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滋賀県立美術館への楽しい寄り道 【文芸表現 学科学生によるレポート】

こんにちは。アドミッションオフィスです。

5月から文芸表現学科の学生たちが、美術工芸学科の授業や展覧会への潜入取材を行い、ブログ執筆を行ってくれています。

 

染織テキスタイルコースの河野先生が参加されている展覧会に関する記事を先日からシリーズで掲載していますが、「美術館に行く道中についても記事を書きました!」と自主的にも原稿をいただいたので、アドミッションオフィスのブログページ内にてご紹介します。

 

その他、展示レビュー作家インタビューなど様々な記事に挑戦中。文芸表現学科学生の創作意欲・新鮮な感性に頼もしさを感じるスタッフでした。

 

▼▼学生による記事はこちらから▼▼

 

文芸表現学科・2年生の出射優希です。
6月27日にリニューアルオープンしたばかりの、「滋賀県立美術館」へ行ってきました!
開催中の企画展「Soft Territory かかわりのあわい」に、染織テキスタイルの河野愛先生が作家として参加されているので、それをレポートするつもりなのですが、その前に……。
まずは美術館と土地、そのものの良さを、皆さんに感じて貰えればと思います! 滋賀ってすごく豊かなところなのです。

 

●駅前にはメルヘンなタイルアートも

 

滋賀県立美術館へは、JR琵琶湖線の瀬田駅から、バスで向かう。のだが、その瀬田駅が既にいい!

ちょうど美術館へ向かうためにバス停に立ち、ふと前をみると、ビルにさらっとタイルアートが。

この街には芸術が自然と馴染んでいるのだな、と芸大生としてなんだか優しい気持ちになる。

餃子の王将を背に、メルヘンなタイルアートをみる、いい朝だった。

ここに夕陽が当たると綺麗だろう、なんてまた来たくなるような想像をしてみる。

 

 

 

●どこも向いても緑が溢れて、深呼吸

 

早速瀬田駅で優しく歓迎された後は、バスで美術館のある「文化ゾーン」へ向かった。

 

文化ゾーンには、今回リニューアルされた「滋賀県立美術館」だけでなく、「滋賀県立図書館」「びわこ文化公園」、茶室などもあり、多方面から「文化」に親しむことができる。

 

バス停から少しだけ距離があり、美術館へ歩いて行くのだが、その道すら面白い。

お散歩をしているご夫婦やランニング中の方など、皆さん自由に過ごされているのはよくある公園の光景。

しかし背景の緑がまず美しい。

道は綺麗に舗装されているのだが、どちらを、向いても緑があって、思わず深呼吸をする。

 

キョロキョロしながら進んでいると、今度はヤマモモが。

それも実がわしゃわしゃなっている。

道行く人達はおいしそうな赤いヤマモモに見向きもしないのだが、ふと下をみると足元に落ちた実にアリとスズメが寄ってきていた。おいしいものを、自然の生き物はよく知っている。

 

 

 

全部が人間の目を楽しませるためだけにあるのではないところが、魅力的である。

虫も鳥も、もしかすると動物も、もちろん人間も、この場所には受けとめる余裕があるのだ。

 

忙しない日常から少しだけ離れ、こうした余裕のなかに身を置くと心が休まる。

身体のなかで停滞していた空気が循環するのだ。

文化ゾーン最高。文化ゾーン万歳。

 

 

●人と人・場と場をつなぐ旅みたいな企画展

 

寄り道しながら歩いているうちに、心身ともに美術鑑賞に最適なコンディションになり、いざ美術館へ。

 

その日は曇り空だったのだが、ガラス張りなので光の加減がちょうどよく、明るい雰囲気が漂う。

リニューアルにともない目指したという、「リビングルームのような美術館」にふさわしい、誰でも長居してしまいそうな空間になっていた。

 

現在はリニューアル最初の企画展、「Soft Territory かかわりのあわい」に並び、コレクション展、「ひらけ!温故知新―重要文化財・桑実寺縁起絵巻を手がかりに―」が開催中。

 

企画展の詳しいレポートは後日、今回参加されている、本学染織テキスタイルコースの河野愛先生へのインタビューとともに行うのだが、滋賀県立美術館の新しい旅にぴったりの、人と人、そして場所を繋ぐ柔らかな企画展となっていた。

 

インタビュー記事はこちら

展示レポートはこちら

 

●ロビーで食べた、甘いキャロットケーキ

 

美術鑑賞をするとお腹が空くのは私だけだろうか。

ついつい、1階のショップに併設されたカフェに吸い込まれ、注文したのが、キャロットケーキ。集中したので、脳が喜ぶ甘いもの。

鮎最中が可愛らしい。

 

 

●帰り道には、創作意欲が爆発するようで

 

庭を眺めながら一息ついて、もう一度展示に戻るもよし、むくむくと湧いてくる創作意欲のままに帰って制作するのもよし。

 

帰りがけ、やっぱり自然に目が止まる。

長雨の後なので、大きなきのこも生えていた。

明るいものもじめっとしたものも、それぞれが自由に過ごせる場所である。

 

 

 

樹皮が剥がれ落ちる様子も芸術 本の栞になりそう

 

滋賀県立美術館に行った帰り道は、自然のモチーフを集めて、創作意欲を爆発させるのも、楽しみ方のひとつかもしれない。

 

 

 

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文芸表現学科について
「読む(読解)」、「書く(創作・執筆)」、「編む(編集)」の3つを軸に、ことばの力を鍛えるコース。
あらゆる文芸的な営みに不可欠である、たしかな日本語スキルを身につけるとともに、さまざまな文芸の世界に触れ、「ことば」を通した表現の可能性を考えます。卒業後は小説家やライター、編集者といった文芸的な仕事をはじめとし、書店員や図書館司書、ゲームプランナー、企業の広報など、ことばに関わるさまざまな仕事に就いたり、ことばにまつわる新しい仕事を生み出したりと、「ことばのプロ」として活躍することを目指しています。

 

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文芸表現学科 クリエイティブ・ライティングコース

 

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記事の執筆者

文芸表現学科2年生

出射優希(いでい・ゆうき)

兵庫県立西宮北高校出身

 

1年生のとき、友人たちと共に、詩を立体的に触れることができる制作物にして展示した展覧会「ぼくのからだの中にはまだあのころの川が流れている」を開いた(バックス画材にて)。

自分のいる場所の外にいる人とつながるものづくりに、興味がある。また、「生きること」と直結したものとして「食べること」を捉え、それを言葉で表現している。

 

Soft Territory かかわりのあわい

 

会期 2021年6月27日(日)~8月22日(日)
※月曜日休館(祝日の場合は開館し、翌日休館)
会場 滋賀県立美術館 展示室2、展示室3、エントランス、ギャラリー他
観覧料 一般 1,200円(1,000円)、高・大生 800円(600円)、小・中生 600円(450円)
※( )内は20名以上の団体料金 ※身体障害者手帳等をお持ちの方は無料
出展作家 石黒健一、井上唯、井上裕加里、河野愛、小宮太郎、武田梨沙、西川礼華、藤永覚耶、藤野裕美子、松延総司、薬師川千晴、度會保浩

 

 

https://www.shigamuseum.jp/

 

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