- 2021年8月19日
- 日常風景
学内で能楽の発表会! ー夏休みだからこそ前期授業レポート1ー
こんにちは。日本の伝統文化を幅広く学んでいく基礎美術コースです。
現在大学は夏休み期間中です。基礎美術コースの授業は行われていませんが、この時期だからこそ前期の授業内容でまだブログにアップできていなかったものをご紹介していこうと思います。
最初にご紹介するのは1年生と3年生の能楽の授業の最終の発表会の内容です。
基礎美術コースでは1年生と3年生が同じ時間に能楽の授業を行なっています。能楽とは日本の伝統芸能で「舞い」と呼ばれるダンスパート、「謡(うたい)」と呼ばれる声楽パート、それからお囃子(おはやし)と呼ばれる楽器パートからなる総合芸術です。西洋のオペラやミュージカルに似ている部分もあるかもしれません。
この授業の中では1年生も3年生も「仕舞(しまい)」(ダンスパートの一番盛り上がる部分を切り取ったもの)と「謡(うたい)」の両方を実習として学んでいきます。
特に1年生は能楽の経験は初めて。立ち方、座り方(留学生もいるので正座が難しい学生もいます)や能楽独特の歩き方さえ最初は分からない学生が5週間をかけて謡って舞えるようになっていきます。
少し前のことですが7月28日は最終授業の日ということでこの日はグループを組んで発表会を行いました。
1年生は謡の演目が「橋弁慶」、仕舞の演目が「鶴亀」です。
3年生は謡が「土蜘蛛」、仕舞が「吉野天人」でした。もちろん3年生に科された演目の方が高度な内容です。
1年生は1年生なりに、3年生は一度経験しているのでその経験を踏まえて、しっかりと成果を発表していました。
今年は特にみんなが頑張ったみたいで担当した能楽師の前田和子先生と河村浩太郎先生も「皆さん今年は出来栄えが良いので点数をつけるのが本当に悩ましい」とおっしゃってくださいました。
基礎美術コースのカリキュラムの面白いところはものを作ることだけでなく、能楽を含めた幅広い伝統文化を学ぶこと。こうして得られた本物の教養があるからこそ高学年になってからの自主制作の時に面白い作品ができてきます。
➡️過去の基礎美術コースの能楽の授業に関しては以下のブログでも読むことができます。
・本物の能舞台でお稽古 ー山本能楽堂に学外演習に行きました!ー
【要注意】今週末(8/28・29)に予定されている体験授業型オープンキャンパスにつきまして、変更点があります。
以下のサイトをよく確認した上でのご参加をお願いします。安全なオープンキャンパスの運営のため皆様ぜひご協力ください。
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このブログを読んで基礎美術コースに興味を持ってくださった高校生の方に朗報!
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基礎美術コースでは「昔の日本の絵をもっと深く知ろう!〜あの名作に勝手に新しいタイトルをつけてみよう~」と題して、日本の伝統について楽しく学んでいきます。
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