2019年2月
2019年2月25日 授業風景
初めまして!ビジュアルコミュニケーションデザインコース(以降、VCDコース)
2年生B領域の竹内と谷です。よろしくお願いします!
今回取り上げるのは、VCDコースの2年生B領域で行ったAR演習についてです!
ARは【Augmented Reality】の頭文字で、【拡張現実】という意味になります。
ある特定の物や空間をスマホなどで画面に映すと、その中で動画やCGなどが表示される技術です!
この授業では売っているお菓子のパッケージにARを組み込んでしまおうという、楽しい授業なんですよ〜。
ここからはちょっとだけAR制作の過程を紹介します!
わたしたちのクラスメイトである、茂富さんの作品で紹介したいと思います。
まずARを組み込みたいパッケージを決めます。
茂富さんは「ハイレモン」を選んだみたいですね!
そこからモーションを作るために「レモン」について分析してイメージを作っていきます。
「レモンが作られてる多くはイタリアや日本では広島などの海の近い、水源の豊かな地域のイメージだなあ…」
「モーションは《レモンが水に入っていて、そこから絞り出されるハイレモンにはビタミンCがいっぱいだよ〜》
という流れにしたいなあ…」
こんな風に頭の中でイメージを練ります。
その考えや動きを絵コンテに起こして実際の動作をイメージしていきます!
上の10コマの写真が実際の絵コンテです。
この課題を通じて、改めてどう動かすか絵で起こすことの大切さを感じます…!
この後実際にモーションを作っていくと完成します♪
実際に店頭にあるものをどのようにしたらよく見えるかなと、想像しながら作るのはとても楽しい課題でした!
今回B領域が制作した作品は「HP Reveal」のアプリを使えば、みなさんも実際に体験することができますよ〜。
ぜひお手持ちのスマホでARを体験してみてください!
https://studio.hpreveal.com/landing
インストール後アカウント登録、カメラを許可してください〜。位置情報許可は任意でOK!
「B_ryoiki_2018’ s Public Auras」(http://auras.ma/s/V5cmD)で検索するか、
こちらのQRコードで読み込んでもフォローできます!
画面下の「ターゲット」マークをタップして、パッケージをスキャン!
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【Tsutae取材班】
竹内 佐代子(ビジュアルコミュニケーションデザインコース2年生、香川県立高松工芸高等学校 出身)
谷 琴音(ビジュアルコミュニケーションコース2年生、高知県立岡豊高等学校 出身)
2019年2月20日 イベント
こんにちは。情報デザイン研究室です。
9日間に渡って開催されました、【卒業展2018】が無事終了いたしました。
たくさんの方にご来場いただき、学生、教職員共々本当に感謝しております!!!
誠にありがとうございました。
最終日には学食でクロージングパーティーが行われました。
会場はたくさんの学生や教職員で賑わっており、
様々な人の力を合わせて卒業展を開催することが出来たのだと感じることの出来る瞬間でもありました。
2/4に搬入がスタートし、2/18の搬出まで皆さん朝から晩まで本当によく頑張っていました。
疲れもたまっていたと思いますが、クロージングパーティーでは皆さんホッと安心した表情を見せ、
共に頑張った仲間や先生方とパーティーを楽しんでいる様子でした。
パーティーでは【同窓会特別賞】の授賞式も行われました。
情報デザイン学科からは情報デザインコースの木村菜穂子さんと、
イラストレーションコース の渡邉早貴さんが受賞者として表彰状を受け取り、
多くの方々から拍手をいただきました!
お二人ともおめでとうございます!!
4年間の集大成ともいえる卒業展を終え、皆さん様々な思いがあるかと思います。
今の気持ちを糧にして、春からの新たな一歩を踏み出してくださいね。
応援していますよ!
皆さん本当にお疲れ様でした。
スタッフ かつ
情報デザイン学科 KUAD BLOG 【卒業展2018】過去の記事はこちらから閲覧出来ます↓
【卒業展】2018年コース特別賞・ゲスト特別賞・同窓会特別賞 受賞者コメント
2019年2月17日 インタビュー
こんにちは、情報デザイン学科です。
早いもので、卒業展もいよいよ本日で最終日となってしまいました。
早速ですが、コース特別賞、ゲスト特別賞(平川健司特別賞、増田セバスチャン特別賞)、同窓会特別賞の
受賞者コメントをお届けいたします!
記載情報は以下の通りです。
氏名 | コース|作品タイトル|メディア | 展示場所
【コース特別賞】
鈴木 茉弓(すずき まゆみ)|情報デザインコース|A領域
【コース特別賞】
明治 緋奈子(めいじ ひなこ)|情報デザインコース|A領域
「Die Verwandlung」映像|智勇館 BR4F
【コメント】
受賞を聞いた時、私は常に人に活かされてるな、と思える瞬間でした。私の4年間は、敵わない人たちに囲まれて、自分がいかに何もないかを気づかされた日々でした。そんな自分がグレーゴル・ザムザと重なって、この作品を作りました。作品の質感、雰囲気など自分の描く世界観を具体化するために、たくさんの人が携わってくれました。絶対に一人では完成しなかった作品です。撮影中は、今まで味わったことのないくらい楽しい時間でした。言葉にはできません。だから、最初から最後まで見て頂けると嬉しいです。今後は、そんな人たちに、少しでも恩返しできるような場を作って、もっともっとスケールの大きなことをしていきたいです。
【コース特別賞・平川健司特別賞】
伊藤 瑞希(いとう みづき)|情報デザインコース|B領域|
「てんじってなんだってんじ?」|映像、インスタレーション|智勇館 BR3F
【コメント】
【コース特別賞・増田セバスチャン特別賞】
遠藤 真裕子(えんどう まゆこ)|イラストレーションコース|D領域|
「mark=311」|映像、立体、インスタレーション|智勇館 BR1F
【コメント】
賞をいただけて、とても嬉しかったです。正直何度も心が潰れて、展示するまで不安と恐怖でいっぱいでしたが、家族をはじめ、友人、先生が環境を作ってくれたおかげで作品が完成して、少しでも多くの人が私の作品に注目し私の作品に注目し評価して頂けたことはとても幸せです。
この作品は、自分で跡にする行為を行うということ。私の感情の上書きです。
制作期間はほぼ丸1年。2018年の3月11日に黙祷を終えた後すぐに始めました。
そして本当に自分のために制作しました。2011年の3月11日、私は被災し、家族、友人、町、全てを津波によって跡にされました。今までの私はこのことをただ悲しい思い出としていましたが、それだけではないということをずっと感じていました。それが「跡にされた悔しさ、怒り」だったと、記憶を整理していくうちに気づきました。乗り越えたいと思いました。
鑑賞者の方には、ただ私の感情をぶつけているので、伝えたいことは特にありません。好きに解釈して頂きたいです。
2011年、宮城にいて中学生だった私は、京都に来て芸大生になって、今年度からは東京に就職します。もし、気持ちがもう一段階登れたら、この作品を新しいかたちにさせてあげたいなと思います。
【同窓会特別賞】
木村 菜穂子(きむら なほこ)|情報デザインコース|C領域|「ご当地のおみやげ」|プロダクト|智勇館 BR4F
私が、東京に旅行した時に買ったお土産が大阪、更にネットに売っているのを見たときに、現在のお土産の価値ってなんだろう?と思ったのがきっかけです。そこから、お土産品としては成り立たない、すごくローカルなものこそ現代のお土産として相応しいのではないかと考え、その地域の人しか使わない、「指定ごみ袋」をトートバックとしてリメイクし、ご当地のお土産品として制作しました。一見、価値が無さそうなものでも視点を変えれば、また違う価値が生まれるということを頭のすみっこにおいて、見ていただければ嬉しいです。
【同窓会特別賞】
渡邉 早貴(わたなべ さき)|イラストレーションコース|D領域|「思い出せない数々」|
インスタレーション、イラストレーション、映像|智勇館 BR1F
【コメント】
受賞者のみなさん、おめでとうございます!
本日最終日の卒業展は18時まで開催しておりますので、ぜひご来場お待ちしております。
スタッフ ウコン
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京都造形芸術大学 卒業展/大学院 修了展
日程:2/9(土)〜2/17(日)
時間:10:00〜18:00
場所:京都造形芸術大学 瓜生山キャンパス
詳しくはこちらから→★
2/16(土)2/17(日)同時開催!オープンキャンパス
詳しくはこちらから→☆
2019年2月16日 イベント
こんにちは。情報デザイン研究室です。
先日、電通でエグゼクティブ・ディレクターをされている平川健司さんと、
情報デザイン学科の客員教授である増田セバスチャン先生をゲストにお迎えし、
【卒業展】情報デザイン学科講評会を行いました。
今回は、その際お二人から送られました「ゲスト特別賞」についてご紹介させていただきます!
平川健司特別賞に選ばれたのは、
情報デザインコース B領域の伊藤瑞希さん!
伊藤さんはコース特別賞とW受賞となりました。
記載情報は以下の通りです。
氏名 | コース|作品タイトル | 展示場所
【平川健司 特別賞】
情報デザインコース | 伊藤瑞希(いとう みづき) | てんじってなんだってんじ? |BR3F
【選評】
「点字識字率は10パーセント。
点字という日常的に目にし当たり前になっている存在に改めて光を当てた作品。
日常に潜む無関心を掘り起こす社会的課題の見える化とその解決をインスタレーションを活用して提案できている。」
平川健司
そして、増田セバスチャン先生より、
イラストレーションコース D領域 遠藤真裕子さんに特別賞が送られました。
遠藤さんもコース特別賞とW受賞です!!
【増田セバスチャン 特別賞】
イラストレーションコース | 遠藤真裕子(えんどう まゆこ) |mark=311 | BR1F
【選評】
「この作品が提示する、作って壊して、作ったものが壊されて、紡いだモノが絡まって…という、彼女がこの大学で過ごしていた”時間”そのものが展示されていたように思う。
イラストレーションをずっと勉強して、最後にこういった展示をするのは勇気がいるだろう。
しかし、彼女がこれから社会に出てから経験するであろう様々な試練みたいなものは、きっと、自分の気持ちに正直にやり切ったということで、ゆうに乗り越えられるはず。テクニックではなくその点を評価した。」 増田セバスチャン
伊藤さん、遠藤さん、本当におめでとうございます!
卒業展は明日17日(日)まで開催されています。ぜひとも実際に作品をご高覧いただけましたら幸いです。
みなさまのご来場、心よりお待ちしております。
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京都造形芸術大学 卒業展/大学院 修了展
日程:2/9(土)〜2/17(日)
時間:10:00〜18:00
場所:京都造形芸術大学 瓜生山キャンパス
詳しくはこちらから→★
2/16(土)2/17(日)同時開催!オープンキャンパス
詳しくはこちらから→☆
スタッフ かつ
2019年2月15日 インタビュー
こんにちは、情報デザイン学科です。卒業展も残るは後3日となりました。
本日は優秀賞を受賞した学生のコメントをご紹介します!
記載情報は以下の通りです。
氏名 | コース|作品タイトル|メディア | 展示場所
【優秀賞】
岡田 摩耶(おかだ まや)|情報デザインコース|「Jugendgedenken」|ミクストメディア|
智勇館BR2F
【コメント】
鈴木 光(すずき ひかり)|情報デザインコース|「NEW DOMAIN RE:SIGNAGE」|ミクストメディア|人間館NA4F
【コメント】
田口 郁実(たぐち いくみ)|イラストレーションコース「islands」|リソグラフ|智勇館BR1F
【コメント】
賞を頂けてとても驚きました。卒制では自分の好きなこと、やりたい事を存分にできたので、とても嬉しいです。
この作品を作ろうとしたきっかけは一年前くらいに昔の博物図譜に載っている植物や異国の人々の図を見てとても衝撃を受け、現実のものを描いているのにそうは思えないような独特な雰囲気がとても新鮮でこんな絵を描きたいなと思ったことです。
そして私は私の頭の中にあるいくつかの孤島を探検していくように絵描こうと思いislandsというタイトルを付けました。
自分の手で新しい不思議な世界を描くことはとても自由で気持ちが良かったです。リソグラフで作品を作ろうと決めたことは、昔から版画や印刷物がとても大好きで、リソグラフは機械で印刷するけど原理は孔版画なので、そこがとてもしっくりきたからです。
作品やzineは東京のhand saw pressというリソスタジオに10日間寝泊まりしながら全て自分で刷りました。
とても大変だったけど、インクの組み合わせや版の作り方を考えたり、自分で刷ることがとても面白く、楽しんで制作しました。
リソグラフの面白さや、私の描く不思議な世界を楽しんでほしいです。
優秀賞のみなさん、本当におめでとうございます!
まだご覧になっていない方は、ぜひ会場まで足をお運びください。
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京都造形芸術大学 卒業展/大学院 修了展
日程:2/9(土)〜2/17(日)
時間:10:00〜18:00
場所:京都造形芸術大学 瓜生山キャンパス
詳しくはこちらから→★
2/16(土)2/17(日)同時開催!オープンキャンパス
詳しくはこちらから→☆
スタッフ:ウコン
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