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『コドモとオトナ 芸術文化による学びの循環プロジェクト CO ドモチョウナイカイ』

2023年4月26日

アクティビティ

日程終了しました

『コドモとオトナ 芸術文化による学びの循環プロジェクト CO ドモチョウナイカイ』で、齋藤亜矢が講師をつとめます。
 
 
『コドモとオトナ 芸術文化による学びの循環プロジェクト CO ドモチョウナイカイ』
第2回 「芸術認知科学者の視点から」 (講師:齋藤亜矢)
 
 
 
日程2023年6月17日
時間10:30 - 16:30
場所渋谷区神南ネウボラ子育て支援センター「co しぶや」(オンライン参加枠あり)
費用無料
申込方法申込詳細

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お問い合わせコドモチョウナイカイ事務局 代表 式地香織 / 〒105-0001 東京都港区虎ノ門 3-10-4 虎ノ門ガーデン 707 / tel 090-5789-0254 / E-mail kodomochounaikai@gmail.com / Facebook  https://www.facebook.com/kodomochounaikai

トークイベント:蓮沼昌宏 こまきくるくる文庫 歩く 歩く 歩く 歩く 転ぶ 歩く展

2023年4月26日

アクティビティ

日程終了しました

「蓮沼昌宏 こまきくるくる文庫 歩く 歩く 歩く 歩く 転ぶ 歩く展」のトークイベントに、齋藤亜矢が登壇します。
 
アーティスト&ゲストトーク
「ささやかな物語について チンパンジーとハトのアプローチ」
蓮沼昌宏(本展作家)×齋藤亜矢(芸術認知科学/京都芸術大学文明哲学研究所教授)
 
 
日程2023年5月27日
時間14:00 - 15:30
場所小牧市まなび創造館多目的室(ラピオ4階)
費用無料
申込方法事前申込制(先着順、70名)

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主催一般財団法人こまき市民文化財団
お問い合わせ一般財団法人こまき市民文化財団(TEL:0568-71-9700 ※月曜定休)

【文哲研共催企画】3/3 ヒトと動物のかかわりを考える1日

2023年3月3日

アクティビティ

 文科省科学研究費助成事業 新学術領域研究「出ユーラシアの統合的人類史学ー文明創出メカニズムの解明」の研究に関連して、「ヒトと動物とのかかわりについて考える」2つの企画を開催しました。
 
 
日時:2023年3月3日(金)
   (1) 10:40-12:30 上映会『チロンヌㇷ゚カムイ イオマンテ』日川善次郎エカシの伝承による
   (2) 14:00-15:30 講演会『なぜ洞窟に絵を描いたのか?:ヨーロッパの洞窟壁画に描かれたモチーフから探る』(講師:五十嵐ジャンヌ)
 
場所:京都芸術大学 人間館 映像ホール
費用:無料
対象:京都芸術大学学生・教職員
(※この講演のアーカイブ配信はおこないません)
 
 
(1)10:40~12:30
上映会『チロンヌㇷ゚カムイ イオマンテ』日川善次郎エカシの伝承による
(1986年撮影/2021年制作/105分/カラー/16:9/DCP・Blu-ray)
監督:北村皆雄
https://www.iomantefilm.com/
1986年、北海道屈斜路湖を臨む美幌峠で、大正時代以来75年ぶりに「チロンヌㇷ゚カムイ イオマンテ(キタキツネの霊送り)」が行われた。アイヌの人たちもほとんどが知らない幻の祭祀だ。狩猟民であるアイヌの伝統的な考えでは、動物は自らの肉や毛皮をみやげにして人間の国へやってくる。アイヌは、キタキツネの子をわが子のように乳房を含ませて育てると、やがてイオマンテを行う。祈りを捧げ、歌や踊りで喜ばせ、みやげを背負わせて神の国へ送るのだ。祭祀を司るのは、明治44生まれの日川善次郎エカシ(当時75歳)。祈りの言葉を間違えれば神の怒りが返ってくる。一言一句に全霊をこめる。映画は、1986年に撮影したものに2Kレストアをすませ、歌、踊り、言葉を35年後によみがえらせた。
 
(2) 14:00~15:30
講演会『なぜ洞窟に絵を描いたのか?:ヨーロッパの洞窟壁画に描かれたモチーフから探る』
講師:五十嵐ジャンヌさん
東京藝術大学美術学部卒業、大阪大学大学院文学研究科修了後、フランス国立自然史博物館にて博士号(先史学)を取得。「世界遺産ラスコー展」(2016~2017)の学術協力者。東京藝術大学などで非常勤講師。著書に『なんで洞窟に壁画を描いたの? (13歳からの考古学)』(新泉社)、2023年発売予定『洞窟壁画考(仮)』(青土社)、共著に、海部陽介、五十嵐ジャンヌ、佐野勝宏編『世界遺産ラスコー展』図録、港千尋編『夢みる人のクロスロード 芸術と記憶の場所』(平凡社)など。
 
 

芸術研究の世界#19「作家は物語の主人公となり得るか‐マンガ家・金龍煥の「コチュブ」を巡って」

2023年3月2日

アクティビティ

 2023年3月1日(水)18:30より、文哲研オンラインセミナー「芸術研究の世界#19」をzoomにて開催いたしました。

 

芸術研究の世界#19

「作家は物語の主人公となり得るか‐マンガ家・金龍煥の「コチュブ」を巡って」

講演者:牛田あや美(文明哲学研究所 准教授)

日 時:2023年3月1日(水)18:30-20:00

参加者:43名(京都芸術大学教職員・学生)

*講演概要ほか詳細:https://www.kyoto-art.ac.jp/iphv/topics/5274/

 

 

【参加者感想(一部抜粋)】 

*時代背景を踏まえれば、とても考えられない活躍だったと思いました。また「作品の中に描かれる作者」というのは、今回の漫画だけではなく、絵画などでも見られる手法ですが、テーマとしては大変興味深く、面白い着想だと思いました。

 

*作者と作品の関係について、考えさせられる内容でした。本日の内容が、他の分野でどのように、当てはまるかを考えていました。着ぐるみを着て活躍する《ゆるキャラ》は?漫画ではなく実際の、プロレスのタイガーマスクは?作品として捉えたタイガーマスクと、マスクの下の顔の関係は?などと。作者と作品?がイコールと言えるのかと、考えてみました。その結果、金龍煥は、「コチュブ」というキャラクターを被っているのか、着ているのか、どうなのかと。キャラクターと作者自身の身体性について考えが向きました。作品と作者の関係は、芸術において、重要な視点であり、考えが少し深まりました。ありがとうございました。

 

*大変楽しく拝聴致しました。たくさんの資料を集められたことに驚きました。集めた資料でわかりやすく説明する、ということが大変勉強になりました。ありがとうございました。

 

 

ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。

今後もzoom等を活用しながらセミナーや研究会などを開催する予定です。一般公開セミナー開催の際はこのホームページにてお知らせいたしますので、ぜひ楽しみにお待ちください。

 

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【文哲研オンラインセミナー「芸術研究の世界」】

このセミナーの講師は、文部科学省科学研究費(通称:科研費)の研究代表者である、8名の本学教員です。科研費は、人文・社会科学から自然科学まで、あらゆる分野の優れた研究を発展させることを目的として国から支給される研究費で、厳正な審査を経て採択され、数年間、申請した研究計画に沿って研究に取り組み、その成果を公表します。オンラインセミナー「芸術研究の世界」では、本学の教員が現在取り組んでいる芸術研究について、その研究を発想した経緯や研究の面白さ、難しさなども含めて存分に語っていただきます。セミナーでの質疑を通して、参加者の皆さんとともに、芸術研究の奥行きと拡がりに触れる機会となることを願っています。

 

芸術研究の世界#19「作家は物語の主人公となり得るか‐マンガ家・金龍煥の「コチュブ」を巡って」

2023年2月17日

アクティビティ

日程終了しました

 2023年3月1日(水)18:30より、文哲研オンラインセミナー「芸術研究の世界#19」を開催いたします。

 

 このセミナーは、一か月に一度実施します。セミナーの講師は、昨年度から引き続き、文部科学省科学研究費(通称:科研費)の研究代表者である8名の本学教員です。科研費は、人文・社会科学から自然科学まで、あらゆる分野の優れた研究を発展させることを目的として国から支給される研究費で、厳正な審査を経て採択され、数年間、申請した研究計画に沿って研究に取り組み、その成果を公表します。

 オンラインセミナー「芸術研究の世界」では、本学の教員が現在取り組んでいる芸術研究について、その研究を発想した経緯や研究の面白さ、難しさなども含めて存分に語っていただきます。セミナーでの質疑を通して、参加者の皆さんとともに、芸術研究の奥行きと拡がりに触れる機会となることを願っています。

 

 

芸術研究の世界#19

「作家は物語の主人公となり得るか‐マンガ家・金龍煥の「コチュブ」を巡って」

講演者:牛田あや美(文明哲学研究所 准教授)

日 時:2023年3月1日(水)18:30-20:00

対 象:京都芸術大学教職員、学生

 

【講演概要】

 戦前、アジアで最初に近代化した日本へは多くの若者が、アジア諸国から日本へ勉強にきました。そのなかに当時の朝鮮から留学にきた金龍煥というマンガ家がいます。彼は油絵を学びに戦前の日本へと留学にきました。ペンネームを北宏二と称し、当時の大人気少年誌『日本少年』『少年倶楽部』で挿絵の仕事をしていました。戦後は朝鮮で初めての職業マンガ家として活躍し、多くの新聞、雑誌で連載を持っていました。

 彼が戦前の日本で誕生させた「コチュブ」というキャラクターは現在の韓国においても誰もが知っているキャラクターです。誕生は日本ですが、熟成されたのは朝鮮、そして朝鮮戦争後の韓国です。1959年、アメリカ軍が発刊していた雑誌『自由の友』の仕事のため日本へ戻ってきました。その後、コチュブは日本での活躍となりました。

 不思議なことにこのキャラクターはマンガ家・金龍煥と同一視されています。日本のマンガ世界では登場人物とマンガ家が同一視されることはほとんどありません。アトムを手塚治虫、サザエさんを長谷川町子、ドラえもんを藤子不二雄とは読者は考えません。マンガ家自身は自己を表すキャラクターを持っていることもありますが、物語のなかに登場することはほぼなく、エッセイマンガのなかで活躍します。

今回は作家が登場人物になっていく過程の研究を論じていきます。

 

【講師略歴】

牛田あや美(うしだ・あやみ)

トロント大学留学を経て、2006年日本大学大学院芸術学研究科芸術専攻博士後期課程修了。博士(芸術学)。日本大学芸術学部オープン・リサーチ・センター整備事業ポスト・ドクター、日本大学芸術学部非常勤講師を経て、現職。単著に『ATG映画+新宿都市空間の映画たち!』(2007年D文学研究会)、共著に『横溝正史研究2-特集・ビジュアライズ横溝正史ミステリー』(2010年戎光祥出版)『아시아 영화의 오늘 – 아시아 영화 미학과 산업 – (アジア映画の今-アジア映画美学と産業)』(2012年한울아카데미(ハヌルアカデミ)他。『メディア文化論』(2013年ナカニシヤ出版)『メディア活用能力とコミュニケーション』(2016年大学図書出版)他。

日程2023年3月1日
時間18:30 - 20:00
費用無料
対象京都芸術大学教職員、学生
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主催文明哲学研究所
文明哲学研究所

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