クロステックデザインコース

2022年8月「クロスの熊本県天草市プロジェクト通信」No.12(学生・相川乃々佳編)

「あぁ、今日は休める」と思ったのも束の間、「誰か代わりに大学の会議に出てください」とメッセージが来て、誰も参加できる人がいなくて、やむをえず子どもと出かけていたのを引き返し、オンライン会議に出席することになった、「イヤです。」と断ることを少しは覚えたいクロステックデザインコース教員・吉田です。

もうすぐ、子どもの気持ちが離れていきそうなので、「氷のように無反応な男」を後期から目指そうと思います。

 

さて、ブログでは、私のパートは終わったのですが、

今回一緒に行っていた5人の学生(クロステックデザイン1年生2名、映画学科俳優コース1名、環境デザイン学科1名、情報デザイン学科ビジュアルコミュニケーションデザインコース3年生1名)のうち、クロステックデザインコースの学生2名の目線もあったほうが良いかなと思い、「特別編」として、お届けします。

 

■山口県出身・クロステックデザインコース1年生 相川乃々佳編

 

みなさんこんにちは。

先生とのお食事の場で(パーティションあり)上座に座ってしまった、情報デザイン学科クロステックデザインコース1回生の相川乃々佳です。

ブログを書くこと自体初めてで緊張していますが、天草で過ごした9日間を、「実体験」の重要さについて考えながら、私なりに振り返っていこうと思います。

 

天草の海の課題と向き合う

 

天草の高校生達にオンラインで事前にお話を伺う機会があり、「遠くで見たら綺麗な海も、近くで見たらごみが溜まっている」という声を頂いていましたが、「本当にごみなんて落ちているのかな?」とあまり実感が湧いていませんでした。

 

実際に天草の海を訪れた時も、最初の印象は「わあー!、綺麗だなあー!!」と綺麗な海に感動しました。

ですが、いざ足元に目を向けると、たくさんのごみが打ち上げられ、どうやって入ったの?!と思うくらいの隙間にごみがあるのを目にしました。

その時初めて、「天草の高校生達が言っていた事は、こういうことだったのか!」と、天草の「海洋プラスチックごみ」の問題を、自分にも関係のある問題として考えられるようになりました。

 

この体験から私は、様々な物事を、自分のものにしていくこと、「自分事にする」ことの価値を感じることが出来ました。

 

鈴木神社とはなんだ!?

 

天草を車で移動しているときに、天草信用金庫前で3人の鈴木さんの像を見かけました。

初めて見た時は、なぜここに像が?何かのグループかな?と勝手に想像していました。

小学生とのワークショップの際に、鈴木神社について聞くと、車の移動中に見かけた鈴木さんと鈴木神社が同じ人物を祀っていると知り、「あの3人は兄弟なんだよ!」と小学生が教えてくれました。

ワークショップの後に、天草キリシタン館を訪れた際、鈴木神社が鈴木三公の人物を祀っている、天草だけに見られる特殊な信仰形態で、天草の中で32ヶ所も祀られていることを知り、驚きました。

その後、鈴木神社をリサーチしに訪れ、その際にだるまの絵馬を見つけました。

だるま絵馬は、願いを込めて片目を描き、願い事が叶ったら、もう片方の目を描き入れます。

鈴木神社には両目のあるだるまも多く、願い事が叶った後にも、つながりが途切れない鈴木神社の魅力をひしひしと感じ、鈴木神社がとても好きになりました。

それだけで満足していた私に、次の日の朝、吉田先生が鈴木神社の歴史や、鈴木神社がなぜ鈴木さんを祀っているのか、理由の部分を教えてくださいました。

(8月8日の吉田先生のブログにある部分です!)

 

その話を聞いて、なぜ鈴木さんはこんなにも天草の人達に慕われているのか、沢山祀られているのか、だるま絵馬のつながりや、鈴木神社について、歴史を知らなければ得られない気づきがあることを知りました。

「歴史学とは、歴史を縦軸にし、地図を横軸にする」という、「縦軸」の部分が私には不足していることに気が付きました。

 

鈴木神社を通して、体験や歴史が紐付くということがどういう事なのか、「紐付けて考える」ことで視野が広がり、見えていなかった部分を感じることが出来るということを学べました。

 

私はこの9日間の生活の中で沢山の体験をすることが出来ました。

天草の日々を通して、実体験の大切さを改めて感じ、また、体験する時に何を考え、行動するか、という部分が重要だと感じました。

思い通りにどこかに行くということが難しい世の中ではありますが、自分が興味を持ったことに向かって、行動し、実際に体験して、アウトプットとして出すところまでもっていくことが出来たらそれは自分にとってとても良い経験になると思います。

遠出でなくても自分の住んでいる町を1時間散歩したり、地域の方に話しかけてみたり、そうした事が自分の視野やものの見方を広げていくのかなと思いました。

 

このブログを読んでくださり、ありがとうございます。

こういう時の為にも、本に触れ文章を読むことは大切なのだとひしひしと感じております🐷

(クロステックデザインコース1年生 相川乃々佳)

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