クロステックデザインコース

【大瓜生山祭 学生作品展】「助走の練習」展をご紹介!

こんにちは。

 

クロステックデザインコースです!

 

 

 

9/17(土),18(日)学園祭「大瓜生山祭」×オープンキャンパスにて、学内で各学科・コースによる「学生作品展」が開催されました。

 

クロステックデザインコースの学生作品展は、3年生前期授業で取り組んだ課題の成果物を展示します。

 

 

今回、その展示に向けて行なわれた夏期集中授業「展覧会設計演習」と、展示された数点をご紹介します!

 

昨年度の様子はこちら

【夏季集中授業:情報デザイン演習I】3年生作品展の準備風景をレポート! | クロステックデザインコース | KUA BLOG

 

【大瓜生山祭 学生作品展】「X-tech. zip」展をご紹介! | クロステックデザインコース | KUA BLOG

 

 

 

 夏期集中授業「展覧会設計演習」では、作品を展示することを学ぶ授業というだけではなく、展示企画、空間設計、会期中の運営・管理と来場者への対応、搬入出など、展覧会におけるプロセスを自主的な実践をおこない、4年次に控えている「卒業制作展」を見据えた授業です。

 

 

3年生の前期授業では、「化粧品メーカー」「旅」2つのテーマの課題に取り組みました。

 

今回の夏期集中授業では、その成果物をさらにブラッシュアップさせたものを、学生作品展として展示します。

 

またクロステックデザインコースがどのような授業を行なっているか、いくつかの前期授業で実施された成果物を紹介するコーナーも制作します。

 

学生作品展を見に来た方に、クロステックデザインコースでどんなことに取り組んでいるのかわかるようになっています。

 

まず授業始めには全体像について先生から話があり、それぞれの成果物を展示するにはどのくらい展開してブラッシュアップしていくのか確認していきます。

 

続いて、チームに分かれて作業開始!

こちらは、デザインチーム。

3年生での展覧会ということもあり、まずは展覧会のタイトルやコンセプトを考えていきながら、デザインを決めていきます。

ポスターやキャプションの制作など、他のチームと横断的に重なる部分があるので、協力して取り組んでいました。

各自、展示するところに置くキャプションは、ウルトラファクトリーのUVプリンタを用いて作成するなど、こだわっている点が多くありました。

 

こちらは、アーカイブ・プロモーションチーム。

主に制作中の様子や展示の写真を撮影し、アーカイブの方法、またwebサイトやSNSなどを活用し、どのように人々に展覧会の情報を届けるかということに取り組んでいます。

毎日学生の15秒インタビューをクロステックデザインコースのInstagramのストーリーにあげるなど積極的に活用しています。

 

クロステックデザインコースのInstagramのハイライトに、15秒インタビューをまとめたものがありますのでご覧ください!

クロステックデザインコースInstagram(「助走の練習」15秒学生インタビュー映像)

 

またノーコードのWebサイト制作ツールである「STUDIO」を使い、webサイトの作成にも今回挑戦!

 

どのような人たちに、何がどのように伝わるよう構成していくか。それがどんな効果を生んでいくのか、チームで協議を重ねています。

 

会場内での展示場所は、オンラインホワイトボードツールの「miro」を使いながら、それぞれ配置を決めていきます。

 

その配置に沿って、会場設計チームが電気の配線や必要な機材など細かい個所を確認していきます。

配線を隠すモールを綺麗に掃除しています。

 

会場をいかに綺麗に見やすいよう展示するかという点では、このチームは最後まで妥協せず頑張って取り組んでいました。

 

 

 

 

今回の3年生の展覧会名は、

 

「助走の練習」

2020年に入学した私たちは

COVID-19による影響と同時に大学生活をスタートさせた。

世界の大転換期の中、先を見通すことのできない時代に葛藤を抱えたまま

私たちは向かう場所を探すため、あらゆる可能性の道を走ってきた。

そんな、いつかのアクションに向けてただひたむきに

助走するような日々への自覚をささやかな誇りと共に、助走の練習と呼びたい。

この展示は、私たちの卒業に向けた、あるいは希望ある未来への序奏である。

 

展示会場にて配布するハンドアウトのデザイン・制作も、学生たちが行ないました。

 

またこの記事に取り上げている写真のほとんどが、3年生が撮影したものを使用しています。

 

展覧会を作り上げる過程で取り組んだことが、それぞれの新たな経験となっている様子を今回たくさん見かけました。

 

 

 

 

ここから一部、学生の展示をご紹介します!

伊藤 瑞さん(愛知県立刈谷北高等学校 出身)

≪ほげほげ≫

 

3Dデータを作成し、それをセラミック3Dプリンターを用いて器をつくるという試み。

セラミック3Dプリンターのノズルから土が出力され、円を描くように形作られていく様子を現場で見ることができるよう配置していた。読み込んだ3Dデータの通り綺麗に器として生成されるものもあれば、土の固さなどによって途中で形が崩れてしまうものも。プリンターは動きを止めることはなく、指示通りのデータを出力していく。それが形の崩れた造形物の上に乗り、思いもよらない偶発的な形として一つ一つ現れてくる。

データの正確さと自然物によるアンバランスさ、正確に作ろうとするあまりどこかで崩れてしまった後の一つとして同じ形にならない様は、見る者によっては何か考えさせられる展示でした。

 

山本 健太さん(京都市立京都工学院高等学校 出身)

≪メイクと感情の関係≫

 

とある化粧品メーカーの研究開発リリース記事によると「美容行為やその結果が日々の行動意識へ影響する」ということから、美容行為を行なうことは自身の行動が結果としてフィードバックされるという“感情へのアプローチ”を行なっているのではと考えた。

人生初のメイクを体験し、母親からの助言をもらいつつ少しずつ改善していくことで、美容行為による自身の心情はどのように変化していったのかを提示していた。

 

 

村田 雪那さん(京都府立桂高等学校 出身)

≪ご当地柄ディスプレイ≫

 

旅をして、何か持ち帰りたいと考えた際に、人はお土産をよく観察して購入することがあります。なぜなら、それを購入し・持ち帰り・家に飾ることで、お土産を目にする度にその旅での出来事を思い起こす装置としてなり得るからです。

旅に新たな楽しみを生み出し、視覚的に記憶を思い起こすものとして提示しました。

展示台横には、数量限定で持ち帰ることが出来るものを配置していました。家に飾るだけではなく、これを持って旅にでることで作品が完成する。

 

 

木下 優希さん(北陸高等学校 出身)

≪託し託され≫

 

ぬいぐるみと共に旅行する人たちに向けて考えられたサービス。

ぬいぐるみを旅行へ行かせたい、また旅行へ行くことが出来ないという人からぬいぐるみを預かり旅をするというもの。

ぬいぐるみのいる世界は部屋の中だけではなく、持ち主の手元を離れて、どんな世界を見て経験することができるのか。人だけではなく、ぬいぐるみにも「旅」という特別な体験を提供したいと考えた。

またそのぬいぐるみを預かり代わりに旅をする人が、どんな所に訪れ経験をするかという点も、ぬいぐるみだけではなく、それに関わる人にとっての新たな“旅”のあり方になり得るかもしれない。

 

 

菅沼 丈二さん(和歌山市立和歌山高等学校 出身)

≪風景が風化して堆積し、旅人でなくなるまで≫

 

“旅”というテーマから、ある場所を初めて訪れた時の感覚と、いつの間にかその場所が人にとって日常に溶け込み情報を受け取らなくなるまでの過程を、フォトグラメトリ(撮影した被写体から立体的な3DCGモデルを生成する手法)を用いて可視化するという試み。

画面の前に置かれているコントローラーを操作すると、様々な角度へと動かすことができる。

自分の周りにあるモノが様々な情報としてデータ化しつつある世の中で、フォトグラメトリで作られたデータらの堆積を空間的・時間的にとらえることが、鑑賞者の日常における気づきとなるような作品。

 

茂木 雪江さん(京都市立銅駝美術工芸高等学校 出身)

≪旅に行きたくなる装置≫

 

コロナ禍において移動の制限がなされ、自由に旅行へ行くことができなくなり、かつて自身がもっていたあの旅行する時の「ワクワク感」を蘇らせたいと試み、作られたもの。

椅子に座り、旅行の移動中による様々な音が両側のスピーカーから聴こえてくる。それはどこかで一度経験したことがあるような音で、鑑賞者の奥深くにある記憶を引き出してくれる。

 

 

 

 

 

3年生の皆さん、お疲れ様でした。

 

デザインやwebサイトなど、新たに取り組んだこともありました。

今まであまりやらなかった展示現場での細かな気づきなどもあった学生もいたかと思います。

 

 

3年生はここからあと1年半で、卒業を迎え、その前に卒業制作展が待ち構えています。

 

後期授業から本格的に各先生方のゼミが始まり、それぞれが自身で興味関心のあるものや向き合いたいことを見つけていくことになります。

 

あと1年半しかありません。学生のうちにできることは精一杯やり、卒業に向けて素晴らしい作品や成果物を作り上げてください!

 

 

 


 

「体験授業型選抜Ⅱ期」エントリー始まります!

 

次の入試である体験授業型選抜Ⅱ期がいよいよ今月に迫っております!

 

志望コースを選び、学生になったつもりで授業に取り組む入試。

A日程・B日程どちらも受験した場合2コースまで併願可能。

 

<体験授業型選抜Ⅱ期 日程>

 A日程:10/8(土)

 B日程:10/9(日)

 

 

★インターネットエントリー期間

 

2022年9月27日(火)〜 10月3日(月)

※最終日17:00までエントリー登録可

 

 

皆様のエントリ―、お待ちしております!

 

 

 

 


 

クロステックデザインコースの最新カリキュラムや進路について紹介|先生によるコース紹介動画2022

クロステックデザインコース 在学生へのインタビュー

 

 


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