- 2021年11月18日
- 日常風景
【プランニング演習】ひとりに・みんなに届ける「サプライズ企画」
こんにちは。
クロステックデザインコースです!
今回は前期に引き続き、中山先生と軽部先生の後期授業「プランニング演習」で行なわれたサプライズ企画をご紹介します!
前期ではこんなサプライズ企画を実施していました。(ブログ記事「国境も超えた感動サプライズ企画!」)
主に1年生が受講しているこの授業。
このサプライズ企画の後に、展覧会を予定している授業でもあります。
まず最初のチームは、みんなを新しい世界に連れていくため、サプライズを用意していました。
新しい世界に行くためには数々の設定をする必要がありました。それをみんなでそれぞれ設定していきます。
設定をしていくと、授業を受けているみんなのアバターがひとり1体ずつ既に作られていました。
PCのカメラをONに設定することで、自分の口や首の動きがアバターに連動することができます。
▲中山先生のアバター(服の特徴をよく捉えられています!)
▲軽部先生は良さそうなスーツを着たアバター
バーチャル空間内で自分のアバターを操作し動かすことが出来ます。
このチームはまずはみんなにプレゼントという視点から、アカウントやアバターを作り、みんなが集まることが出来る新しい空間(世界)を提供するという企画でした。
次のチームは、留学生コ・ゴウくんに3つのパーツの中から一つを選んでもらい、それを自分なりにデザインし1週間ほど持っていてほしいという映像から始まります。
映像には、靴を一度ばらして一つ一つパーツにし、みんながそれぞれ一つずつデザインしています。
なんとこれは、長い期間怪我をしていたコ・ゴウくんの退院祝いとしての靴をプレゼントというサプライズでした!
一つ一つのパーツを繋ぎ合わせた世界に一つしかない靴となりました。(靴のタグも学生がデザインしています!)
靴のプレゼントをもらったコ・ゴウくんも「泣きそうです」と嬉しそうな様子。
「これは愛を感じるよね」と軽部先生も手に取ってみています。
次のサプライズ企画は、「くろす食堂」。
このくろす食堂に招待されたのは、一人暮らしをしている学生8名。
事前のアンケート結果から自炊している回数や悩みなどを踏まえて、一人暮らしの人でも簡単に出来る料理「豚ニラもやし炒め」を今回は紹介しました。
スーパーでの食材選びのVTR、そして別の場所から中継で「豚ニラもやし炒め」の調理風景がスクリーンに映し出されます。待っている間に質問コーナーに突入したり、井出さんのほのぼのとした進行に笑いが起きました。
そして、出来上がった「豚ニラもやし炒め」を試食してもらいます。
ここでさらにターゲットとなった人が告げられます。もうすぐ誕生日だという尾瀬さんです!
そして今回試食した「豚ニラもやし炒め」は、尾瀬さんのお母さんの味を再現したものでした!ターゲットの尾瀬さんは、びっくり!この表情。
「おばあちゃんの味に似てるなと思っていた」と尾瀬さん。
このチームではサプライズをするために尾瀬さんご家族にコンタクトをとり、こっそりリサーチをしていたようです。
一人暮らしで家族と離れて生活していると、家族のごはんの味が恋しくなりますよね。
そして最後に、くろす食堂のinstagramのアカウントを作り、あたたかいご飯や時間をみんなが共有できる媒体の紹介がありました。
みんなの体が健康であってほしいと、愛がある心地よいサプライズでした。
次のチームの企画はこちら。
小雨が降る中、全員外に連れ出され、突然始まったファッションショー。
何人か服を着て登場してきました。一通り終わったかと思うと、
ショーを見ていた松岡さんがいきなり連れていかれました!
少しして松岡さんが登場!先ほど登場した人たちが着ていた服を着ていました。
「ちょうどいい上着がほしい」「秋服なに買ったらいいか分かんないから1万円でコーデしてほしい」など、twitterで何気なくつぶやいた松岡さんの一言を敏感にキャッチして、何か出来ないかと考えたようです。
そんな松岡さんのつぶやきからみんなに古着を集める協力をしてもらい、服をつなぎ合わせて作った服をサプライズプレゼントという企画でした。
そして、最後のチームの企画発表。
発表前には何やらチームで言い争いになり、一人を残して他の人たちは帰ってしまうという険悪なムードでスタートしました。
発表しようと進めると、何者かにデータを乗っ取られ、発表スライドの内容が書き換えられたものとなっていました。どうやら前期の授業で入国出来ない留学生に渡した「X-tech BOOK」とは別のゴショップ版「裏X-tech BOOK」というものが存在しており、乗っ取った何者かから出題される謎を解いて、最初に辿り着いたチームにこの「裏X-tech BOOK」を委ねるそうです。
各チームそれぞれに謎が書かれた紙を渡されます。
それぞれのチームで違うものが提示されているので、法則性を読み解いていきます。
軽部先生率いるチームは、なかなか答えが分からず、構内をうろうろ。他のチームはヒントを見つけるなど、どんどん先を越されていきます。
最初の答えすら辿り着けず、今日は家に帰れない(授業が終わらないのでは・・・)という不安と空気になりつつありました。
途中からこの企画主催者の助けが加わり、全ての答えが揃い、
なんと、
無事、ゴーーーーーーーーーーーーーーーール!!!!!
最下位と思われた軽部先生率いるチームが一番着!
嬉しくて軽部先生も飛び跳ねながら、みんなとハイタッチ!
もうこれは家に帰れないのでは・・・という不安(と諦め)もある状況の中、他のチームもなんとかゴールまで辿り着くことができました。
▲一番着のチーム with 軽部先生
この最後の企画では、各チームが最初に解いた答え「テレビ番組」「水」「コーヒー」「夏」などは、前期の「プランニング基礎」で実施した内容のキーワードが散りばめられていたようです。
このチームの企画テーマは、「取り戻す」ということでした。
「この企画が授業最後のサプライズだったので、次に向けた展覧会へのみんなのやる気をなんとか取り戻したかった」と話していました。
言い争いはただの演出だったようでした。(ホッ)
脱出ゲームのようなこの企画。チームで話しながら協力して取り組まなければたどり着けないほどの難しさでした‥。
なんとかゴールを目指そうとみんなで謎を解き合い、共に行動することで、少し忘れかけていたみんなとの一体感を取り戻せたのではないでしょうか。
今回のそれぞれのチームの発表を受けて、軽部先生からは、
「こういう企画の授業って『授業だからまぁいいや』っていう意識になったりするけど、今回はみんなが授業外でどれだけ時間をかけてやっているか、よく分かる内容だった。」
中山先生からも、「入学して1年くらい経つと生活にも慣れて、どうしてもダレてくる傾向がある。けど、今回の発表を聞いてそんなことはなかったと実感した。次も頑張ろうという気持ちにみんながなれたんじゃないかな。」と最後に講評いただきました。
この企画を乗り越えた学生の皆さんが、この後どのような展覧会を実施するのか今から楽しみです!
また授業の様子をご紹介します!
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Continuous Solo Exhibitions of Kazuya Nakayama studio,
Kyoto University of the Arts
京都芸術大学 中山和也ゼミの学生による6人連続個展
refrain 大瀬 美貴
夢は深層心理の現れである。ほとんどの夢は忘れてしまうが、記憶に残っている印象深い夢を思い出し、夢の中の忘れていた記憶や自覚していなかった風景を確認する。
会期:2021年11月16日(火) ~ 11月20日(土)
時間:9:30 ~ 18:00 12:00~18:00(awabar kyoto営業時間変更に伴い、開催時間変更となりました。)
会場:awabar kyoto (京都市中京区瓦町通 御池下る下丸屋町390-2 QUESTION 1F)
最寄駅:地下鉄東西線「京都市役所前」駅徒歩約 1 分、京阪電車「三条」駅 徒歩約 5 分
展覧会twitter :@nakayama_studio
展覧会instagram:kazuya_nakayama_studio
展覧会facebook:Kazuya Nakayama Studio
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新・用の美展 用をあらため、美にかえる (NEW) NORMAL ART
教員の白石先生がディレクションの1人として、そしてメンバーにもクロステックデザインコースの学生が数人関わっているプロジェクトが展覧会を行っております。
皆さま、ぜひご覧ください。
会 期:2021年11月10日(水)~12月17日(金)10:00-20:00
休 館:土曜・日曜・祝日
会 場:ワコールスタディホール京都
入場料:無料
主 催:京都芸術大学ウルトラファクトリー
協 賛:株式会社ワコール、株式会社資生堂
協力:京都信用金庫、株式会社細尾、新工芸舎、MTRL KYOTO/FabCafe Kyoto、長岡銘竹株式会社、土肥板金工業株式会社、かみや民芸店、竹工房喜節、藤原製本株式会社、中田工芸株式会社(順不同)
【ディレクション】 服部滋樹 ミヤケマイ 白石晃一 中家寿之
【メンバー】石川蒼 伊藤瑞 大塚崚太郎 北山菜水 小橋美花 佐藤星那 城井知世 武内小春 谷口雄基 永倉瞭 中森美咲 西川りさ 橋佐古和香 服部亜美 山下龍二
ワコールスタディホール京都にて、新しい時代の「用の美」とはどのようなものかを問う「新・用の美展 用をあらため、美にかえる (NEW)NORMAL ART」が始まりました。「新・用の美」を「機能・空間・時間・見方」のサブテーマに分け、考察。
展覧会レビューをお読みください。https://t.co/q1AyTW5Lxu— 京都芸術大学 (@kua_pr) November 17, 2021
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クロステックデザインコース 在学生へのインタビュー
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京都芸術大学クロステックデザインコース公式ページに、授業内容の詳細を掲載中!
ぜひそちらも覗いてみてくださいね!
クロステックデザインコースでの日々の授業風景、
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ぜひそちらもチェックしてみてください!
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