クロステックデザインコース

2022年8月「クロスの熊本県天草市プロジェクト通信」No.11(学生・瀬永莉子編)

「五山の送り火が終わると、京都の夏も終わりだね」と天草から帰ってきた瞬間に、京都の夏が終わりを告げようとしていることに愕然としていたら、

天草の膨大な経費精算と会社の業務とコースの業務に追われ、大学のオフィスで仕事をしていたら大雨が降っていたのも気付かず、「五山の送り火」も終わっていた「夏らしいことが未だできていない夏男」のクロステックデザインコース教員・吉田です。

 

さて、昨日のブログで、私のパートは終わったのですが、

今回一緒に行っていた5人の学生(クロステックデザイン1年生2名、映画学科俳優コース1名、環境デザイン学科1名、情報デザイン学科ビジュアルコミュニケーションデザインコース3年生1名)のうち、クロステックデザインコースの学生2名の目線もあったほうが良いかなと思い、「特別編」として、お届けします。

 

■三重県出身・クロステックデザインコース1年生 瀬永莉子編

「吉田先生は、ただでさえ忙しいんだから1日くらいブログ自分達で書いてみますか?

と冗談混じりに天草でメンバーと話していたら、本当に書くことになり焦っている情報デザイン学科クロステックデザインコース1年生の瀬永莉子です。

 

9日間の天草の旅を振り返ります。

 

天草では「人に会いにいくこと」の大切さを身にしみて感じました。

 

オンライン授業が当たり前になり、zoom会議で離れた場所の人とも簡単につながることができ、さらに便利になっていく時代になりました。

ただ、この9日間はオンラインでは、到底味わえない「人と会うことの尊さ」を感じました。

 

2日目(8月7日)に天草の小学生と一緒に、「100年後に残したい天草の名所」をリサーチしてマッピングをするワークショップを行いました。

「行ったことがない」

「名前は知っている」

といった声も多く聞こえましたが、

「ここは行ったことがある!家族と泳ぎに行ったんだ!」と嬉しそうに話す姿を見て、

こういう思い出や記憶の積み重ねが、自分の故郷を大切にすることにつながっていくのかもしれないと感じました。

このワークショップでの天草の子どもたちとの出会いは、

「自分の地元を大切にする」の想いが、どういう体験から生まれていくのかを考えるきっかけになりました。

 

天草滞在5日目の8月10日には、素敵な出会いがありました。

映画『のさりの島』の撮影当時に、スタッフとして天草で寝泊まりする学生の食事などで大変お世話になったサヨコさんという方との出会いです。

2019年2月から3月の天草ロケに行っていた学生のエピソードを、私たちにすごく楽しそうにしてくれました。

その時の学生(先輩たち)の記憶がサヨコさんには強く残っているようで、初めて会う私たちにもとても親切に接してくださいました。

1年生前期の吉田先生の『クロステックデザイン概論』の授業の中で、「自分のクレジット(信用)を在学中にどうやって貯めるか?」という重要性を学びました。

サヨコさんの話を伺い、先輩方の行動や態度によって生まれた「信用(credit)」が、数年後の後輩の私たちにまで影響していることを自分の肌で感じることができました。

サヨコさんとの出会いは、自分たちの学ぶ姿勢や態度や行動が、まだ見ぬ後輩たちにも、こういう出会いをもたらせられるかどうかにつながっていることを気づかせてくれました。

 

これらの気づきは、天草に「人に会いに行った」から経験できたことです。

(今回は連れて行ってもらいましたが……

でも、吉田先生に「私も行きたいです!」と伝えたからいただいたチャンスなので、これはギリギリ「自分で会いに行った」ことになるのでしょうか?)

 

天草の経験を経て、これからは自分で「会いにいく」ことを大切に意識しようと思います。

この先もオンラインでの関わりが増え、どんどん人と人の直接の交流は減っていくのかもしれません。

ただ、時間をかけて会いに行くこと、現地の人と目を合わせて話すことで生まれる何かが確かにそこにあるなと思うことができた9日間でした。

私はこの天草での「人との出会いの記憶」を大切に、このプロジェクトを引き続き頑張っていきます。

 

吉田先生に「ブログ書ける?」と言われた時は「できます。」と言いつつも、その時の私は目が泳いでいたような気がしますが、もう一度こうやって振り返ったことで、さらに充実した9日間になりました。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます(クロステックデザインコース1年生 瀬永莉子)

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