- 2022年2月11日
- 日常風景
【卒業展】表彰式の様子、受賞者のコメントをご紹介!
こんにちは。
クロステックデザインコースです!
2/5(土)から京都芸術大学では、卒業展が開催されております。
来場の際には事前予約が必要ですので、詳細はこちらからご確認ください。
今回は、先日行われた卒業展でのクロステックデザインコース表彰式の様子と、受賞者それぞれのコメントをご紹介します!
軽部先生より、各受賞者の発表から始まりました。
そして、一人ずつ受賞のコメントをしてもらいました。
「最後まで頑張ってやったことが報われたように思います」と、うるうる涙目の遠藤さん
各担当の先生からも一言ずつ。
最後に、4年間共に過ごしてきた学生たちへ、小笠原先生・軽部先生から一言。
受賞された皆さん、おめでとうございます!
賞状はまた後日お渡ししますね。
ここからは、各賞の学生よりそれぞれコメントをもらいました。
【学長賞】浅田 優月さん(京都府立嵯峨野高等学校出身)
「hitoma workshop」
コメント
「入学する前に、この大学っていろんな学科があっていいな、と思ってたんです。ファッションを勉強している人、写真を勉強している人、身体表現を勉強している人、彫刻を勉強している人、建築を勉強している人。せっかく色んな人がいて、色んな作品が作られている状況だから、それらが何か互いに影響し合うような何か交差するような場所があったら面白そうだなと思っていました。
hitoma workshopという場所をつくったことによって、その部分では達成できたと思いました。3名の4回生の卒業制作に、3種類の方法で関わらせていただきました。制作場所の提供。3DCGの制作。そして、映画制作の一員として。どれも、私一人の働きでは完成しないものを、「ともにつくる」ことができました。
それによって感じたのが、「学科を超えて」という言葉に内包されている「境界線」というものが、非常に曖昧であるということでした。授業の具体的な内容や、専門的な分野で使われる用語にもちろん違いはありますが、根本的なところで「これって同じじゃない?」と思ったことが何度もありました。じゃあそれが具体的に何なのかというのをわかりやすく人に伝えられるところまで、今回の卒展でやりきれておらず、そこがとても悔しいです。しかし、今回「見えないところで繋がっている」ということを発見できたこの体験が、今後の活動のエネルギーになりうると感じています。
この度は名誉ある賞をいただきありがとうございました。卒業展を通して、hitoma workshopという場をともにつくってくださった多くの方々に、改めて感謝の思いを伝えたいと思います。今後もhitoma workshopをよろしくお願いします。これからの出会いも、とても楽しみにしています。」
浅田さんは3回生時に「株式会社hitoma」を起業しています。
hitomaについて、後日ブログにて紹介する予定ですので、乞うご期待!
hitoma workshop:https://hitoma-workshop.studio.site/
【優秀賞】劉 威宏くん(中国・寧波市至誠高等学校出身)
「Re.Khop Coffee」
コメント
「この度、優秀賞を頂きありがとうございます。
まさか自分が優秀賞の受賞者に選ばれるとは思っていませんでした。すごく嬉しかったです。
今回の卒業制作のテーマは「Re.Khop Coffee」です。「Khop Coffee」はカップをひっくり返すという、独特の淹れ方が特徴的なインドネシア発祥のコーヒー文化です。その魅力を広げるために、今回は飲み方を改善したリデザインを行いました。
クロステックデザインコース四年間の中で企画を構想したり、モノを作ったり、自主デザインプロジェクトを設立したり、様々なことをやりました。もちろんそれら全てが順調だったという訳ではありません。悩んだ時にアドバイスをくれた先生や友人に心から感謝をしています。助けてくれた人たちがいて、今の私がいます。これからも先生の教えを忘れずにデザイン領域でもっと頑張り続けたいと思います。」
卒業後は、京都芸術大学大学院デザイン領域に進学予定の劉くん。
今後の活躍も期待しています!
【奨励賞】髙島 草太くん(兵庫県立姫路南高等学校出身)
「四条通交差点横断療法」
コメント
「今回の作品はとても個人的な経験より生まれた抽象的なものなので、クロステックデザインコース1期生として目指すべき姿から少し離れてしまったような気がしています。ですが、そんな抽象的なものをどのように伝えれば受け手に理解してもらえるのかといったようなプロセスは、これまで4年間、プレゼンやブランドデザインの授業の中で学んできたことから活かせたのかなと思いました。」
たくさん悩んでいたと思いますが、最後には靴を作ることが自分を救うことになったのではと思います。靴はいざという時のために、取っておいてくださいね。
【奨励賞】岡 知輝くん(福井県立若狭高等学校出身)
「還元的聴取空間設計」
コメント
「作品を制作している時よりも完成して数日経ってからの方が気づくことが沢山ありました。もっと自分と向き合い続けることが出来たらいいなと思います。」
望天館1Fではなく、大学構内から離れた場所にある有終館で展示をしています。
作り終えた後でも、音に向き合い・考えを巡らせていました。
有終館まで足を運んでいない方は、ぜひ訪れてみて下さいね。(少しずつ変化しています)
▼有終館への行き方はこちら
https://twitter.com/xtechdesign/status/1489962951692152835?s=20&t=LqBYrTWKt3GjfoyrT2xhMw
【奨励賞】倉石 桂くん(香川県立善通寺第一高校出身)
「動く陶芸」
コメント
「自分自身、奨励賞を貰うなんて思ってなかったです。卒業制作自体初めてだったし自分たちは1期生だったので、先輩にも聞けないし、何作ればいいんだろうとか思っていました。自分なりには興味あることをやってきたつもりだったんですけど、浅く広くって感じで、正直4年間でちゃんと自分の作品と呼べるものは、この卒業制作でできたものが初めてでした。でもそういった環境だったからこそ出来上がった作品なのかなって思ってます。今思えばすごい人や大勢の人に助けられて来たんだなって思いました。」
自分の展示を設営し終えた後、他の人の展示設営をたくさん手伝ってくれていました。
最後の最後まで同級生を助けてくれていた姿がとても頼もしかったです。感謝!
【同窓会特別賞】遠藤 和奏さん(大阪産業大学附属高等学校出身)
「クロステックデザインコース学生メディア『何者でもなかった私たちは何者になったのか。』」
コメント
「妥協せずに納得いくまで卒業制作をやり遂げることをゴールとしていたので、賞を頂けると思っていなくて名前を呼ばれたときは凄く驚きました。授賞式が終わったとき、ジワジワと嬉しさが沸き上がりすぐに両親に連絡をしました。選んで頂いてありがとうございます。
取材を承諾してくれた一期生や、膨大な量の文字起こしを手伝ってくれた後輩、ゼミの夏目先生、他にも沢山の人に協力して貰って出来た卒業制作です。本当にありがとうございます。
4年生の9月頃まで、インスタレーション作品のような今と全く違う内容で進めていました。ああでもないこうでもないと、本当にやりたいことが何かと考えた時に、今までしていた人のコラムを書いたりコースのブログを書いたりしていた時のことを思い出し、自分にはこれしかないなと思い、現在の卒業制作になりました。
制作中、辛いことばかりだったのですが、クロステックの卒制を見た後輩が「行き着く先がみんなバラバラで、どう進んでもいいよって言われてる感じがした。卒制が集大成というよりも、先に続く通過点のような、飾らない形が私は好きでした。」と言ってくれて本当に卒業制作をこのテーマでやっててよかったなと思いました。色んな後輩から嬉しいメッセージを頂いて、そう思ってくれている人がいるだけで悩んでた全ての時間が報われました。
賞を頂けたことで、これからも自分にしか書けない文章で、人やコトを広め続けられる自信になりました。これからも精進します。」
遠藤さんが今回取り組んだ卒業制作を発信したものとして、クロステックデザインコース公式Instagramからもご覧いただけます。
コースの中でもひときわ大きな什器を作り、最後までどんな風に見てもらおうか、毎日遅くまで悩んでいた遠藤さん。
1期生一人一人と向き合った時間を大切にし、それを人にちゃんと伝えたい・届けたいという思いが形になった展示です。
この卒業制作をきっかけに、遠藤さんがこれからどんなことを作り・どのような人たちに向けて届けていくのか、いつか遠藤さんが紡ぎ出す言葉をまた読める日がくることを楽しみにしています。
今回、6名の受賞者をご紹介しました。
もちろんそれぞれの受賞は喜ばしいことではありますが、賞をもらえたからすごいということではなく、他の制作物・展示でも4年生が1年をかけて取り組んだものです。
展示搬入の期間中にもどんな展示にしたらいいか真剣に考え、作ってはやり直してを何度も繰り返しながら、開催直前の最後まで見せ方を工夫していた学生を多く見ました。
今回名前が挙がった学生たち以外の展示も、ぜひ見てもらいたいなと思います。
この4年生は、クロステックデザインコース1期生として前例がない中、迷いながらもコースの先頭を走ってくれました。そして、その後に続く後輩たちの道を切り開いてくれました。
賞をもらっても・もらっていなくても、4年生全員最後までよく頑張ったと思います。
展示期間中は4年生も会場にいたりしますので、来場の際には良ければ声を掛けて話を聞いてみてくださいね。
卒業展は、今週末2/13(日)まで開催しております。
2/12(土)、2/13(日)はオープンキャンパスも開催します!
卒業展・オープンキャンパスともに事前予約が必要ですので、下記のお知らせやリンクから詳細をご確認ください。
ぜひ足をお運びください!皆様のお越しをお待ちしております!
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卒展オープンキャンパス開催!
2021年度 京都芸術大学卒業展・大学院修了展が2月5日(土) ~ 2月13日(日)に開催。
その期間中の2/12(土)・2/13(日)の2日間にオープンキャンパスを実施します!
大学全体説明会を聞いて、気になるコースの卒業作品を見学することができます。
クロステックデザインコースは、今年の4年生が初めての卒業生。
それぞれ自分の興味のあることに取り組んでいる様子が見ることができるかと思います。
オープンキャンパスは、事前予約制・先着順です!
定員に達し次第受付終了となりますので、お早めにお申し込みください。
開催日時:2月5日(土) ~ 2月13日(日) 10:00~17:00
入退場 :事前予約制・入場無料(※在学生・教職員は予約不要)
会場 :京都芸術大学 京都・瓜生山キャンパス
事前予約には、「卒業展 一般来場予約」と「高校生・受験生対象 オープンキャンパス来場予約」の2つがあります。
予約の際には、お間違えのないようご注意ください。
<開催にあたって>
・卒業展のご来場には事前予約が必要です。
予約受付サイトは、卒業展・修了展公式サイトにて1月中旬以降に公開予定です。
・今後の状況によっては、開催内容の変更や開催中止となる場合がございます。最新の情報は卒業展・修了展公式サイトに掲載いたします。来場前に必ずご確認ください。
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クロステックデザインコース 在学生へのインタビュー
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京都芸術大学クロステックデザインコース公式ページに、授業内容の詳細を掲載中!
ぜひそちらも覗いてみてくださいね!
クロステックデザインコースでの日々の授業風景、
イベント等はtwitterとInstagramで日々更新中です。
ぜひそちらもチェックしてみてください!
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