- 2024年6月18日
- ニュース
2024年度 優秀学生賞受賞者インタビュー vol.2
こんにちは!
美術工芸学科アートプロデュースコースです。
6月14日(金)、2024年度 優秀学生賞表彰式が行われました!
表彰式の様子
優秀学生賞
研究・制作活動、課外活動等、学生生活において秀でた4年次生を表彰し奨励する制度です。
3年次までの成績や研究・活動実績をもとに厳正に審査を行い、2024年度は65名の受賞学生を選抜しました。
アートプロデュースコースからは2名の受賞者が選ばれました!
箭内 夏乃さん(4年生)
和田 紗奈さん(4年生)
受賞者インタビューvol.1に続き、vol.2として、箭内夏乃さんにインタビューをさせていただきました!
箭内 夏乃さん
受賞おめでとうございます!今のお気持ちを聞かせてください。
箭内:ありがとうございます。
今まで頑張ってきたことがこうして評価されたことに、嬉しさを覚えるばかりです。
様々な授業で色々なことを学んできましたが、それら全てが私一人の力で達成されたというわけではありません。
時には、チームを組んで協力しながら達成できたこともあったので、周りの人がいなければできなかったことも多くあったなと思います。
ですが、チームを組んだことで私個人として学んだことも多くありました。
なので、今回の受賞をしっかりと受け止め、これからもより一層頑張っていきたいです。
受賞に輝いた箭内さんの大学での活動等が気になる方も多いと思います。
現在、卒業研究・制作に取り組まれていますが、どんなことを研究されていますか?
箭内:卒業研究では、BLマンガの魅力を追求する研究を行っています。
BLマンガの何が魅力なのか、なぜ面白いのか、どんな面白さがあるのかを考えています。
そのために、主にBLマンガの作品分析を行い、BLマンガだからこそ言える魅力を探求しています。
今は、まだ研究途中で作品分析も満足にできているとは言えませんが、これからたくさんの時間をかけて、たくさんのBLマンガの魅力を見つけていきたいです。
どうしてその研究をしようと思ったんですか?
箭内:自分の興味関心が出発点です。
最初は、趣味程度にBLマンガを読んでいました。
しかし、自分がBLマンガを読んで日々感じ取っている面白さやワクワクしている気持ちは、一体どこからきているのだろうと疑問を持つようになりました。
そこから、BLマンガの持つ魅力を追求したいと思うようになり、卒業研究のテーマとして研究していきたいと思いました。
ご自身の趣味が発端となり、そこにどんな魅力があるのか深掘りしていくうちに研究テーマとして扱うことにされたんですね!
箭内さんの切り口はいつも鋭いので、これまでの研究では語られることのなかった発見や、新しい考察が生まれそうな予感がします。
論文研究頑張ってください!
ところで、箭内さんがアートプロデュースコースを選んだきっかけは何だったんですか?
箭内:きっかけは、幼い頃からキュレーターになりたかったからです。
幼少期から美術館に行く機会が多くあり、その中でも展覧会の準備や設営の現場にも見学に行くことが多くありました。
展覧会が作られていくところを見たり、実際に展覧会やギャラリーに足を運んだりしている中で、キュレーターという存在を知りました。
そこで、自分もいつかこのような人と作品が出会う場所を作りたいと思ったことが、アートプロデュースコースで学びたいと思った大きな理由です。
人と作品が出会う場所づくりを進路に見据えてコース選びをされたんですね。
それでは実際にアートプロデュースコースに入学して、印象に残っている出来事はありますか?
箭内:印象に残っていることは、3年生の時に学生作品展の展覧会を企画し運営したことです。
十数人の有志で集まったメンバーと一緒に夏休み中に主なミーティングを行い、展覧会のテーマや会場デザイン、搬入出のスケジュール管理など、協力しながら展覧会を作り上げていきました。
初めて夏休み期間という長い時間をかけて展覧会を作ることに尽力したので、印象に残っています。
また、展覧会自体も無事成功に終わり、たくさんの人に自分たちが作った展覧会をみていただけたので、自分が学んできたことが活用できて自信へとつながりました。
2023年度 学生作品展の様子
学生作品展では、広い教室をまるごと使った大規模な作品展となりましたね。
3回次の経験や直面していることを、「開拓」というキーワードを 基に展示の組み立てを行い、それぞれの活動や制作に励む学生のポートフォリオを展示しました。
▶️2023年度 学生作品展の様子はこちらからご覧いただけます!
ポートフォリオで自身の興味関心を他者に開きながら、アートプロデュースの力でテーマの世界観を引き出した展示方法も注目されていました。箭内さんは高校生のときに目指した、作品と鑑賞者を繋ぐスキルを着実に身につけていますね!
それでは最後に、アートプロデュースコースの後輩や高校生にメッセージをお願いします。
箭内:進路に迷っていたり、もうすでに心に決めるところがあったり、人それぞれの進路なので様々あると思います。
自分のやりたいことって何?ってなったり、自分の将来どうしようってなったり、迷いや悩みも多くあるかと思います。
ですが、とりあえず行動してみるところから始めてみても大丈夫です。
何を考えて行動するかももちろん大切だと思いますが、行動してからその結果を受けてどうしていくのか、常に考え続けることをやめなければ、いつか自分の力になります。
考え続けることはとても難しいですが、自分の努力次第でどんな力も身に付くと思います。
応援しています。私も頑張ります。
箭内さん、ありがとうございました!
担当教員コメント
1回生の不安げな姿はどこへやら。2回生、3回生と学年が上がるにつれ、チーム内でのびのびと自分の役割を果たし、学びを楽しむ姿を見てきた。レポートや進級論文に誰よりも熱心に、長い時間をかけて取り組む様子は他の学生たちへの大いなる刺激になっている。
グループ活動でも、周囲の調整役として安定した役割を果たしており、アートプロデュース学科の優秀学生にふさわしい。
お知らせ
8/24(土)・25(日)OPEN CAMPUS!
8/24(土)・25(日)にアートプロデュースコースの体験授業を受けられるイベントを開催します!
2日程開催するので、2日間参加すると最大4コース体験できます。
高校3年生、受験生は9月の体験授業型入試対策としてオススメです。
また、来場してくださった方は、体験授業型入試にその場でエントリーを行うことが出来ます。
高校1・2年生も、夏休みを利用して、芸大の様々な授業を体験して、興味の幅を広げたり、もっとコースについて理解できる機会なので、是非ご来場ください!
8/24(土)・25(日)体験授業オープンキャンパス
アートプロデュースコースの体験授業は…
人をワクワクさせる企画書の作り方
プロジェクトやイベントなどを実施するにあたって、必ず必要になるのが「企画書」。
誰かに自分のやりたいことを伝えるためには、企画書がないと始まりません。
見た相手が思わずワクワクして一緒に実現したくなる、魅力的で伝わりやすい企画書を作るためのノウハウをお伝えします。明日から使える超・実践講義です。
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▶️8/24(土)・25(日)体験授業オープンキャンパスの詳細・お申込はこちら
※6月中旬申込開始予定
アートプロデュースコースのことをもっと知りたい方はこちらをチェック!
▶️京都芸術大学美術工芸学科アートプロデュースコース 公式WEBサイト
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