- 2020年7月15日
- 日常風景
可愛すぎるカメラのモックアップ出来ました!
こんにちは!クロステックデザインコース研究室です!
本日は秋山慶太先生の授業をご紹介します!
秋山先生のアイコン
秋山先生が担当してくださっている「クロステックデザイン応用Ⅰ」の授業では、fusion360 (設計ソフト)を使って自分の好きな既存のカメラを段ボールで再現していきます!授業を通して手を動かす試作、工作に慣れることで発想の幅を増やすことが狙いだそう。
今回は、画像から立体データを起こしていきます!
お手本として秋山先生が選んだのは昔懐かしのポラロイドカメラ。
fusionに画像データを読み込み、正面と側面の写真をつなぎ合わせます。
fusionに画像を読み込んだ様子。画像はamazon.co.jpより引用
現物と同じ大きさにするべく、カメラの寸法をリサーチしてデータをその大きさに合わせます。
パソコンを使って多角度からの画像を見ながら立体を再現していきます。カメラの構造をきちんと把握する事で一つ一つの部品や形の意味がしっかりと理解できます。
秋山先生は(10倍速ということもあってか)画像データを元にあっという間にモデリングしてしまいました!
次に、制作した立体モデルで展開図データを制作していきます。
展開図データを印刷してカットしたのが以下。
秋山先生は何度も「工作」と仰っていましたが、この「工作」、かなりワクワクします。
段ボールがサクサク切られていき、2時間ほどでダンボールのポラロイドカメラが出来上がりました。
素材感も含めこの上なく可愛い!
さて、次は学生さんの番です。
どんな物が出来上がったのかご覧ください!
2回生武内小春さん(福井県立若狭高等学校出身)のカメラ。元がLomographyというトイカメラ社のDiana Instant Squareを使用しているのですが、質感が変わったことで受ける印象がガラリと変化し重厚感まで感じてしまいます。
秋山先生のコメント:
レンズのディテールや特徴的なストロボなど、トイカメラの特徴が余すところなく表現されています!見ていて楽しくなるモックアップに仕上がっていますね。
2回生の江草采音さん(京都精華学園高等学校出身)が制作したCanonのEOS M3ミラーレスカメラ!
シャッターボタンの斜めになってる箇所もしっかり表現できていて芸が細かい。
秋山先生のコメント;
細かい部分まで非常に丁寧に作られているモックアップです。シャッターボタンとグリップ部分は製品ではかなり複雑な曲面になっていますが、それをリップルボードで表現可能な形に思い切ってアレンジしているのもセンスを感じます。
2回生の境田もなみさん(私立滋賀短期大学付属高等学校出身)のカメラ!Rolleiflex MiniDigi AF5.0 ブラック 24611。
秋山先生のコメント;
複雑で込みいった造形に正面から取り組んだ力作です!二眼レフ特有の部品など、作りながらそれぞれの意味を考えることができたのではないでしょうか?
2回生竹鼻健人君(私立佐久長聖高等学校出身)のカメラ。フランケ&ハイデッケ社のrolleiflex 2.8Cです!
細かな部品までしっかりと再現されておりかなり忠実に再現できていますね!
秋山先生のコメント:
こちらも二眼レフを細部まで作り込んだモックアップです。言うことなしの出来栄えで、ここまで来ると一つの作品のようですね。レンズ上部の細かいロゴも職人芸的に再現されていてびっくりしました。
そしてこちら!
2回生水野亮太君(福井県立敦賀高等学校出身)が選んだのは、まさかの監視カメラ!
(RD-CI501 4K800万画素 屋外用赤外線暗視型バレット型IPカメラ)
まずこのカメラを選ぶ学生のセンスが素晴らしい。
天井に実際くっついているのもかなりポイントが高いですね!
秋山先生のコメント:
「好きなカメラ、気になるカメラをトレースする」というお題で監視カメラを選び、実際に天井に取り付けた写真を送ってきたので思わず笑ってしまいました。みんながみんなこうである必要はありませんが、外しのセンスが絶妙ですね。
秋山先生はプロダクトデザインやそれに伴うソフトの使い方をメインに教えてくださっていますが、
ご自身もふしぎデザインという会社で現役のデザイナーとして活躍されています。
ポップで可愛らしいデザインが多いので是非サイトも覗いてみてください!
次回もまた先生や授業をご紹介いたしますのでお楽しみに!
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次回のオープンキャンパスはは8月2日(日)!
詳しい詳細は以下のリンクをチェックしてみてください!
- ● 8月2日(日) 【 仮想空間を使って新しいサービス・表現を考えよう!】 ●
近年、VRやARなどのXR領域の普及が進み、サービスから芸術分野まで広く使われています。
この体験授業では、この先身近な技術になるであろうXRを使い、どのような活用ができるか?という試作から活用法をデザインしていきます。
これからの社会でどんな夢を叶えることができるのか?体験のなかで技術の理解を深めていきます。
- ● 体験授業の開催時間 ●
<午前>10:30~12:00
<午後>13:30~15:00
※午前と午後の内容と開催時間の長さは同じです。
京都芸術大学クロステックデザインコース公式ページにクロステックデザインコースの授業内容が載ってます!
興味のある方はぜひそちらも覗いてみてくださいね!
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