- 2020年6月1日
- 日常風景
【歴史遺産学科】オンライン授業がスタートしました!
みなさんこんにちは。歴史遺産学科の副手です。
5月18日(月)より、前期授業が始まりました!
前期期間中はすべての授業がオンラインでの開講となり、日々さまざまな講義や演習が行われています。
歴史遺産学科では、新入生歓迎会や懇談会などをオンラインで開催し、
この新しい形態での授業にスムーズに取り組めるよう、学生・教職員ともに取り組んできました。
回を重ねるごとに徐々に慣れ、オンライン授業ならではの新しい取り組みも行われています。
その中でも今回は、3回生「歴史遺産プロジェクト演習Ⅱ」の増渕麻里耶先生の
演習授業の様子についてご紹介いたします。
この授業では「歴史文化領域」と「文化財保存修復領域」とに分かれ、2回生で学んだ基礎からさらに、
それぞれの領域に特化した内容を学びます。
増渕先生のご専門は「文化財科学」という文化財保存修復領域の分野です。
文化財の保存修復を行うためには、それぞれの文化財を形づくっている材料とその特性を知る必要があります。
今回は、水性インクの特性を知り、基礎的な分析方法を学ぶために、
ペーパークロマトグラフィーという方法で色素を分離する実験に取り組みました。
学生さんたちは各自の自宅から授業に参加します。
先生やクラスの仲間とはオンラインでつながり、まずは実験手順についてのレクチャーを受け、
その後各自の実験作業に取り組んでいきます。
書道で使う吸い取り紙とサインペン、という身近な道具だけでも、科学の実験が行えるのですね!
また実験中の空き時間には、「インクと絵具の違いとは何か?」という問いについて調べ、自分の考えをまとめます。
実験終了後にもう一度クラス全員で集まり、それぞれの調べたことや、
実験を行うなかで気付いたこと、考えたことについて発表します。
オンライン上でも意見交換や質疑応答が活発に行われています!
前期の間はなかなかみなさんと直接顔を合わせる機会はありませんが、
パソコンの画面を介してでみなさんとお会いし、このように手を動かしながら学ぶ演習授業を行っています!
今後、「バーチャル・フィールドワーク」など他の授業の様子についてもお届けいたします。
ぜひお楽しみに!