文芸表現学科

「高校1・2年生対象はじめてのオープンキャンパス」にご参加いただきありがとうございます!

こんにちは、文芸表現学科です!

 

11/11(土)に高校1・2年生を対象としたオープンキャンパスが開催されました。

ご参加くださったみなさま、ありがとうございました!

 

 

このオープンキャンパスは、「進路についてちょっとなにか考えようかな」「普通高校に通っているけれど、芸大にも興味があるな」など、具体的なイメージがない方でも、これから進路を考える『きっかけ』をつくってもらうためのオープンキャンパスです。

 

選べる3つの初心者向け体験授業が用意され、文芸表現学科からは、学科長であり作家の山田隆道先生による『ストーリーのつくり方』講座が実施されました。

 

 

今回ご参加くださった高校生のみなさんは、これからもしかしたら本学を目指してもっとたくさんオープンキャンパスに参加されるかもしれません。小説、映画、マンガ、アニメ、ゲーム、演劇、一体どんなものに興味が出てくるでしょうか?

 

なにを選んだとしても、そこにはフィクションのストーリーがあります。小説はそのストーリーを活字だけで書きますが、映画やマンガ、アニメ、演劇のストーリーについても、その設計図となる「文章で書かれた台本」、いわゆる脚本(シナリオ)が存在しています

 

今回の体験授業では、そんな「ストーリーのつくり方」の基礎となる部分をレクチャーいただきました。

 

 

ストーリーの基本構造は『主人公+困難+動詞+変化』であると山田先生は言います。

どんな主人公にするのか、主人公にどんな困難を与えるのか、その困難に対して主人公はどのように行動するのか、そして主人公はどうなるのか。

 

基本構造が考えられたら、次に『ストーリーのログライン』をつくっていきます。

ログラインとは「物語の骨格を簡潔に(一文で)説明した文章」のこと。いわば、ストーリーの背骨になる部分です。

まずはしっかりとした背骨をつくってから、どんどん肉付けをしていくことで、ひとつの物語が完成していくというわけです。

 

「そのログラインをつくるのが大変なんだ!」という方もご安心ください!嬉しいことに、ログラインにもテンプレートがあり、わたしたちはそのテンプレートに沿いながら単語を当てはめていけば、しっかりとしたログラインをつくることができるんです。

 

気になるログラインのテンプレートは……?

『困難Aを抱える主人公が、新たな困難Bに出会って(直面して)、それに対して主人公が具体的な行動(展開)を起こして、最終的にCの状態になる話』

たったこれだけです!

 

 

例えば桃太郎でいうと、「桃から生まれた桃太郎が、村を荒らす鬼に困惑して(憤慨して)、犬と猿とキジを仲間にして鬼を退治しに行く物語。」とログラインのテンプレートに当てはめることができます。

 

このように、世の中にある物語には、必ずこのログラインが存在しているんだということがわかったところで、実際にログラインをつくるワークを行っていただきました。

 

 

じゃあつくってみてください!ではまだまだ難しいでしょうから、ここからは学生スタッフにもお手伝いいただきました。

今回お手伝いしてくれた学生スタッフは、実際に脚本を書いていたり、小説を書いていたりとジャンルこそ多様ですが、みんな物語創作に真摯に向き合う方達ばかりです。

 

 

創作に詰まってしまったときは相談をしたり、もっと魅力的なログラインになるようにアドバイスを受けたり、ログラインから想像されるストーリーについて話し合ったりと、どのグループもいい雰囲気でワークが進められていたようです。

 

小説、映画、マンガ、アニメ、ゲーム……この先、どんなジャンルのものをつくっていきたいか、道はそれぞれかと思いますが、どんなものをつくるときでも、『ログラインをしっかり固める』ということを意識していただければ、今回の体験授業は100点満点です!

 


 

さて、今回の体験授業でストーリー創作の楽しさを感じていただけた方は、次は本格的に小説家や脚本家の世界をのぞいてみませんか?

もちろん、今回の体験授業に参加できなかったという方も大歓迎です!物語創作の楽しさを一緒に体験してみましょう!

 

 

高校2・1年生のための

はじめての体験入学オープンキャンパス

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\12月16日(土)開催決定!/

小説家と脚本家、それぞれのストーリーライティング

フィクションの物語を文章で書く、それが小説家や脚本家の仕事です。絵が描けなくても、映像がつくれなくても良し。日本語の文章さえ書くことができれば、あなたならではのストーリーを表現できます。魅惑的な小説家や脚本家の世界をのぞいてみましょう!

 

 

●担当教員

山田隆道(やまだ・たかみち)

早稲田大学在学中より放送作家、脚本家、コント作家、劇作家として活動し、のちに小説家、漫画原作者、コラムニストなどにも手を広げたため、最近は面倒だから肩書きを「作家」に統一している。

 

仙田学(せんだ・まなぶ)

2002年に小説「中国の拷問」で第19回早稲田文学新人賞を受賞。文芸誌を中心に小説・エッセイ・評論・書評を寄稿するかたわら、日刊SPA!、現代ビジネス、cakesなどのウェブメディアでコラムを執筆している。著書に『盗まれた遺書』(河出書房新社)、『ツルツルちゃん』(NMG文庫)、『ときどき女装するシングルパパが娘ふたりを育てながら考える家族、愛、性のことなど』(WAVE出版)がある。

 

●開催日時

12月16日(土)

14:00〜15:40

※事前予約制/先着順

※体験授業のみ参加する場合は、13:40までに受付にお越しください。

 

▼ご予約・そのほかプログラムはこちら

https://www.kyoto-art.ac.jp/1day_hajimete/

 

 

 

(スタッフ・牧野)

 


 

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