アートプロデュースコース

アートプロデュース学科・ラジオブーム:第2弾  ラジオを企画した学生に話を聞こう!①

こんにちは、アートプロデュース学科(通称:ASP)の副手の原田です。

ASPで起こっているラジオブームをご紹介するシリーズ、今回は第2弾です。(第1弾はこちら

このブログを通して、アートプロデュース学科の学生たちの雰囲気や授業でどんなことを学び、どんな活動に繋がっているのかをお伝えできればと思います。

 

第2弾は、この春からラジオを企画し配信を続けている学生へインタビューしました。

今回は、「KIRADIO」を運営する4回生の吉良さんです

吉良さんは、アートプロデュース表現演習(ARTZONE)という授業の中で、現場ディレクターとして展覧会の企画・運営に携わったり、展示設営について学んできました。

現在就職活動真っ最中です。

ZOOMでのインタビューの様子。表情豊かに丁寧に答えてくれました。

ZOOMでのインタビューの様子。表情豊かに丁寧に答えてくれました。

 

研究室はリセットされる場所

 

吉良さんにとって大学の研究室は“くだらない会話が生まれる場所”、「家みたいな存在だった」そうです。授業が終わった後や空き時間には研究室に行き、そこには必ず誰かがいて、日頃のことや自身のことなどを、学年関係なく話していたのこと。

研究室は先生方も通りがかりますが、学生同士が気軽に話せ、しんどい時なども会話を通して、リセットされる場所だったそうです。

用事があって研究室に入ったのに、なぜか全然違うくだらない話題で話が盛り上がってしまい、ついつい話すぎちゃうなんてことがよく起こります。そのくだらなさ、ゆるいやりとりをオンライン上で作ることができないかと思ったそうです。

 

アートプロデュース学科の研究室の様子。

アートプロデュース学科の研究室の様子。

 

意識がちょっと発信する側に変わった

 

最近は、バラエティ番組をみる時、出演中の芸人と一緒になって必死で大喜利を考えるというエピソードを話してくれました。学科の授業では、授業を受けるだけでなく発信者側に立ち、場を回すことの難しさを知ったそうです。芸人が限られた時間の中で面白いことを言ったりする場面を見て、改めてそのすごさを感じるとのこと。

これまで楽しむ側としてテレビを見ていたのが、今は出演者と同じ立場になったつもりで一緒に考えるようになったそうです。「ラジオを自分で企画し、発信する経験を通じて、意識がちょっと発信する側に変わったからなのかな。」と発信する側への意識の変化について教えてくれました。

初めてラジオパーソナリティーを務めたASPTV(※)。

初めてラジオパーソナリティーを務めたASPTV(※)。

 

自分の苦手を克服

 

2年生で受講したARTZONE(※)の授業の中で、作家が実現したいことに対して、どうやったら形にできるかということは、よく考えていたので、発信することのサポート自体には慣れていたそうです。反対に、自分で何か問題に対して形にしていくことは苦手だったそう。この春、4年生になり、ゼミやラジオ配信を通して、自分から何かを話したりアクションを起こしたりすることに対して、苦手意識はなくなっていったと実感されていました。

就職活動中の面接の場面でも、準備していた質問とは違う質問が来ても、すぐに反応して話せたというエピソードを教えくれました。

「文章を作って話すことに対して成長したなっと自分でも思います。」と笑顔で答えてくれました。

授業で企画した展覧会の設営中の様子。

授業で企画した展覧会の設営中の様子。

 

最後にこのブログを読んでくれた方へ向けたメッセージをもらいました。

「コロナで自粛、ちょっとは解除し始めたとは思うんですけど、息苦しさを感じたりとか、しんどいなと思った時に聴いてください。」

 

ラジオを配信することが、アートプロデュース学科の授業を通して培われた「話す力」や「1つの事を色々な角度から考える思考力」のアウトプットの場になっていることが分かりました。

ぜひ、Kiradioをお聴きください👂

配信はこちらPodcast版

最新情報はKIRADIOTwitter   

 

 

※アートプロデュース表現演習(ARTZONE)

ASPで学べる3つの社会実装科目のうちの1つ。展覧会、ワークショップ、トークショー、鑑賞会、研究会など様々な企画を立案・実施し、アーティストや来館者と関わりながら学べる演習科目。

 

※ASPTV

コロナ禍の中で何かできることはないかと考え出された「アートプロデュース学科の教職員・学生による、教職員・学生のためのYutube番組」。現在は、学科の学生限定で不定期に配信している。

 

 

 

 

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8/2(日)「アートプロデュース超入門」

 

概要

「アートの現場では必ず行われるのに、高校までの美術で出会うことがない「アートプロデュース」の世界。この授業では、高校生が知らないアートプロデュースの世界とその魅力を、ワークを通して理解します。将来、アートの現場で仕事をする人にはジャンルを問わず必要な、プロデュースの視点を知る超入門授業。」

アートプロデュース学科ならではの体験ができるプログラムとなっています。

みなさまの参加お待ちしております。

   

詳細はこちら

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