文芸表現学科

1日体験入学「ショート・ショートを書こう」へのご参加、ありがとうございました!

82日(日)に開催した体験授業「ショート・ショートを書こう」。

おかげさまで無事に終えることができました。

ご参加いただいた人数は過去最高で、アンケートには嬉しいご感想も。

急遽、対面授業がなくなり、全てオンラインでの開催となり、どうなるのかハラハラしていたのですが、いただいた感想から、みなさんに文芸表現学科の授業を楽しんでいただけたということを感じられて、ほっとしています。

 

 

みなさんにお届けした授業「ショート・ショートを書こう」は90分間の授業でした。

長いようで短い時間でしたね。

「文芸表現学科の授業を存分に楽しんでいただきたい!」と内容を圧縮してお送りしたので、もしかするとあっという間の時間だったかもしれません。

そんな方向けに、授業のまとめを届けいたします。

夏休みに、復習として、または息抜きとして、よろしければご覧ください◎

 

 

 

 

体験授業『ショート・ショートを書こう』まとめ

授業担当:山田隆道先生

在校生スタッフ:向坪さん(2年生)、大隅くん(3年生)

授業総括:河田学先生(学科長)

授業後講評・合評:辻井南青紀先生、中村純先生、江南亜美子先生、木村俊介先生

受講生:みなさん

 

 

POINT 01「ショート・ショートを読んでみよう!」

ショート・ショートとは短い小説(フィクション)のこと。

とても短い物語作品とは、どんな表現や構成で紡がれているのか。

具体的に理解するには、見本となる作品を読んでみるのが一番です。

今回の授業では山田先生に、『笑うな』(著・筒井康隆)より「正義」というショート・ショートをご紹介いただき、皆さんと物語を読み解いていきました。

 

 

POINT 02「感想を話し合おう!」

「読んでみて、どう感じたかな?」と問いかける山田先生に、皆さんの手が次々に上がりました。

800字程で書かれた小説ですが、一人の男の一生が描かれています。

そこから面白かったところ、心に引っかかったところ、驚いたところ等々。

皆さんが思い想いに感想を述べていく様子に、山田先生は「感想を話すということは、創作(書くこと)に繋がるんだよ」と嬉しそうにコメントされていました。

また、皆さんの感想を踏まえて、そもそも物語の本質は「主人公に困難を与えること」と、「正義」の解説とともに、物語創作のヒントを教えてくださいました。

 

 

POINT 03「思いっきり、書こう!」

執筆時間は40分間。

前回の「エッセイを書こう」と同様、真剣に、時に悩みながら執筆する皆さんが、静かに画面上に写っていました。

その中には、在校生の向坪さん(2年生)と大隅くん(3年生)の2人の姿も◎

 

 

POINT 04「合評をしよう!」

主人公が授業中に宇宙人からのテレパシーを受け取ったところから物語がはじまる『公園の宇宙人』。作者の向坪さんに朗読してもらいました。

主人公が授業中に宇宙人からのテレパシーを受け取ったところから物語がはじまる『公園の宇宙人』。作者の向坪さんに朗読してもらいました。

午前・午後の部ともに、作品を書き上げた方がちらほら(すごい)。

書き上げた人のなかには、在校生の向坪さんと大隅くんもいました。

今回は、在校生はどんな作品を書き上げるのか、創作の際に気をつけていること、入学後の文章表現の変化について、在校生の作品を合評することになりました。

午前には大隅くんの、テスト前に「今回こそは!」と勇んで勉強をしようとする主人公を描いた『勉強』を。

午後には、向坪さんの『公園の宇宙人』を合評しました。

受講生の皆さんからの意見や感想を聞いた2人。

 

大隅くんは「作品を皆さんに受け取ってもらえるか不安だったけれど、好意的に受け取ってもらえて安心した」とホッとした様子でした。

そして、入学前から現在の変化について「入学前も時々、書いていたけれど、大学に入って本格的に書くことを学び、実践してきて、入学前より少しは上達したのかなと思っています」とも話してくれました。

 

向坪さんの作品は、日常に宇宙人が現れ交流をするという「日常と非日常の共存がすごい」といった感想が多く出ました。

どんなときにアイディアが浮かんだのか。

山田先生の問いかけに「高校生のときに、暇な授業があって『いま宇宙人が来たら、おもしろいだろうなぁ』と思ったことがあったので、今回書いてみました」と、ふとした日常でアイディアが浮かぶことを話してくれました。

 

 

POINT 05「先生に講評をしてもらおう!」

江南亜美子先生と、お互いの作品を読み解き合い、創作の刺激となって「楽しい」と話してくれた受講生の三人。

江南亜美子先生と、お互いの作品を読み解き合い、創作の刺激となって「楽しい」と話してくれた受講生3人。

今回も授業後に、書き上げた作品の講評を希望される方に向けて、ブレイクアウトルームを開設し、各先生と一緒に少人数で合評を行いました。

書評家の江南先生がご担当されていた部屋では、3人中2人はSF作品、1人は恋愛作品を発表されていて、どれも完成度が高く、江南先生の作品分析も併せて、創作意欲が更に刺激されていたようです。

 

 

以上、「ショート・ショートを書こう」の振り返りでした◎

 

 

作品を書き上げ方は、ご自身が生み出した物語を、ぜひ夏休みに読み返して推敲をしてみてくださいね。

または新作執筆もぜひ。

途中までの方は、よろしければ次回829日、30日のオープンキャンパスまでに書いてみてください。

 

次回のオープンキャンパスでも、皆さんの作品を先生方が読んでくださいますよ◎

 

 

 

 

授業の感想には、

絶対に入学して、この先生のもとで学んでやる!と思いました。

文芸表現学科に入りたい気持ちがますます大きくなりました。

など、文芸表現学科に入学を希望してくださっている、とても嬉しいご感想がありました。

 

そんな皆さんに、8月10日に配信される「<見るだけ入試対策>関西の芸術大学の総合型選抜必勝法」と、

829日、30日に開催する「進路選び本番! 夏のオープンキャンパス」ご紹介します。

また皆さんと会い出来ること、学科一同、心よりお待ちしております◎

 

 

<見るだけ入試対策>関西の芸術大学の総合型選抜必勝法

mirudake
公開日時:8月10日(月・祝)終日
配信:YouTubeにて当日限定公開
視聴対象者:LINEのお友達限定公開

詳細:https://www.kyoto-art.ac.jp/opencampus/news/101

 

 

進路選び本番! 夏のオープンキャンパス

200829-30OC

3年生・受験生は夏の入試対策! 1・2年生は芸術の楽しさにふれてみよう!
体験授業&教員相談会、入試対策講座など盛りだくさん!

 

全て【オンラインのみ】で実施いたします。
*緊急の追加企画として、オンラインでの体験授業・教員との相談会をオンラインで実施します。
*事前予約制・定員制といたします。

 

開催期間:8月29日(土),30日(日)
開催時間:10:00-17:00
実施形態:オンライン(Zoom)開催
体感授業:10:20〜12:00
8月29日(土)「エッセイを書こう」
8月30日(日)「ショート・ショートを書こう」
準備物:筆記用具、ノート
以前のオープンキャンパスと同じ授業を行います。

すでに参加した皆さんは、ぜひ普段書いている作品や、「BUNGEI WORKBOOK」に取り組んだ原稿をもって、午後の個別相談にご参加ください◎
詳細:https://www.kyoto-art.ac.jp/opencampus/oc08-29_08-30/

 

 

 

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