文芸表現学科

ねぶた制作を通して【学生ブログライターによる執筆】

こんにちは、文芸表現学科です!

 

 

学生ブロガーの工藤鈴音です。

 

突然ですが、皆さん「神は細部に宿る」という言葉をご存知ですか?

この夏行われた授業、マンデイプロジェクトの集大成、瓜生山ねぶたの制作を通して、私はこの言葉の意味を痛感しました。

今回はそのねぶた制作について、体験も交えてお伝えしたいと思います。

 

ねぶた制作が行われるマンデイプロジェクトは1,2年生が受講する芸術の基礎を身に付けるための授業です。学年、学科、コースがシャッフルされ、1クラス40人程度、全20クラスに分けられ、課題に取り組みます。その名の通りマンデイ(月曜日)に授業が行われ、夏期集中(夏休みの間の約二週間)を利用して実際にねぶた制作が行われます。

お披露目となるのは、大瓜生山祭。今年度は、9月18日、19日の実施になりました。

 

一週間に一度顔を合わせる仲間とはいえ、コロナウィルス感染対策のため、オンラインと対面に分かれて行う授業が多く、はじめはなかなか上手くコミュニケーションがとれずにいました。

そんな中、ねぶたのテーマが発表されました。今年のテーマは「SDGs」。それぞれがテーマを自分によせて話し合いました。友人の進学のこと、ランドセルの色のこと、飲み水のこと。真剣に話し合いを重ねるうちに次第に団結力が生まれていきました。

どんなに細かい事項を決定する際も「これでいいですか?」とリーダーがなげかけ、一人でもNOと答えた人がいれば、再び全員で考え直す。客観的に見れば、面倒なことをしているように思えるかもしれません。しかし、誰一人妥協を許さない。そんな姿勢によって、私たちのクラスの「鳳凰」という唯一無二の生き物は生み出されました。

 

 

制作の工程としては、まず初めに木組みをつくり、その上から輪郭となる針金を張り巡らせ、照明の位置を決めます。

木組みはねぶた全体を支える役目があるので、一ミリもずれがないよう正確に。針金はねぶたのビジュアルを決めるものなので、太さによって使い分け、全体のバランスと美しさを常に追求しながら作りました。照明については制作期間中に講習を受けた照明班が点灯時の光の広がりを考慮しながら取り付けました。

 

 

また、最後の和紙貼りは障子のように大きな枠に対して一枚の和紙を張るのではなく、小さな枠を和紙で縁取り、その線に沿って一枚一枚切り貼りをしました。部位によっては、和紙を重ねて濃淡をだしたり、わざとシワをつけて貼ったりもしました。

 

 

私は主に「鳳凰」の羽づくりを担当しました。和紙に下書きの線が残らないように、丁寧に。でも、スピーディーに。「神は細部に宿る」から。大事な卵を守る鳳凰のその両腕に羽が付けられたとき、その美しさに思わず息をのみました。

 

 

点灯式の際は、クラス分の1,鳳凰分の1としてそこにいる自分が、仲間が、誇らしく思えてたまらなかったのを覚えています。

 

 

鳳凰の隣でひかる小さなねぶた、キャプションねぶたにもこだわりました。

「鳳凰は十人十色のまなざしを抱いた」

この言葉は文芸表現学科2回生の榮野川文樺さんが考えてくださった言葉です。このようにそれぞれが得意分野を生かして、一つの作品を作り上げることが出来ました。

 

きっと、これから文章を書いていくうえでも、一匹の鳳凰の存在が支えになってゆくのではないかと思います。

 

 

 

 

(学科ブログライター 1年生・工藤鈴音)

 

 

 

 

 

そのほかクラスの制作風景や、受賞作については、こちら↓からご覧いただけます。

https://uryu-tsushin.kyoto-art.ac.jp/detail/890

 

 

 

 

 

 

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