- 2020年11月26日
- 日常風景
「UI/UX論」にゲスト講師として西原英里さんがいらっしゃいました!
みなさん、こんにちは!
クロステックデザインコース研究室です!
本日は「UI/UX論」にゲスト講師として参加くださった西原英里さんの授業をお伝えいたします。
先生は武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン学科を卒業され、IT系事業会社にてUI/UXデザインを担当。その後デサイン会社にてデザインリサーチを経験、現在はUI/UXやデザインリサーチを軸に様々なプロジェクトで活躍されているそうです。
そんな西原英里さんは今回、自分に合った新しい働きかた「UXデザイナーとしてコミュニティーの中で働くということ」についてお話しくださいました。
一口にUI/UXデザイナーと言っても、様々な働き方があると西原英里さんはおっしゃいます。
例えばIT系事業会社の場合、自社プロダクト開発・運用がメインの仕事となるため、1つのプロダクトに長期間関わるお仕事になるそうです。チームの関係性の良さや、ユーザーのフィードバックを直接得られるメリットがある一方、場数を踏みにくいことがデメリットだと西原さんは考えます。
西原さんはご自身の経験として、株式会社サイバーエージェント時代に関わられていたアメーバピグのお仕事を挙げられました。
西原さんは当時アメーバピグ内で行われる様々なプロジェクトでデザイン制作をされていたそうですが、アメーバピグのテイスト以外のデザインを行う機会が少なかったため、デザイナーとしての経験値の低さを感じてしまっていたとのこと。
その後西原さんは、いわゆるクライアントワークをメインに行うデザイン会社に転職され、仕事内容に大きな違いがあると感じられたそうです。短期間で複数のプロジェクトに関わる転職先のデザイン会社では、新規でデザインを制作したり、多種多様なデザイナーとの関わりの中で、多くのデザイン経験をすることができたそうです。一方、提案止まりになってしまうことや、ユーザーからのフィードバックが直接得にくいことはデメリットだと感じていました。
デザイナーとして働く傍らで、コミュニティーやワークショップにも多く参加していたという西原さん。そこでも様々な作品に関わってこられました。
福井のお弁当屋さんに提案した新商品
デジタルサイネージを用いて手洗いの方法を紹介する作品
IT系事業会社とデザイン会社で働いたり、コミュニティーやワークショップに参加したりしているうちに、西原さんは徐々に自分が求めている働き方を見つけることができるようになったとおっしゃいます。
西原さんが見つけた自分に合った「働き方」とは、コミュニティーの繋がりから仕事を作っていくこと。そうした働き方には、コミュニティー内での関係性が既にあるため、「できること」だけではなくその人の人となりや価値観もシェアされていることが多く、コミュニケーションがスムーズで対等な関係を作り出しやすいことが魅力だそうです。
良いものを作るためにはスムーズにコミュニケーションがとれることが重要だと考える西原さんは、現在はこの方法でお仕事をされているそうです。
新しい仕事との関わり方を見つけた西原英里さんはなんと、アメリカで開催される大規模イベント「バーニングマン」へも参加されたそうです!「バーニングマン」での体験は、「金銭的なやりとりを超えて、自分がコミュニティに対して何をGiftできるのかを考える」という、コミュニティーに関わる上での大切なマインドセットを学んだそうです。
バーニングマンでのテクノ法要のパフォーマンス(Photo by Nobuhiko Otsuki)
現在、コロナの影響で働き方そのものが変化しつつあります。
どんな状況下であっても、自分が好きな仕事を続けていくための工夫を欠かさず、楽しく仕事をしていきたいですね!!
また面白い授業がありましたらブログでご紹介いたしますのでお楽しみに!!
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
初めての、1day!! 芸大体験
芸大への進学を迷っている人、「私でも大丈夫かな」と自信を持てずにいる人、コースを決めることができない人にぜひ参加して欲しいと思っています。
はじめは不安で分からないことだらけかも知れませんが、一歩を踏み出すことで先が見えてきます。
そんな皆さんのはじめてを応援します。
日程:2020年12月12日(土)13日(日)20日(日)
会場:京都芸術大学 瓜生山キャンパス
予約はこちらから!
京都芸術大学クロステックデザインコース公式ページに授業内容の詳細を掲載中!
ぜひそちらも覗いてみてくださいね!
クロステックデザインコースでの日々の授業風景、
イベント等はtwitterとInstagramで日々更新中です。
ぜひそちらもチェックしてみてください!
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□