- 2019年5月14日
- イベント
春のOCレポート!【歴史遺産学科】
こんにちは。歴史遺産学科の副手です。
4月27日(土)、28日(日)に今年度初めての春のオープンキャンパスが開催されました!
2日間、たくさんの方がお越しくださり、大盛況でした!
今回はその様子についてご紹介いたします。
歴史遺産学科のブースでは、「陶芸の名品をつなぎ合わせて復元しよう」、
「世界最古の記録方法である拓本の体験」、「挽き抹茶自手前」などの3つのワークショップと
教員相談コーナー、実演コーナーを設けました。
「陶芸の名品をつなぎ合わせて復元しよう」ワークショップでは、
「遺物の接合」と呼ばれる考古学の仕事のひとつを体験するもので、生活資料の保存修復がご専門の
伊達仁美先生のご指導で、似ているパーツを集めつなぎ合わせていきました。
「世界最古の記録方法である拓本の体験」ワークショップでは、
考古学・文化的景観がご専門の杉本宏先生や、中世仏教史がご専門の坪井剛先生のご指導で、
古銭の実物を用いて写真でも読み取れない凹凸を和紙に記録する体験を行いました。
「挽き抹茶自手前」ワークショップでは石製の茶臼で抹茶を挽く体験と、
挽きたての抹茶を自ら点てて、味わっていただきました。
お茶の歴史は800年と長く、現在ではまちづくりの一環としても盛んに取り入れられています。
現在まで受け継がれてきた歴史をどのように伝えていくのか、ということについても
歴史遺産学科では考え、学んでいきます。
学生作品としては、昨年の3回生の演習授業で制作した「風神雷神図屏風のレリーフ」の展示を行いました。
これまでは伎楽面、雅楽面、能面といったお面を「脱活乾漆」という技法により復元制作してきましたが、
新たな試みとして脱活乾漆の技法を用いて、風神雷神図屏風の半立体化制作に取り組み、
その成果をみなさんにご覧いただきました。
相談コーナーでは、学科長の仲隆裕先生はじめ、専任教員が高校生のみなさんと
歴史遺産学科とはどんなことが学べるのか?学科の特色は?などじっくりお話しました。
学生スタッフはワークショップのレクチャーをしながら、学生生活や大学での学びについて
高校生のみなさんに紹介いたしました。とっても話がはずみ、楽しそうでしたね。
大学院生も古文書の修復を実演してくれました。修復に興味のある高校生のみなさんが、手元をじっくり観察しつつ、
装こう文化財がご専門の大林賢太郎先生のお話を熱心に聞いている姿が印象的でした。
また、文化財科学ご専門の増渕麻里耶先生と、金属の分析について実際に分析結果を見ながら、
金属の種類についてや研究について熱心にお話を聞いている方も。
歴史遺産学科のブースにお越しくださったみなさま、ありがとうございました!
次回のオープンキャンパスは6月9日(日)の1日体験入学オープンキャンパスです!
「体験入学」とあるとおり、歴史遺産学科の授業を実際に体験していただけます。
今回はフィールドワークで京都御所を実際に訪れ、京都の歴史や文化財の保存修復について学びましょう。
体験授業は午前と午後で1日最大2コースの授業を受けることが出来ますので、ご興味のある方、ぜひお申込みください!
お申し込みはこちらから!