- 2021年8月20日
- 日常風景
妖怪のクモの糸を投げてみた!! ー夏休みだからこそ前期授業レポート2ー ※Gが苦手な人はこの投稿は要注意です。
こんにちは。日本の伝統文化を幅広く学んでいく基礎美術コースです。
現在大学は夏休み期間中です。基礎美術コースの授業は行われていませんが、この時期だからこそ前期の授業内容でまだブログにアップできていなかったものをご紹介していこうと思います、というシリーズの第2弾です!
今回も能楽の授業の話題です。
基礎美術コースでは前期の最終授業として1年生と3年生が能楽の授業を行なっています。
3年生はその中で「土蜘蛛」という演目を学びます。この「土蜘蛛」という演目、夏のこの季節にふさわしく、大きなクモの妖怪の話です。
(※本当は単純な妖怪物語ではなくバックグランドにもっと別の話があるのですが、それは基礎美術コースに入ってから授業を受けて学んでください。)
この土蜘蛛という妖怪、日本では昔からかなり恐ろしく、そしてキモい描かれ方をしてきました。大きいだけではなくて顔もなんだか昆虫のクモとは違っています。。。よく見ると周りにいるやや小さめのヤツラもなかなかキモいですね。。。(※Gが苦手な人はこの下の写真は要注意です)
お腹を切ったところから沢山の頭蓋骨が出ているのもかなりのキモポイントです。(退治している人はなぜか無表情なのも怖い。。。)
※画像は「土蜘蛛草子」Wikipediaより
絵巻物の中ではこんな描かれ方をしている土蜘蛛ですが、能楽の舞台上ではこんな感じ。
※画像は能の授業を担当してくださっている前田先生と河村先生も出演した能の公演のフライヤーより
絵巻物よりは少しキモさは薄まっていますが、恐ろしい感じは残っていますね。そしてフライヤーをよく見ていただくと手からクモの糸を投げています。
例年はこの授業の中でこの土蜘蛛の舞をグループで発表するのですが、どうしても演目上声を出しながら他の人と接近してしまうので(土蜘蛛の妖怪役と土蜘蛛退治をする源頼光役の人が近くで刀を切り結ぶ)今年の発表は別の演目になりました。
その代わりに、授業中にこの土蜘蛛の糸を投げる機会を先生が作ってくださいました〜。
実はこのクモの糸、思っている以上にきれいに糸を飛ばすのが難しいのですが、学生たちはすごく上手に投げていました〜。
ストイックな能楽の授業の中で少し気分転換になったひとときでした。
➡️過去の基礎美術コースの能楽の授業に関しては以下のブログでも読むことができます。
・本物の能舞台でお稽古 ー山本能楽堂に学外演習に行きました!ー
【要注意】今週末(8/28・29)に予定されている体験授業型オープンキャンパスにつきまして、変更点があります。
以下のサイトをよく確認した上でのご参加をお願いします。安全なオープンキャンパスの運営のため皆様ぜひご協力ください。
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このブログを読んで基礎美術コースに興味を持ってくださった高校生の方に朗報!
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