アートプロデュースコース

学生がナビゲーター!「アートのヒミツ基地?!みんなで探検ツアー」

こんにちは!アートプロデュース学科です。

 

10月16日(日)・23日(日)の2日間、対話型作品鑑賞プログラム「アートのヒミツ基地?!みんなで探検ツアー」が行われました!

 

会場となるMASK(MEGA ART STORAGE KITAKAGAYA)は、広さ約1,000㎡・高さ9mの鋼材加工工場・倉庫跡地を活用し、国際的に活躍する現代美術作家の大型作品を保管・展示しています。

「Open Storage 2022 -拡張する収蔵庫-」では、保管する大型現代アート作品を10月14日(金)から11月13日(日)までの計7日間一般公開されました。

 

MASK外観

 

MASK内

 

今回のツアーは、一般財団法人おおさか創造千島財団が主催する展覧会「Open Call 2020-2021 -拡張する収蔵庫-」にて、本学アートプロデュース学科、アート・コミュニケーション研究センター監修のもと行われた「対話型の作品鑑賞プログラム」。

 

MASK収蔵作品への印象・疑問・気づきなど、素朴な「?」を自由に話し合いながら、じっくり鑑賞していくツアーです。

 

 

 

対話型鑑賞プログラムって❓
美術の知識に頼らず、ナビゲーター(案内役)とともに、複数人で作品への互いの考えや意見を共有することで、作品理解を深めていく鑑賞法。作品をよく観察し、自分が感じたことや気づいたことを言葉にして伝えることで、他者と生きていくために必要な、創造的思考や表現力、洞察力やコミュニケーション能力を養うのに効果的とされています。

 

 

 

MASK「Open Storage 2022」対話型作品鑑賞プログラム アートのヒミツ基地?! みんなで探検ツアー

 

日時:10月16日(日)、23日(日) 全6回・各回約50分・定員あり
①12:00~ [両日]親子向け ※未就学児の参加可
②14:00~ [両日]小学校1年生~3年生向け
③16:00~ [16日]小学校4年生~6年生向け / [23日]中学生から
会場:MASK
監修:京都芸術大学 アート・コミュニケーション研究センター
参加費:無料
定員:親子向け&小学生向け=各回3組、中学生から大人向け=6人 ※申込制

 

対話型鑑賞練習風景

 

学生たちは、1年次に作品をより深く考察しながら鑑賞する力を身につけるために、対話型鑑賞を用いた作品鑑賞を行うのに加え、「みる・考える・話す・聴く」を促進するコミュニケーション(ファシリテーション)を考え、実践してきました。

2年次で対話型鑑賞を専攻する学生は、アートの社会的意義を向上させる術を身につけるために、対話型鑑賞の手法を応用したプログラムを社会に向けて実施します。

今回のMASK「Open Storage 2022」対話型作品鑑賞プログラムもそのひとつ。

 

みんなで探検ツアーを通して、学生はどんなことを感じたのでしょうか。

参加したアートプロデュース 学科2回生の箭内さんからレポートが届いています!

 

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私は、このプロジェクトにボランティアスタッフとして、プログラムの作成から鑑賞の準備のお手伝いや、鑑賞会当日の鑑賞内容の書記をするという形で関わっていました。

2日間にかけたプログラムで、幼児・未就学児を含めた親子向け、小学校1〜3年生向け、小学校4〜6年生向け、中学生〜大人向けの、4つの区分で年齢別に時間を分けて鑑賞会を行いました。

会ごとに鑑賞する作品や鑑賞方法など、鑑賞者にどのようなことを得て欲しいのか、何を感じ取ってもらいたいのかを考えながら各鑑賞会のプログラムを作成していました。

1日目の鑑賞会は、親子向けや小学生向けがメインで、アイスブレイクやワークショップなどの新たな挑戦に加えて、子どもに対しての対話型鑑賞も初めての経験だったので、程良い緊張感を持ちながら子どもたちと一緒に作品鑑賞を行いました。

2日目の鑑賞会は、子ども向けと大人向けの鑑賞会があり、1日目から1週間経っていたので、1日目から学んだ経験からさらにプログラムをより良くできるように試行錯誤して望んでいました。

今回のプロジェクトを通して、プログラムを立てる意味やプログラムの立て方を学ぶとともに、対話型鑑賞を様々な人に経験してもらうにはどうすれば良いのかを考えることができたと思います。

 

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箭内さん、皆さん、お疲れさまでした!

MASKが工場跡地ということで、ツアースタッフのユニフォームはつなぎやオーバーオールで合わせていました。

衣装に統一感があって、チームがまとまって見えますね!

 

アートプロデュース学科2年生のスタッフメンバー(撮影のため一時的にマスクを外しています)

 

アート作品は「もの」ですが、アートは作品を「みる」人と作品のあいだに起こる不思議で深淵な「コト」なんです。

あなたと作品のあいだの「?」「!」、それがアートです。

学生たちとのコミュニケーションによって、アートのヒミツ基地を探検してくださった皆さんと一緒に「?」「!」をつくり出せたのではないでしょうか。

 

今後も対話型鑑賞(ACOP)チームの活躍に期待です!

 


 

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これから進路を考え始める高1・2年生や、最近芸大受験を意識し始めた高校3年生にピッタリですよ。

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