チャイコフスキーの名作バレエを春秋座で上演!

7月 02日, 2013年
カテゴリー : 過去の公演 

皆様こんにちは。上田でございます。
気がついたら7月に突入…。この間、蝉の鳴き声が聞こえました。
歌劇『蝶々夫人』も本番に向けて稽古が大詰めになってきています。

話は変わりまして、
秋も深まる10月6日(日)に春秋座で、ロシア・ナショナル・バレエ『眠れる森の美女』全2幕を開催いたします。

ロシア・ナショナル・バレエはロシア政府文化省の援助によって設立され、クラシックの名作とコンテンポラリー作品を高いクオリティーで上演し、国内外から高い評価を得ているバレエ団です。

『眠れる森の美女』には、見どころがたくさんあります。
そのひとつに、デジレ王子とオーロラ姫の結婚式!長靴をはいた猫、赤ずきん、シンデレラなど有名な童話の登場人物が登場し、二人を華やかに祝福します。

なんだか楽しそうでワクワクしますね~(^o^)
初めてバレエを観る方やお子様も充分に楽しんでいただける内容です!

 チケットは本日7月2日(火)から友の会先行、3日から一般発売です。
一般・シニア1名につき中学生以下2名までお子様には、一般席1人3,000円でご覧になれるお得な『親子券』もあります。(※お申し込みは京都芸術劇場チケットセンター(窓口・電話)まで)

世界が認めたバレエを春秋座でぜひお楽しみ下さい。
皆様のお越しをお待ちしております~(^o^)

上田

チャイコフスキーの3大バレエが今年で完結

7月 01日, 2013年
カテゴリー : プロデューサー目線, 過去の公演 

春秋座では7月6日(土)、7日(日)にオペラ「蝶々夫人」を上演するのに続いて10月6日(日)にはバレエ「眠れる森の美女」を上演いたします。
イタリアでは、バレエがもともとオペラの一部として行われていたのですから、オペラとバレエが春秋座で相次いで行われるのもご縁ですね。オペラが声の芸術とすれば、バレエは身体の芸術といっていいでしょう。
イタリアやフランスでは当初、舞踊手は男性でした。中でもルイ14世が宮廷バレエの舞踊手でもあったことは有名です。この頃のバレエはロマンティック・バレエと呼ばれドラマ性に富んだものでした。やがて18世紀に入って女性ダンサーが登場し、純粋に動きを追求するクラシック・バレエが誕生します。練習の方法や指導方法も研究され、踊りの基礎とも言うべきメソッドが確立されたのは 19世紀半ばのことです。
特にロシアではチャイコフスキーがバレエ音楽の傑作を生み出し、「白鳥の湖(1876)」「眠れる森の美女(1889)」、「くるみ割り人形(1892)」、の3大バレエが誕生しました。
その後、モダンバレエの時代になり、一口にバレエといっても幅が広くなっています。
しかし、何といっても、チャイコフスキーの3大バレエは誰からも愛されるロマンティック・バレエの傑作でしょう。大変親しみやすい劇的な音楽をバックに、幻想的な物語が展開されていく舞台は、文句なく引きつけられます。
子供の頃これらの作品を見て、ぜひ自分もバレエを習いたいと思った人は少なくないでしょう。また、これからも少年少女たちを魅了するに違いありません。
春秋座では、これまでに、「白鳥の湖」と「くるみ割り人形」を上演しましたが、今年はいよいよ「眠れる森の美女」です。これをもって春秋座ではチャイコフスキーの3大バレエが完結されることになります。
ロシア・ナショナル・バレエの「眠れる森の美女」は芸術監督エフゲニー・アモーゾフが
精魂傾けた作品で、8年前に来日した時、東京を始めとする各都市で絶賛されました。今回の京都公演はさらにグレイドアップされています。どうぞ、ご期待ください。

橘 市郎
(舞台芸術研究センター プロデューサー)

* チャイコフスキーの3大バレエ作曲年代は音楽の友社発行の音楽辞典によるものです。

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