日本画コース

【日本画】3年生~50号以上の制作‼~

日本画3年生の第2課題は50号以上のプレ卒制でした。

6/23(水)にブースを回っての講評が行われました。

今回は山田先生に加わってもらいましたので、ちょっとみんな

緊張していましたね。

 

前回の花の細密の課題が10号で、そろそろ卒業制作に向けて

ギアーを入れ直す意味でも50号以上という設定はちょうど良かったようです。大下図に向き合う学生の姿には成長が感じられ、

各々のテーマをしっかりと定着していました。

風化した墓地を描いた作品は、苔むした階段と石碑を上手く構図して不思議な世界へと誘ってくれます。

色彩感覚が優れています。

 

鯉のぼりからヒントを得て画面構成した作品は、コントラストと色の対比が鮮烈でインパクトがありました。

 

外国の神話から発想した木炭ドローイングと水墨表現は、そのトリミングの上手さが光りました。

 

板に直接描いた作品は木の根や植物が動物と同化していくようなロマンティックな表現が不思議でした。

 

もうすぐ夏!まだ泳ぐには早いですが足を入れると冷たい。そんな雰囲気を描いた海岸の大作。

 

光琳の杜若(カキツバタ)屏風から写生とデザインを考えた作品はどこまで長くなっていくのかな?

 

お腹の調子に悩みながらネガティヴな要素をポジティヴに昇華させた意欲作。

 

杜若とメダカの共演。伝統的な日本画のモチーフには先日京都開催田中一村展の作品からヒントを得ての制作とみたが……

忘れかけた大切な思い出から着物の発想を取り戻す意欲作。

 

鴨川の写生から故郷の川を想起させた自然への憧れ。

 

鳥と人間の共生はどこまで続いていくのでしょう。

 

 

今回は特に大下図で自身と向き合うことができたのだと思います。
次のモノクローム(墨表現)も大いに期待したいと思います。

 

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