文化財保存修復・歴史遺産コース

6/4体験入学オープンキャンパスご参加ありがとうございました!

天候が回復した6月4日(日)、京都芸術大学では体験入学オープンキャンパスが開催されました。

ご参加くださったみなさま、ありがとうございました!

 

「文化財保存修復・歴史遺産コース」の体験授業では、まず仲隆裕先生からコースについての紹介がありました。

 

続いて大林賢太郎先生の模擬授業「寺院伝来の宝物の謎を解く」です。

「仁王経」「大蔵経」「頂相」「弘法書画」の実物を使用しました。

東洋書画の装丁や素材、修復についての講義に、みなさん熱心に耳を傾けていました。

 

 

続いて、調査票の作成です。

 

これら貴重な文化財を残し伝えていくためには、そのものの素材や構造を理解して、保存修理を行わなくてはなりません。その最初の一歩が調査です。

 

グループに分かれて、じっくり観察します。

素材は何か、構造はどうなっているか、劣化や損傷はあるのかなど調査票に記入していきます。

「紙だと思っていたものが絹だったので驚いた!」という声も。

 

 

そして、劣化や損傷の原因についても推察します。

水のシミ、虫喰、修復したせいで劣化するケースなど、原因はさまざまです。

 

弘法大師の書画についての課題は「私を食べたのは?」でした。

 

なんとこの書画の虫喰い犯人は、ナメクジです!!

この答えには一同びっくり。

 

 

参加者の方からは、「見たり、触ったり、音を聴くなどして、作品から情報を引き出すことが保存修復で重要だということが分かった。」「今後、神社やお寺を訪れた時や、絵を見る時は、違う視点で見てみたい。」などの感想が寄せられました。

 

「文化財保存修復・歴史遺産コース」でどのようなことを学べるか、少しでも体感していただけたでしょうか?

 

今後もオープンキャンパス、また学科独自のイベントも計画中ですので、ぜひご参加ください!

 

 

++++ 8/26(土)・27(日)体験入学オープンキャンパス(7月上旬予約開始)  ++++ 

 

<文化財保存修復・歴史遺産コース>

 

「文化財に使われている金色・銀色素材について学ぼう」(増渕先生)

 

神社の鈴などの祭礼用具や錺(かざり)金具には金色や銀色の素材が使われ、煌びやかな印象を与えてくれます。これらは本当に金や銀で作られているのでしょうか?そもそも私たちはなぜ金色・銀色が煌びやかに見えるのでしょうか?ちょっとした科学実験を見ながら、文化財に使われている金色や銀色のさまざまな素材について、楽しく学んでいきましょう。

 

↓ ぜひご参加ください!(定員制:7月上旬予約開始)

https://www.kyoto-art.ac.jp/opencampus/oc06-04_08-26_27/

 

 

 

 

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