基礎美術コース

陶芸 合評の様子 ー夏休みだからこそ前期授業レポート4ー

こんにちは。日本の伝統文化を幅広く学んでいく基礎美術コースです。

現在大学は夏休み期間中です。基礎美術コースの授業は行われていませんが、この時期だからこそ前期の授業内容でまだブログにアップできていなかったものをご紹介していこうというシリーズの第4弾!

前回は合評前の少しゆっくりと作業している様子を紹介しましたが、今回は陶芸の合評の様子です。
そもそも「合評」とは実技課題が終わるごとに行われるもので、クラスの作品全部を観賞して教員がコメントしていくものです。最近では学生は作品を見せるだけではなくて、作品についてのプレゼンを行う場合がほとんどです。

 

合評も緊張感が漂うこともあるのですが、この陶芸の合評は真剣さの中にある種の和やかな雰囲気もあり良い感じで進んでいました。

きっとそれも全学生が作品を完成できた達成感があるからだと思います。窯焚きを全員で乗り越えた充実感が合評にも生きている感じでした。

 

今回の陶芸の大きなテーマは「茶陶」、つまりお抹茶を飲むためのお茶碗を作るという内容です。

1年生でも茶陶を一度経験していますが、2年生のこの課題では1つ以上は昔の名品の「写し(うつし)」を作り1つ以上は自分のオリジナルの形のお茶碗を作ることになっていました。

「写し(うつし)」は日本の美術によく出てくる手法で自分より昔の名品を参考にして新たな作品を作ることです。正確にコピーのように写すこともありますし、過去の作品のエッセンスだけを真似ることもあります。基礎美術コースの中ではこの「写し」という考え方は他の授業内容でも出てくる重要な要素です。

それぞれの学生は予定以上に多くのお茶碗を作っていました。

「写し」で作ったお茶碗も一から自分で形を考えたオリジナルのお茶碗も全てその学生の個性が出ていて面白いものができていました。

 

完成したお茶碗はもちろん持って帰って家で使うこともできますが、基礎美術の茶道の授業の中でも使用することができます。
それぞれの授業が連動しているのも基礎美術コースの面白いところです。実際に使う日がくるのが楽しみですね。

 

➡️その他の陶芸の授業関連のブログはこちら

炎でお茶碗を焼く 猛暑なので自分も焼かれる。。。

手捻り(てびねり)の茶碗 削りの作業

・手捻り(てびねり)お抹茶碗を作る 2年生

・土を求めて山の頂上へ!(あくまで陶芸の授業です。)

 

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