文芸表現学科

学生作品展のことばたち【学生ブログライターによる執筆】

こんにちは、文芸表現学科です!

 

 

先日9月18日(土)・19日(日)に開催された学生作品展のようすを、文芸表現学科1回生、学科ブロガーの中島がお伝えします。

 

 

この作品展では毎年、各学科の3回生による作品が展示されます。

 

文芸表現学科で展示されていたのは、「『ことば』による表現の可能性を、それぞれの形で追求した作品」。そのジャンルは小説、詩、エッセイ、脚本など実にさまざまでした。

 

 

 

一人ひとりの作品と、込められた想いや読者へのメッセージが書かれたパネルが置かれていて、来た人は自由に読むことができます。会場には静かに本のページを捲っている人や、展示されている作品について語り合っている人などがいました。

 

 

たくさんの作品があるなかで、特に気になったものをご紹介します。

 

 

 

 

作品展に来てまず目に入ったのが、こちらの「蒼汰」と書かれたうちわ。

田中澪さんの小説「I_Doll」と、その世界観を表現した展示です。

 

アイドルを追いかける女の子のお話で、前期の合評会にも選出されていました。

「ヲタク」として悩みながら奮闘するようすが生き生きと描かれているので、「推し」がいる方はもちろんのこと、あまり詳しくない人でも楽しめる作品だと思います。うちわの他にも、ペンライトやライブチケットなど作中で登場するアイテムが並べられていました。

 

 

田中さんの作品が選出された合評会についてのブログも、ぜひご覧ください!

初めての「合評会」に参加して【学生ブログライターによる執筆】

前期合評会が開催されました。

 

 

次に目に留まったのが、インパクトのあるこちらの表紙。

古志宗鎮さんの「ラーメン食って自固まる」です。

 

 

「この大学に来た理由の半分が 『ラーメン屋』が多いからだ」という古志さん。

ラーメンを食べることに焦点を当てたエッセイ作品集で、読むだけで熱気や匂いが伝わってくるような臨場感のある文章に、並々ならぬラーメン愛を感じました。

 

 

 

こちらは表紙のイラストが素敵な、朝倉みなみさんの「わがままで歌う」。

若者のひりひりとした感覚が鮮明に描かれた、美しい短編集です。

 

 

この作品は文章だけでなく、製本もご自身で手掛けたそう。

こだわりのひとつが紙の色で、目が疲れないように少し黄色みがかったものを選んだそうです。徹底して読者を意識した作品づくりに、とても感動しました。

 

 

また、本以外の方法で表現されている方もいらっしゃいました。

 

 

向坪のどかさんの作品「おひとつどうぞ」。

テーブルクロス、ケーキスタンド、キャンディ……。

まるでお茶会のような雰囲気ですが、よく見るとさまざまな仕掛けが。

 

 

こちらのキャンディの中身は、なんと小説。

自然と想像が広がる、素敵な物語が包まれていました。色や柄によって文章も異なるそうで、すべてが大吉のおみくじを引いた気分です。

 

 

さらにケーキスタンドにはカラフルな短編小説が、グラスの下に敷いてあるコースターと箱の中には詩がありました。穏やかな生活が再現された場所で、宝探しのようにことばを見つけるのはとてもおもしろく、向坪さんの作品の魅力が最大限に発揮されていると感じました。文芸作品の表現方法は、本だけではないんですね。

 

 

紹介しきれなかった作品もほんとうに魅力的で、3回生の方々が大学で日々培ってきた技術や努力が詰まっていました。今回の作品展で刺激を受けて、こんな作品を生み出したい!と思ったのは私だけではないはずです。素敵なことばに溢れた空間でした。

 

 

 

 

(学生ブログライター 1年・中島明日香)

 

 

 

 

 

 

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