- 2023年12月13日
- イベント
芸術館のトークイベントを開催しました!
こんにちは!
アートプロデュース学科です!
11月29日(水)、芸術館で開催された「infinite journey 果てしのない旅」のギャラリートークを、京都芸術大学アートプロデュース学科の専門科目「芸術学Ⅴ / 美術芸術論Ⅶ 」の受講生たちが運営を務めました。
「infinite journey 果てしのない旅」は京都芸術大学の学内にある芸術館(人間館ギャルリ・オーブ 2F)にて開催中の2023年の秋期特別展。
学園美術品活用委員会が企画し、学園美術品を紹介する展覧会の第1弾となっています。
展覧会会場の様子や、運営に関わった学生の紹介や展覧会を企画された本橋弥生先生のインタビューは以下のブログ記事からご覧いただけます。
▶️芸術館の展覧会運営に関わりました!vol.1 【学生コメントあり】
▶️芸術館の展覧会運営に関わりました!vol.2 【学生コメントあり】
▶️【本橋弥生先生インタビュー】芸術館秋期特別展「infinite journey 果てしのない旅」
展覧会の出品作家を招いてのトークイベントに、少々緊張気味の学生たちでしたが、受講生で入念に計画した台本を片手に、イベントを進めてくれていました。
登壇者がトークを交わしながら展覧会の魅力を再認識していく様子は、トークイベントならでは。
対話がアートの価値を生み出していくことを実現する、まさにアートプロデュースの力を強く感じた日となりました。
ギャラリートークで司会を務めた3名の学生に感想を聞いてみました。
・稲葉侑生さん(アートプロデュース学科3年生)
美術館で行うギャラリートークは、アーティストという雲の上の存在のような人が考え、偏った言い方をするなら、思想を語られているような、堅苦しいイメージがあって、実は今まで参加したことが無かったです。
なので、今回のギャラリートークを企画しませんか?という先生の提案は、内心、完璧な乗り気ではありませんでした。
でも、キャプション制作からはじまり、作家の先生とお話したり、みんなで文章を添削し、聞きたいことをあげたりしていく中で、思っている以上にアーティストの方は、広く柔軟な思考で作品を制作していて、アーティストさん同士の会話は想像していたより自由で豊かで、そしてギャラリートークを実行する側も、きっとアーティストに偏見をもっていたときのような私のように、アートを固く感じている人に、もっと柔らかく暖かいものを伝えたい、と思って企画しているのではないかと、肌身で感じられました。
近いうちに、ほかのギャラリートークにも参加してみたいと思います。
稲葉侑生さん
・若月彩名さん(アートプロデュース学科 3年生)
ギャラリートークを企画・運営をすることが初めてだったのでとても緊張しました。
準備する時間も短く、開催直前でも、台本や進行について履修生と練っていました。
私たちが話しを繋げたり、質問をして話しを展開していくことも考えていましたが、実際は作家さん同士で話しを振っていたり、話しに加わったりと、自然な会話を聞くことができて、見に来てくださった方に貴重な体験をしてもらうことができたと思います。
ギャラリートークのプログラムを考えている時に、作家さん同士の対談をしてほしいと思っていたので、それ実現することができ、展覧会のキーワードにもなる「つながり」を感じれた。
時間は限られているので、ターンごとに時間を決めていましたが、話しが盛り上がり会話が続いた時、それをどう自然に止めて回していくかが難しかったです。
ギャラリートーク自体あまり参加したことがないので、他の美術館や他のイベントのギャラリートークに参加して運営について学んでみたいと思いました。
今回ギャラリートークを行うまで、とても不安で、実際に行っても難しい場面が多かったのですが、作家さんの作品についてのお話やその背景など個々でしか聞けないお話を聞けてとても楽しかったです。
若月彩名さん
・秋本麻帆さん(アートプロデュース学科3年生)
ひとまず、無事終えられてよかったです。
展覧会のテーマの一つが「対話」ということもあり、ギャラリートークにおいても登壇者である作家さんが観客に向けて一方的に話すのではなく、作家さん同士や観客との間に対話が生まれるようなものにしたいと考えていました。
そのためにも、トークテーマや質問だけでなく、会場の配置や向き、立ち位置などにも気を配りながら準備をしました。
神谷さんがご自身の作品制作プロセスについて「セッション」という言葉を用いておられましたが、トーク中の作家さん達も、1人のお話をきっかけにその話題で盛り上がったり、お互いの作品について熱い感想を述べ合ったりと、本当に即興演奏のように互いの言葉に触発されて熱いトークを繰り広げていて、自分は司会という立場でしたが、いち観客として深く聞き入ってしまいました。
時間の都合でお話中に割って入らなければいけなかったのが惜しかったです。
このギャラリートークは企画段階から当日に至るまで、私たち学生と本橋先生と作家さん方との間で意見を出し合って試行錯誤しながら進めてきたので、良いイベントになってよかったです。
秋本麻帆さん
当日は、途中で席数を増やすほど多くの方にご来場いただきました。
展覧会の注目度や魅力が会場の熱感に表れていたのではないでしょうか。
ギャラリートークの企画・進行に携わった皆さん、お疲れ様でした!
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