文化財保存修復・歴史遺産コース

学生作品展の様子をお届けします! (前半)

9月16日(土)・17日(日)、2日間にわたり京都芸術大学では「大瓜生山祭」が開催されました!

 

今年のテーマは「come back」。

感染症による活動の制限も解除され、入場は予約不要、飲食企画なども復活し、活気溢れる2日間となりました。歴史遺産学科学生作品展会場にも、約1,300名の方にご来場いただきました!

 

今年度の歴史遺産学科展示のテーマは「夏祭り」!

 

3回生の2023年度前期「歴史遺産プロジェクト演習」での成果を中心とした展示を行いました。

 

会場に足を踏み入れた瞬間、どこか懐かしいノスタルジックな空間へとみなさんをいざないます。

 

 

受付では会場案内のパンフレットをお配りしましたが、なんと中はスタンプラリーができる仕組み!

消しゴムハンコもすべて手作りです! 各ゼミを象徴するものがモチーフとなっています。

 

コンプリートされた方にはお菓子をお渡ししました。

 

 

では、色ごとに分けられた各ゼミのブースと、ワークショップの様子をお伝えします。

 

前半では、歴史文化領域のゼミをご紹介します。3つのゼミが合同で京都市左京区修学院に位置する旧邸・修学院荘の調査や修復にとりくんでいます。

 

先生の押しキャラと似顔絵が融合したネームボードにもご注目ください!

 

 

【仲ゼミ:歴史文化領域(庭園班)】

 

仲ゼミは、修学院荘内の庭園の修復、及び維持活動を行っています。

 

修復前と後の様子を、パネルを使って説明します。

 

モニターにはドローンで撮影した修学院荘の全体像も映し出されました。

 

 

 

【宇佐美ゼミ:歴史文化領域(考古・地理班)】

 

宇佐美ゼミの紹介パネルは、細部まで特徴を捉えたゼミメンバーの似顔絵(白木束幸さん作)に注目!

 

 

 

修学院荘では平板測量やレベル測量をはじめ、ドローンによる空撮など、様々な測量方法を学びました。ワークショップでは、その中の3Dフォトグラメトリ(写真測量)を体験していただきました。

 

様々な角度から撮影した写真をもとに、瞬時に三次元モデルが生成されました!

 

 

 

 

【木村ゼミ:歴史文化領域(茶室班)】

 

 

木村ゼミは、修学院荘の茶室と母屋の清掃、修理を行った様子をパネル展示しました。

 

 

短冊には、メンバーの授業中の思いがしたためられた俳句が☺

 

「こんにちは これが茶室の おこし絵図」 

「実測値 計算わからず IQ2」

「起こし絵図 ホントにできるの? チャデンシス」

「作業中 時間経つのが はやすぎる」

「休憩中 みんなで食べた アイスうま」

「先輩の 意思引き継ぎて 完成だ」

 

修学院荘の茶室は、江戸時代末期に堺の千利休屋敷跡に建てられたものがここへ移築されたと伝わります。この茶室を実測し、おこし絵図の作成にも取り組みました。おこし絵図とは、折りたたみ式の簡易模型で、ワークショップでは組み立てを楽しんでいただきました!

 

 

後半では、文化財保存修復領域の展示の様子をお伝えします!

 

 

体験授業型選抜Ⅱ期エントリー受付中 

<10月2日(月)17時まで>

https://www.kyoto-art.ac.jp/admission/exam/communication_a/lp/

<1112131415>