キャラクターデザインコース

野村先生がコンソーシアムの講義をされました

 

先月3()にキャンパスプラザ京都にて、

アニメーション領域をご担当されている野村誠司先生が

昨年に引き続き、大学コンソーシアム京都の講義をされました。

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大学コンソーシアム京都とは、加盟している京都の大学が連携して授業やプロジェクトを行う団体です。

当日は立命館大学で映像を学んでいる学生を中心に、約30人が集まり講義を受けました。

 

「アニメーションのリアル」と「アニメーションと琳派」という2つのテーマで講義をしていただきました。

 

 

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「アニメーションのリアル」ではロトスコープを用いたアニメーションを解説いただきました。

ロトスコープは実写の映像を描き写すアニメーションの手法です。

1秒間に何枚の絵の連なりを描くと最も自然に動くのか。

 

人間が歩く映像を元に、

1秒間に24枚の絵、12枚、8枚・・・と再生したものと実際に比較をしました。

 

少しずつ変化する絵が1秒間にたくさんあればあるほど、間隔が埋まりなめらかに動くのですが、

24枚のものよりも、少し枚数を減らしたものの方が歩いている様子が自然に見えました。

 

人間以外の物が歩く場合は、プリンの様に形が不安定なものをロトスコープする場合は・・・と実際に作成されたアニメーションを見ながらの解説は納得しながら、新たな発見がたくさんありました。

 

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「アニメーションと琳派」は琳派の系譜を一から説明していただき、琳派の絵師たちから学び取れるアニメーションをお話いただきました。卒業した学生たちが作成した琳派誕生400年記念PRムービーも上映しました。

 

 

小さい頃から身近に接してきたアニメーションの技法を丁寧に解説いただき、

後半は京都という土地を意識した作品作りを学びに活かさなければいけないと感じる講義で、普段アニメーションを主に学んでいない学生も興味深く講義に臨んでいる様子でした。

野村先生ありがとうございました。

 

 

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