- 2024年6月14日
- ニュース
2024年度 優秀学生賞受賞者インタビュー vol.1
こんにちは!
美術工芸学科アートプロデュースコースです。
6月14日(金)、2024年度 優秀学生賞表彰式が行われました!
優秀学生賞
研究・制作活動、課外活動等、学生生活において秀でた4年次生を表彰し奨励する制度です。
3年次までの成績や研究・活動実績をもとに厳正に審査を行い、2024年度は65名の受賞学生を選抜しました。
皆さま、おめでとうございます!
アートプロデュースコースからは2名の受賞者が選ばれました!
箭内 夏乃さん(4年生)
和田 紗奈さん(4年生)
今回は受賞者インタビューvol.1として、和田 紗奈さんにインタビューをさせていただきました!
和田紗奈さん
受賞おめでとうございます!今のお気持ちを聞かせてください。
和田:ありがとうございます。素直に嬉しいなと思っています。
このような賞を受賞するとは思ってもいなかったので最初は驚きましたが、アートプロデュースコースの学生としての頑張りが評価されたのかなと思うとありがたいし、本当に嬉しいなと思います。
いつも支えてくれる友達や家族、教員の方々にたくさん感謝を伝えたいです。
受賞に輝いた和田さんの大学での活動等が気になる方も多いと思います。
現在、卒業研究・制作に取り組まれていますが、どんなことを研究されていますか?
和田:私は、2009年に外務省が外交政策として打ち出した「ポップカルチャー発信使(通称カワイイ大使)」の批評を目的とした研究をしています。
その研究を行うなかで、わたしたち日本人の中に「幼さ」を良いものと捉えていることで内面化されてしまっている”何か”を探りたいと思っています。
どうしてその研究をしようと思ったんですか?
和田:以前から、わたしたち日本人は「幼さ」を好んでいるように感じていて、それに対して疑問を感じていました。
日本を表す言葉に「かわいい」ってあるけれど、なんだかしっくりこない…という違和感が研究の第一歩だったと思います。
もともとサイードの『オリエンタリズム』に触れていたこともあり、外交政策を取り扱おうと決めました。
面白いテーマですね。
普段感じている違和感に着目し、研究テーマとして扱うことにされたんですね!
和田さんの感じている違和感をそのままにせず、追求してみようと挑む姿勢が今回の優秀学生賞の評価にも繋がったのだと思います。
論文の完成が楽しみです!
ところで、和田さんがアートプロデュースコースを選んだきっかけは何だったんですか?
和田:もともと絵を描くことが好きだったのでぼんやりと芸術大学に憧れがありました。
しかし、絵を描く技術よりも「人が楽しいと感じたり、喜びを感じたりする空間やプロセス」に興味があることに気付きました。
それがきっかけだったと思います。作品を生み出すこと以外にも、アートに関わることのできる場所があると知り、アートプロデュースコースを選びました。
絵を描くことが好きなうちに、作品を制作した後のアートプロデュースの分野に興味を持たれたんですね。
チームワークが得意で人との関わりを大切にされる和田さんらしいですね。
アートプロデュースコースに入学後、印象に残っている出来事はありますか?
和田:オープンキャンパスにスタッフとして参加したことが印象に残っています。
1回生の頃から参加させていただいたのですが、はじめは緊張しすぎてオープンキャンパスに来てくれた高校生にコースの資料を渡すのが精一杯だったのを思い出します。
コースの紹介なんて全然できませんでした。しかし、3回生になると高校生に積極的に話しかけて、コースの学びと高校生の興味を短い雑談の中でもつなげることができるようになったのは、とても成長を感じました。
あとは、友達も一緒に参加していたこともあって、オープンキャンパススタッフの仕事を単純に楽しいと感じるようになっていったのも印象的だなと思います。
和田さんが3年生になった頃、自分から「オープンキャンパススタッフをやりたい!」と声をかけてくれたことをよく覚えています。
オープンキャンパスでお話しした参加者の方が実際に自分の後輩になっていると思うと、とても感慨深いですね。
それでは、そんな後輩や高校生の方にメッセージをお願いします。
和田:在学生の皆さん、いつもお疲れ様です!大変なことも悩みもたくさんあると思います。
ありがたいことに、このコースにはいろいろな視点をもっている人が集まっているので、色んな人に相談をしたり、話してみると新しい考えや解決策が見つかるかもしれません。
高校生の皆さん!アートに興味はあるけど、絵を描くことには自信がないし…と思っているなら「描いた絵がどうなってほしいのか」や「好きな作品の魅力はどこだろう」と一度考えてみてください。
絵を描く以外にも、芸術に関わる方法はたくさんありますよ!
和田さん、ありがとうございました!
担当教員コメント
授業の趣旨や課題の意図を的確に読み取り、素早く反応する回転の良さは秀逸。座学もさることながら、グループ活動の目的とその過程を読み取り、協力しあう関係を作り上げる力はピカイチ。責任を引き受けた時にその輝きは増す。グループ活動でも、周囲を明るくリードし、場を盛り上げる力があり、アートプロデュース学科の優秀生としてふさわしい。
お知らせ
8/24(土)・25(日)OPEN CAMPUS!
8/24(土)・25(日)にアートプロデュースコースの体験授業を受けられるイベントを開催します!
2日程開催するので、2日間参加すると最大4コース体験できます。
高校3年生、受験生は9月の体験授業型入試対策としてオススメです。
また、来場してくださった方は、体験授業型入試にその場でエントリーを行うことが出来ます。
高校1・2年生も、夏休みを利用して、芸大の様々な授業を体験して、興味の幅を広げたり、もっとコースについて理解できる機会なので、是非ご来場ください!
8/24(土)・25(日)体験授業オープンキャンパス
アートプロデュースコースの体験授業は…
人をワクワクさせる企画書の作り方
プロジェクトやイベントなどを実施するにあたって、必ず必要になるのが「企画書」。
誰かに自分のやりたいことを伝えるためには、企画書がないと始まりません。
見た相手が思わずワクワクして一緒に実現したくなる、魅力的で伝わりやすい企画書を作るためのノウハウをお伝えします。明日から使える超・実践講義です。
アイデアを形にするために必要な企画書作りを通して、協力者やお金を集めるコツを教えます。ぜひご参加ください!
▶️8/24(土)・25(日)体験授業オープンキャンパスの詳細・お申込はこちら
※6月中旬申込開始予定
アートプロデュースコースのことをもっと知りたい方はこちらをチェック!
▶️京都芸術大学美術工芸学科アートプロデュースコース 公式WEBサイト
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