- 2020年7月6日
- 日常風景
1年生初の教室内授業が行われました!
みなさん、こんにちは!
京都は梅雨の時期を迎え、湿度と気温上昇でさながら気持ちは、蒸し器の中で出来上がりを待つ豚まんの筆者、赤穂進(プロダクトデザイン学科技官)です。
みなさんも体調には十分お気をつけください。
さて、今回は1年生の「表現演習Ⅰ」という授業をご紹介します。
コロナ禍、初の登校可能日に開催された授業はZOOMによるオンライン参加と、教室からの参加によるハイブリッド体制で実施されました。
教室の様子をZOOMに、オンライン参加学生の様子を室内スクリーン投影し、お互いに一体感がある授業となるよう工夫がなされています!
(教室はソーシャルディスタンスの確保と換気を行い、参加学生には次亜塩素酸水スプレーと、感染症対策の冊子を配布しました。)
授業では、形を使って印象を伝えることを学んでいます。
今回は、力強いという印象を形で伝えるため -「力強いおにぎり」をつくる ‒ という課題を設定。学生それぞれが制作したおにぎりの粘土モデルをプレゼンし、デザイン造形とその制作プロセスにおける考え方を学んでいきます。3つのモデルを制作し、最終提出用の1つに至るまでどのように考え工夫したかをプレゼンしていきます。
力強そうなモチーフから形を発想する学生、強いというイメージから形を考え出す学生、等々、様々な角度からデザインを考え発表していきます。
この授業を担当する大江先生は学生それぞれのアプローチに対し、同様に様々な角度から意見を出していきます。
・具体的なモチーフから発想する場合でもそこからさらに要素を抽出することで、モチーフがイメージさせる強さから、形自体が放つ強さへと造形を展開させることが出来る。
・米粒の形一つにも、形が持つ方向性がある。
・おにぎりが力強いのか、おにぎりを握る人の力強さが表れているのか。
「力強いおにぎり」という課題に含まれる様々な観点を学生の作品を見ながら解説していきます。
授業の最後には最も力強いおにぎりを作ったと思う人に投票します。
ここにも授業の重要なポイントがあり、自分の思いが他人に共感を得られたかどうかを確かめる機会を設けています。
「そのモノが持つべき印象を人に伝えられるか」というデザイナーにとって重要なテーマを扱っています。
今回の授業で学んだ1年生は今後どのようなデザインを展開させていくのでしょうか?
とても楽しみです!!
〇1日体験入学オープンキャンパス 開催のお知らせ〇
誰でも芸大生になれる特別な2日間!
B日程:8/2(日)「何のための道具なのかな?」を考えてみる。
(オンライン授業と対面授業(受験生限定)を開催!)
概要
「私達は、多くの道具や製品に囲まれて生活を送っています。多くの道具・製品たちではありますが、それぞれに役割を持っています。プロダクトデザイナーの仕事の一つに、物に役割を与えるというものがあります。そのことについて一緒に考えながら、デザインを学ぶ授業です。」
詳細は→こちらをクリック
筆者もA日程7/5(日)に開催された授業に参加しましたが、これはもうマジで普通に大学の授業です。(後日こちらの内容もブログにアップします。)
しかも、普段は担当の講義毎に先生1人というケースが通常ですが、この1日体験入学では、ほぼ全ての先生が集結しています。授業内容やプロダクトデザイン科に触れることが出来る本当におすすめの機会です。
ぜひご参加下さい。よろしくお願いします。
最後までご覧頂きありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう!