- 2020年12月28日
- 日常風景
【kuapedia】文化財保存修復・歴史文化コースの学生・授業内容を紹介!
文化保存修復・歴史文化コース
出典:京都芸術大学百科事典『クアペディア(kuapedia)』
文化財保存修復・歴史文化コース(英:Conservation of Cultural Property and Historical Culture Studies Course)は、京都芸術大学にある13学科23コースのうち、歴史遺産学科に属するコース。この記事では、いま現在コースで学んでいる学生をクローズアップ!さらには、実際に行われている授業の様子や、制作した作品などをご紹介していきます。
1 学生の紹介
1-1 プロフィール
[1] 現・総合型選抜「体験授業型選抜Ⅰ期」のこと。
[2] 履修が順調に進んだ場合、時間割の組み方によっては大学3年生頃から平日にもお休みを作れる場合があります。T.Mさんはそこをうまく活用して、アルバイトにも積極的に取り組んでいるようです!
1-2 現在の時間割
お気に入りの授業は「歴史遺産学総合演習Ⅱ」。これはゼミの時間になります。私たちのゼミでは自分たちがしたいことを先生と相談し、実習を行っています。今は掛軸の修復を行なっており、まだまだ途中ですが基礎的なところから細かく教えて頂いています。
[注1]京都芸術大学では、基本的に月〜火曜は一般教養、水〜金曜日が専門分野の授業となります。T.Mさんは学芸員資格の取得課程も履修中なので、博物館実習(深い青色の部分)も入ってきています。
1-3 自分のコースの好きなところ
先生や事務の方との距離が近いところです。ラウンジで休んでいたら、いつも声をかけてくださるので相談もしやすく、とても居心地が良いです。コロナの影響で前期は学校で授業を受けられず、実習が通常通りできなかった時も、家でできるように毎回の授業を工夫してくださった先生に感謝しています。
1-4 高校時代、志望校を選ぶときにポイントにしたところ
オープンキャンパスに何箇所か参加して、先輩方のお話や学校の雰囲気を自分の目で確かめることを大切にしていました。実際に見てみて、自分の進路にあった授業を受けることができるかも決め手になったと思います。
1-5 授業以外で取り組んでいる活動
個人的なものですが、作品を販売してみたいと思い、今年の春からミニチュアアクセサリーの販売を始めました!学祭でも学科の友人と「clarté」というチームを組んで物販に参加し、趣味も充実した毎日を送ることができています。
[注2]毎年9月に開催される学園祭では学生によるショップがたくさん出店されます。「clarté」の作品はインスタグラムで詳しくチェックできます!インスタグラムはこちら!
1-6 高校生にひとこと!
京都芸術大学とても素敵な場所だよ!是非来てね!と伝えたいですが、自分に合う大学を自分の目で見つけることが1番だと思います。私が受験したのは3年前なので色々忘れている所はありますが、ずっと目指していたものとは違う今の進路に変えたので、両親に「本当にしたいことなの?後悔しないの?」と話したことを覚えています。後悔してないと胸を張れるよう、この学校で頑張っているよと伝えたいです。
ではでは!皆さんが「頑張りたい!」と思える学校が見つかることを応援しています!
2 授業紹介
2-1 1年生:京都の寺社仏閣をフィールドワークで学ぶ!
1年生前期には、京都の様々な寺社仏閣、博物館などを実地に訪れ、学んだことを発表する授業が行われます。
京都の歴史についての知見を深め、歴史遺産の保存・修復・活用について考えを深めていきます。
京都御所、平安宮跡、広隆寺と蛇塚古墳、御土居、大文字山(如意寺跡)などを訪れ、先生からレクチャーを受けます。
詳しく知りたい方はこちらをクリック!
2-2 1年生:文化財調査の基礎を実習で学ぶ!
1年生後期にあたる、9月末から1月末にかけて取り組む「歴史遺産学基礎実習Ⅰ」の授業の様子についてお届け!
この授業は1年生にとって初めての実習授業で、文化財調査の基礎を学びます。
古文書や掛軸、屏風等の取り扱いから、瓦や土器等考古遺物の調査法について、さらには有形民俗文化財の取り扱いの基礎を学ぶ等、実習内容はさまざまです!
詳しく知りたい方はこちらをクリック!
2-3 2年生:建築物・民俗文化財補修に向けた彩色の演習!
2年生では演習を通して文化財の扱い方、見方を深めます。
建築等の彩色や、民俗文化財の調査・補修について、彩色の授業の様子をご紹介。
日本画専門の教員から、繧繝彩色(うんげんざいしき)と呼ばれる彩色法について、また、装飾料紙制作について学びます。
日本画で使用する道具や岩絵具など基礎的な知識を知ることからはじめて、実際に手を動かしていきます。
詳しく知りたい方はこちらをクリック!