大学 瓜生山キャンパス

 

 

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2015年2月22日  ニュース

【卒業展】特別賞発表

卒業展が昨日から始まりました。

情報デザイン学科では初日の昨日、各賞の発表や受賞作品の講評会があり、

お祭りのような盛り上がりを見せていました。学生達の表情からもようやく始まったという、

喜びと安堵した様子が感じられ、学内は何とも晴れやかな雰囲気に包まれました。

 

講評会では、先生方のコメントや、作者への質問、さらには作者の作品に対する熱い想いなどが

飛び交いました。作品と作者が並ぶことによって、より深く作品に触れることができるのも展示の醍醐味です。

作品だけでは分からなかった背景が作者の話を通して伝わり、作品の解釈にも影響を与えます。

制作した者にとっても、作品の感想を直接伝えてもらうことは、単なる喜び以上の感情を生むことにもなります。

卒業展期間中にこのような出会いが多くあることを願っています。

 

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さて、昨日の受賞情報に続いて本日は情報デザイン学科で今年度から新たに設けられた、

特別賞の発表です。受賞した3名の皆さん、この度の受賞おめでとうございます!

 

 

【榎本了壱 特別賞】1名

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肥後 雅士|MASASHI Higo|映像メディアコース  ※「奨励賞」も併せて受賞

「HABITABLE」

映像|人間館 NA310b

 

【選評】21世紀のアンビエントフィルム

今から30~40年前位に、アンビエント・フィルム(環境映像)というのが流行しました。

それは、海の波だったり、草原の風になびく草だったり、じっと凝視しているだけで癒される映像でした。

肥後君の作品は、21世紀のアンビエント・フィルム。人工的で未来的な光景の中に、凝視していて癒される作品。これはまさに、21世紀の桃源郷といっていいだろう!

2015/2/21

榎本了壱

 

 

 

 

【カムズグラフィック 特別賞】1名

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谷本 理砂|RISA Tanimoto|イラストレーションコース

「Red List Animals」

パネル|人間館 NA311前

 

【選評】興味のある対象を丁寧に描いて気持ちの良い作品です。

シルクスクリーンの質感も良く、今後の作品も楽しみです。

寺田順三

 

 

 

 

【PARTY 特別賞】1名

小松千倫

小松 千倫|KAZUMICHI Komatsu|先端表現デザインコース  ※「奨励賞」も併せて受賞

「20 Cassettes (The Sea)」

ミクストメディア|瓜生館 1F

 

【選評】テープレコーダーというアナログデバイスを使用して、高知の海をトリミングし、

海のない内陸の京都に空間を移送するというスケールの大きいことをしている。

また、見た目の完成度もかなり高く、その場に立ち尽くしずっと聞いていたくなる作品である。

伊藤直樹

 

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2015年2月21日  ニュース

【速報】2014年度 卒業展 受賞情報

2014年度 京都造形芸術大学 卒業展における、情報デザイン学科の受賞情報速報をお知らせします。

 

記載情報は以下の通りです。

氏名|Name|コース

「作品タイトル」

表現メディア|展示場所

 

※ 情報デザイン学科は2013年度1年生から「情報デザインコース」「イラストレーションコース」の

112コース編成になりました。

11現4年生「コミュニケーションデザインコース」「映像メディアコース」「先端表現デザインコース」の

11カリキュラムは「情報デザインコース」として統合されています。

 

【学長賞】1名

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磯部 美巴子 | ISOBE Miwako|映像メディアコース

「Visible Light ー可視光ー」

映像インスタレーション|人間館 NA310b

 

【選評】プロジェクションマッピングは建物や物、空間といった対象に、映像と対象がぴたりと重なり合うよう投影し、錯覚を楽しませる表現手法だが、本作で注目したいのは対象が影であることだ。影は光から生まれる。光から生れた影にまた光を当て込むという反転的で奥行きのある発想は、プロジェクターとモーショングラフィックスを題材とした数多の実験から生み出された。そのアイデアを、磯部はテクノロジーを巧みに使って表現し、新しい視覚体験を提示した。

 

 

 

 

【優秀賞】4名(コース別、五十音順)

1_4_コミデ_西村夏南西村 夏南|NISHIMURA Kana|コミュニケーションデザインコース

「Good Place From Community」

冊子、パネル、映像、写真|人間館 NA309b

 

【選評】1981年開島のポートアイランドの現状は衰退へと向かっているように感じる。まちの、そこに住む人々の活気を取り戻す試みとして、アメリカの社会学者レイ・オルデンバーグが『Good Place From Community』の中で提唱したサードプレイス(第三の居場所)の考え方を元に、地元でのワークショップを企画・開催した。本作品はワークショップを通じて、人々が関わった第三の居場所としての活動記録である。

 

 

 

2_6_イラスト_森安ひとみ

森安 ひとみ|MORIYASU Hitomi|イラストレーションコース

「HOHOEMI」

絵本|人間館 NA311

 

【選評】日常の悲しみや辛さは「ほほえみ」によって変えられる、というのがこの作品に込めた作者の思いです。シンプルな線で描かれた画面からは、繊細なドローイングセンスと余白を活かす大胆な決断が感じられ、イラストレーションのあつかいにも、切り抜き、裁ち落し、角版等、さまざまなバリエーションがあり、一貫したグラフィックセンスの高さが伝わってきます。それでも作者はこの作品を、自然体でけれん味のないものに仕上げました。

 

 

 

3_3_映像_早川大理

早川大理|HAYAKAWA Dairi|映像メディアコース

「GeneVox Monsters」

インタラクティブ|望天館 VOTEN VOTEN奥

 

【選評】声を起点に始まるこのユーモラスなビデオゲームは、膨大な制作時間と試行錯誤によって、子供から大人まで楽しめる質の高いエンターテインメントとなっている。(二人共同制作。早川は主にコンセプト、グラフィックデザイン、アニメーションを担当)一昔前のチープな体裁の背景には、デザイン、アート、映像、メディア、テクノロジー等、いずれにも高い意識で向き合い実行してきたことで獲得した創造力とタフネスがしたたかに息づいている。

 

 

 

4_1_先端_石野恵美

石野 恵美|ISHINO Megumi|先端表現デザインコース

「build」

プロダクト|人間館1Fラウンジ

 

【選評】玩具が本来持っている素材や形からの学びが希薄になりつつある現代に対して、あらためて石野は玩具を再認識する。制作された作品(おもちゃ)は天然の木製素材とシンプルでどこか記憶にある形からは、美しさと楽しさの魅力を与えてくれる。素材と形の美しさは、玩具として遊ぶことによって、さらに私たちはそれらの魅力に引き込まれることになった。

 

 

 

 

 

【奨励賞】18名(コース別、五十音順)

1_1_コミデ_今木なつな

今木 なつな|IMAKI Natsuna|コミュニケーションデザインコース

「寿」

プロダクト|人間館1Fラウンジ

 

【選評】「若者なりの伝統文化継承のひとつの可能性」。現在の若者が捉える日本文化、なかでも「ハレとお祝い」に対する若者の解釈に気づかされる作品です。ただ、文化を継承するだけでなく、時代に合わせた感性で受け取り、理解することで、その伝統が途切れることなく受け継がれていく、そのとらえ方は20代の彼らにしかできないことであり、表現であることは明解で、まさしく学生が取り組む卒業研究にふさわしいテーマとなっています。作品も「水引」に興味を持った作者が「アクセサリー」に着地するまでには、「結納」に始まり技術習得と、いかに現在の若者に伝統文化を身近に感じてもらえるかというテーマを根底にしたその試行錯誤は研究そのものであったことも評価すべき点だと考えます。

 

 

 

1_2_コミデ_長尾るり子

長尾 るりこ|NAGAO Ruriko|コミュニケーションデザインコース

「なんでやねん!」

ミクストメディア|人間館 NA306

 

【選評】関西人特有の「ボケとツッコミ」を、会話の中での隙間をつくるスイッチと捉えた作品。単調な会話に「ボケ」を投じることで会話に隙間が現れ、さらに「ツッコミ」が加わることでリズムとなる。本作品は展覧会会場という「静」の場に「ボケ」という隙間を与えることで、鑑賞者間のコミュニケーションを生むことを目的としている。

 

 

 

1_3_コミデ_西野春香

西野 春香|NISHINO Haruka|コミュニケーションデザインコース

「かばんの研究」

プロダクト|人間館 NA309b

 

【選評】「かばんが新しいコミュニケーションツールになるかもしれない」。最終形態が商品という実験性が見えにくい作品ではありますが、卒業研究の立体作品のなかで少数派の、デザイン領域で実用につながるプロダクト作品として高評価できる希有な作品です。技術・予算的にプロトタイプではありますが、その研究プロセスは数多くの試作品を制作し、誰よりも試行錯誤を重ねた成果が作品に反映され、そのことは展示計画を見ても伺えます。中には充分に実用化検討レベルの作品もあります。また3回生時に興味を抱いたテーマの再考を重ねることで、卒業研究のテーマに繋げたことも後輩への良き手本になると考えます。

 

 

 

1_5_コミデ_朴加喜朴 加喜|PARK Kahee|コミュニケーションデザインコース

「きれいの錯覚」

プロダクト、冊子|人間館 NA309a

 

【選評】ひとびとは「きれいになること」に気を使うがその洗剤が環境を汚染していることには無関心です。ここに提案したものは水に分解され、人体に害を与えない天然素材でつくられた洗剤を実際に制作しています。地球環境にやさしいブランディングを行うことで「きれいになること」を提案しています。

 

 

 

1_6_コミデ_藤井由紀恵

藤井 由紀恵|FUJII Yukie|コミュニケーションデザインコース

「ことばを贈る」

ステーショナリー|人間館 NA306

 

【選評】言葉を単に発するだけではなく、そこに留める行為から「ことば」を考えさせる目的で制作した作品。本作品は使用者が気軽に向き合えるよう、初球・中級・上級に分けたキットとし、最大限のボキャブラリーを引き出すための工夫がなされている。大切な人へ「ことばを贈る行為」としての提案である。

 

 

 

1_7_コミデ_村井彩奈

村井 彩奈|MURAI Ayana|コミュニケーションデザインコース

「野菜の表情 ーおいしいやさいの見分け方ー」

ミクストメディア|人間館1Fラウンジ

 

【選評】みずみずしい野菜を見つけるためのガイドブックは多く出版され、インターネット上でもたくさん公開されています。しかし、実際に手にとってみないと美味しい野菜を見分けるのは難しい。この作品はおいしいやさいの見分け方をわかりやすく判断するためのツールです。

 

 

 

1_8_コミデ_吉田典世

吉田 典世|YOSHIDA Noriyo|コミュニケーションデザインコース

「日本の国際空港のVI計画」

プロダクト|人間館 NA309a

 

【選評】「スタンプコレクションが地方再生のきっかけに」。

個々には過去にも見受けられる提案ではありますが、複数の空港を俯瞰しながら関連性を検討し、それぞれのVI計画をトータルで行うことの効果に着目したことは、これから社会で必要とされる総合的なデザイン力が感じられ、可能性のある提案だと考えます。結果、旅行者だけに向けた提案にとどまらず、その特性から都市にとって、日本にとって、japan=fujiyama,tokyoに変わる提案ができている相乗効果も新しい視点です。グラフィックデザインの視点で見たときには、その表現力にまだまだ未熟さを感じるものの、学生なりのこだわりがあり、もしかしたら新しい感性なのかもしれない。

 

 

 

2_1_イラスト_佐藤雅佐藤 雅|SATO Miyabi|イラストレーションコース

「線の研究」

平面|人間館 NA311

 

【選評】さまざまな風景から「線」を抽出し、製図道具によって表現を限定、再構成するプロセスで、新しい情報が現れては消える現象を作者は目の当たりにしてきました。手癖を押さえる不自由さは当初本人にとって苦痛をともなう作業だったはずですが、情報の明滅と戯れるうちにとても楽しくなっていったと言います。作者はこのような体験を何とか焼き付けようと格闘し、そうした思いがインスタレーションというかたちで作品設置まで引継がれています。

 

 

 

田中杏奈

田中 杏奈|TANAKA Anna|イラストレーションコース

「イラストランスフォーメーション」

冊子、アニメーション、ポスター|人間館 NA311

 

【選評】かたちを整理することと分解することのくり返しの中で、それらが織りなす「意味」の変化に焦点をあてた作品です。変化の全体から部分までをノート、アニメーション、大型平面といった各々のメディアの特性を活かし適合させ、「意味」や「無意味」をビジュアル化していきます。個人的に捉えた風景や文字、人物のシルエット、高速道路、幾何学図形、ピクセル、etc、つながるための根拠を持たない様々なかたちが一定の変化の中で、瞬間的、記号的に作用します。

 

 

 

谷本理子谷本 理子|TANIMOTO Riko|イラストレーションコース

「日常採集」

平面|人間館 NA311

 

【選評】多数のドローイングは、その時の作者のリアルな感覚をともなって実施され、その感覚はいつも同じものとは限らず、そのことによって作者自身の楽しみだけでなく、戸惑いやあきらめも含めた心の動きが素直に映し出されました。ものを見て描くということが反転し、自分を語る行為だと気づいたところから、作者はこの作業にますます惹かれ没頭していくようになります。目の前に存在がありそれを再現する作業にもかかわらず、きわめて主観性の高いエモーショナルな作品群です。

 

 

2_4_イラスト_中村仁世中村 仁世|NAKAMURA Hitoyo|イラストレーションコース

「Individual」

アニメーション|人間館 NA311前

 

【選評】走るだけで作品になるのではないか。なぜならその動作は人によってあまりにも違い、それが個人というものを特定する大きな手がかりの一つにもなる個性だからだ。作者はこの制作の課程で、個性につきまとうさまざまな視点のありように気持ちを引き込まれていきました。人が自分の個性だと考える要素は思い込みも含め幅広くありますが、それよりも「走る」というもっとも身近な動作にそれが表れると同時に、個性とは何かという問題をこの作品は突きつけてきます。

 

 

 

2_5_イラスト_堀江彩華

堀江 彩華|HORIE Ayaka|イラストレーションコース

「おかえり。」

アニメーション|人間館 NA303

 

【選評】経験や思い出には良いものも悪いものもありますが、すべての人がそれぞれに持つものであるということに、作者は気づき安堵します。この時おそらく初めて、作者の自己が客体として立ち上がったのかも知れません。自分を揺さぶるだけとしか思えなかった外界との関係を、ようやく自我として受入れ、自分を含めた世界全体が客観的に見渡せられるようになった。その時感じるやすらぎのようなものが作品全体を包みます。

 

 

 

2_7_イラスト_山田瞳

山田 瞳|YAMADA Hitomi|イラストレーションコース

「WINDOW」

インスタレーション|人間館1Fラウンジ

 

【選評】作者はこれまで伝達について考えてきた結果、たどり着いた表現がこのインスタレーションでした。「風」をモチーフに架空のエピソードを設定し、そのエピソードにまつわる数々の部品をコレクションし、標本をつくるように陳列しています。各々の部品には持ち主の肖像イラストが添えられたキャプションが設置してあり、持ち主それぞれの「風」を観者が追体験できる仕組みになっています。「風」をあつめ、変奏し、どのように伝えるか、そこに作者の狙いがあります。

 

 

 

2_8_イラスト_山田優子

山田 優子|YAMADA Yuko|イラストレーションコース

「6羽の白鳥」

絵本|人間館 NA311

 

【選評】「6羽の白鳥」は19世紀初頭のグリム作品です。この古典童話を作者自身の嗜好に引寄せ、現代的にリメイクしたのがこの作品です。これまで多くのイラストルポを描いてきた作者はその手法を絵本に持ち込むことで、ある一定の装飾性を備えた風変わりなビジュアル表現となりました。飾り頭文字、カーペット、ミニアチュールといった中世スクリプトの様式と、現代的な感性が混ざり合った不思議な絵本です。

 

 

 

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ジダーノワ・アリーナ|ZHDANOVA Alina|映像メディアコース

「Фаворитка  Favoritka」

アニメーション|人間館 NA301

 

【選評】作者は日本で生まれ育ったロシア人であり、自身のアイデンティティを探し続けている。この作品には、葛藤と調和を繰り返しながらコラージュされた作者の複数のルーツが、モチーフとして登場している。容姿、言葉、文化、そして性と血。それらの葛藤と調和を、ストップモーションアニメーションと詩を使って見事に表現している。本作は、チェコ国立芸術アカデミーでも高く評価された。

 

 

 

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肥後 雅士|HIGO Masashi|映像メディアコース  ※「榎本了壱 特別賞」も併せて受賞

「HABITABLE」

映像|人間館 NA310b

 

【選評】CGを駆使し、細部まで丹念につくり込まれた秀作。ミニマルでグラフィカルなアニメーションと、近未来のテクノロジーを取材し構想したSF的セッティングを組み合わせた表現によって、ストーリー性を持ったモーション・グラフィックスを目指した野心的な試みでもある。シンプルでコミカルなモーションと、その機能の反映から設計されたイメージ(図像)のデザイン、それらを多層的に集合させることにより、本能的快楽を擽る視覚世界と時間感覚を獲得している。

 

 

 

小松千倫小松 千倫|KOMATSU Kazumichi|先端表現デザインコース  ※「PARTY 特別賞」も併せて受賞

「20 Cassettes (The Sea)」

ミクストメディア|瓜生館 1階

 

【選評】

この作品は個々の録音機器から限られたエリアが切り取られ、展示教室へ拡張されている。一歩外に出た喧騒と静寂の狭間を体験することができる。「録音と再生」をテーマに制作し、再生機器の間隔を拡張した配置がアナログ機器の持つ個体差をも利用し“聴覚情報のトリミング”と“再現”という位置付けを提示している。この録音ソースは遠浅で有名な高知県土佐清水市の大岐の浜にて海面を20台の

ポータブルカセットレコーダに録音した。

 

 

 

田宮美紀

田宮 美紀|TAMIYA Miki|先端表現デザインコース

「The book of light.」

書物、立体|人間館 NA312

 

【選評】本という形体は媒体(素材)と情報(文字や図像など)によって多様性を持つ。田宮が制作したこの書物は1頁における面積の情報は形の変化によって立体となり、光を介入させることによって新たな表情をつくる。切り込みから造形を想像(読み取り)し組み立て、次頁へと進めてゆく行為は書物であるとあらためて認識させられた。

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2015年2月18日  授業風景

交換留学生ワークショップ

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こんにちは、情報デザイン学科スタッフのヨシモトです。

今回は、映像メディアコース3年生の後期最終授業でおこなわれた、

交換留学生デニスくんのワークショップについてご紹介します。

 

みなさんGIFアニメってご存知ですか?

複数枚の静止画を使って作られており、同じシーンがループし続ける特徴があります。

 

デニス君はこのループの効果を使い作品を制作しています。

ここでデニスくんの作品をいくつか紹介します。

 

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一見写真のように見えますが、画像の一部分のみが動いておりとても不思議な雰囲気ですね!!

デニスくんは使用する画像を加工し、このような独特な雰囲気のある作品を制作しています。

 

今回はデニス君が使用したこの手法を使って、みんなでGIFアニメを制作しました。

 

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ワークショップを体験した学生の作品を紹介します。

 

シャーペン_2

 

↑中西さんの作品

無限に出続けるシャーペンの芯、これもループの特性をうまく使っていますね!!

 

11223014_baba

 

↑馬場さんの作品

不思議な雰囲気とかわいらしさがありますね!!

 

今回は、ループ効果や動くエリアを限定するなど、とてもシンプルな手法を使ったワークショップでした。

しかしそのシンプルな効果も、使い方、考え方によって、様々な表現ができるということを、

あらためて考えるきっかけになりましたね!!

 

_MG_0353

 

デニス君の交換留学期間は終わってしまいましたが、今後の彼の作品がとても楽しみです!!

また日本に来た時は情報デザイン学科に遊びにきてくださいね!!

 

スタッフ:ヨシモト

 

 

 

 

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