文芸表現学科

五感で書物をひもとく

後期から、装丁家である間奈美子先生の授業が行われています。
書物の基本的な知識から歴史、印刷や製本技術、タイポグラフィーなどを学びます。


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この日の授業は古今東西の製本方法がテーマでした。
製本といっても、かたちはさまざまです。これはアンカット製本といいます。


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天(表紙やページの上部)が裁断されず、くっついたまま綴じられています。
古くヨーロッパで流通し、詩集などは今もこのかたちで書店に並んでいるのだとか。
読むときは、購入した人がおのおの切るそうです。
アンカット製本のメリットは本の中身そのものであるということ。
本を気に入れば製本所に持っていき、自分好みのカバーをつけてもらいます。
日本ではあまり馴染みのない文化ですが、より本に愛着が湧きそうですね。


授業の後半では学生たちが実際に一冊デザインするそうです。
めくるめく本の世界にどっぷり浸かって、良いものを作ってください!





(スタッフ・加藤)

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