アートプロデュースコース

【学外演習】サンリオ展に行ってきました🐱

こんにちは!

アートプロデュース学科です。

 

11月9日(水)芸術学Ⅴ / 美術芸術論Ⅶの授業で京都市京セラ美術館に行ってきました!

 

京都市京セラ美術館外観

 

芸術学Ⅴ / 美術芸術論Ⅶ履修学生と本橋弥生先生(右)

 

この授業では、美術館や博物館を含むミュージアムの成り立ちや変遷、展示や活動を歴史的・理論的に学ぶとともに、社会におけるミュージアムとは何なのか、その役割や機能を考えます。

 

この授業は後期からスタートして今回で7回目。

本学芸術学部芸術教養センター教授、本橋弥生先生のもと、これまでミュージアム・展示・展覧会の歴史、美術・博物館の目的と博物館法や、美術館の機能 (収集・保管、調査・研究、公開・展示、教育・普及 )を学んできました。

今回は実際に美術館を訪れて展覧会を見学します!

 

鑑賞した展覧会はこちら!

サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史

 

 

 

 

サンリオ展では、2020年で創業60周年を迎えたサンリオの歴史をめぐり、「カワイイ文化」誕生や、その裏にある「サンリオの想い」をデザインや商品開発とともに紹介しています。

 

学生たちはこんなことに留意しながら見学しました。

 

・展覧会のコンセプト(何を伝えたいのか?)
・構成(章立て:時代順?テーマ別?、ストーリーはわかりやすい?共感できる?)
・作品展示(良い作品が選ばれている?数は多い?少ない?)
・展示デザイン(わかりやすい?かっこいい?かわいい?バリアフリーになっている?説明は十分にある?パネルの文字は読みやすい?)

 

 

 

 

フォトスポットが各所に用意されており、学生たちもサンリオのキャラクターと一緒にたくさん撮影していましたね!

 

京セラ美術館や展覧会について、学芸員の大森さんに詳しくお話を伺います。

サンリオ展は来館者2000名/日の大人気企画。子どもから大人まで幅広い層の方が見に来られるのだそうです。

京セラ美術館で同時開催している「アンディ・ウォーホル・キョウト / ANDY WARHOL KYOTO」よりも来場者が多いことに学生も驚きを隠せませんでした。

 

展覧会のご案内のみならず、京都市京セラ美術館の人員体制や、学芸員の業務内容など、普段美術館を運営されている大森さんの言葉で現場の声を伺うことができました。

お忙しい中、大変貴重なお話しをありがとうございます!

 

 

増田セバスチャンのアート作品「Unforgettable Tower」前にて

 

 

💬学生の感想💬

 

 

🗣國村優さん(アートプロデュース学科3年生)

1960年創業のサンリオが産み出してきた数々のキャラクター達(約400)このうちの何体かが時代ごとに並んでおり各時代ごとのKAWAIIの違いが興味深かった。

あのキャラクターもサンリオだったのかと驚いたり有名キャラクターの初期デザインなどを見て時代に応じて微妙に変化していっているのも見え面白かった。

1人ACOPがはじまりKAWAIIってなんだ?と考えた。可愛い=cutie?何か少しニュアンスが違う気がする、美しいともまた違う。僕が普段可愛いとよく使う場面はペットの犬を愛でる時だ、では美しいは?洗練された美術作品等だろうか、可愛いは親しみやすく美しいは近寄り難い感じがする。短時間では可愛いについてこのていど、しか浮かばなかったが可愛いってなんなのか調べても面白そうだと思った。

学芸員の方にリアルな現場の話を聞き、日本にはまだまだ芸術鑑賞やアートの概念は浸透していなくて、課題が山積みだなと思った。

 

國村優さん(3年生)

 

 

🗣四海哲也さん(アートプロデュース学科3年生)

学芸員さんの説明から、京セラ美術館の建物の歴史や注目展示などを知ることができました。

美術館の特徴を知ることで今までにない視点から展示を楽しむことができ、新しい発見もありました。

今回はサンリオ展ということで、かわいい世界に癒される空間が素敵でした。 増田セバスチャンのアート作品「Unforgettable Tower」は、かわいさの中にどこか異様さも感じる雰囲気が印象的でした。 アンパンマンがサンリオから出版されているなど、知らない事も多く知ることができ大変有意義でした。

 

四海哲也さん(3年生)

 

 

🗣松岡英智さん(アートプロデュース学科3年生)

学芸員の大森さんのお話がとても印象的でした。

商業的な展示をどのように扱うのか、フォトスポットとして美術館を利用するゲストにコレクション展を鑑賞してもらうために、どのように繋げていくか、京セラ美術館という文化芸術の拠点である京都市の公立美術館がどう在るべきなのかということを考えながら、京セラ美術館のような大きな規模の美術館を運営する大変さがとても伝わりました。

また学芸員も8名程度で少人数にも関わらず、様々な人にコレクションを見てもらうため質の高い展示を企画する姿勢はとても学びになりました。

現場で働くリアルな声をもっと様々な施設のスタッフの方から聞いてみたいと思いました。

 

松岡英智さん(3年生)

 

 

この授業を選択している学生は3年生が中心です。

2年次ではコミュニケーション領域の対話型鑑賞(ACOP)や、キュレーション領域のアートプロジェクト演習(ARTZONE)を専門的に学びました。

 

作品鑑賞や展覧会企画、美術史などを踏まえて、これらが展開してきたミュージアム(美術館)という施設・組織・場について知ることで、芸術や展示の社会的役割や責任への理解が深まったのではないでしょうか。

 

お疲れさまでした!

 

 


 

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