クロステックデザインコース

【造形技術演習】遅四グランプリ 関西予選大会 〜そんな急いでどこいかはりますの?〜

こんにちは!

 

クロステックデザインコースです。

 

 

今回は、「造形技術演習」の後半の授業で行われた内容をご紹介します!

 

「造形技術演習」の授業は、主に1年生を中心とした授業で、様々な素材に実際に触れながら造形技術の基礎を学んでいきます。

「造形技術演習」の後半の授業では、講師に美術家のやんツーさんをお迎えし、新たなことに取り組んでいます!

 

やんツーさんは、セグウェイが作品鑑賞するインスタレーションや、機械学習プログラムを導入したドローイングマシーンなど、人間の行為を情報技術が代替する自律型の装置を作品として制作されています。

 

【お知らせ】

現在、東京の森美術館にて開催されている「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」にも、作品が展示されています。

また、群馬県高崎市にある現代美術を中心に扱うギャラリー「rin art association」にて、個展「Back to the Future」を現在開催中です!

 

 

 

この「造形技術演習」後半の授業で取り組むことは、

 

遅いミニ四駆、その名も「遅四(おそよん)」!!!

 

 

「ミニ四駆」と聞くと、モーターと電池を兼ね備えた、速さを競う小型の自動車模型。ジャパンカップが開催されるなど、日本だけではなく世界には熱狂的なファンもいます。

 

実際に走らせると、ものすごいスピードでコースを走り回るミニ四駆に対して、

この「遅いミニ四駆(遅四)」とは、ミニ四駆に超低速ギアモーターなどを使うことで、逆に遅く走らせるよう改造したもの。

 

この「遅四」を今回制作し、最後には「遅四グランプリ」として大会を開催します。

 

 

ミニ四駆のように「速い=良い」ということだけではなく、速さ以外のことで競ったり、何か別の価値を見出してみましょう、とやんツーさんは話していました。

 

 

 

学生たちは自分のミニ四駆を遅くするためのパーツやツールを各自で持参し、自分のアイディアを取り入れながらすでに改造に取り組んでいます。

授業も終盤に近くなり、今回は学生が作った遅四の大会「遅四グランプリ」開催に向けて、その会場設営とデザインの制作などを行いました。

 

大会のルールなども合わせて作っていきます。

早速、ミニ四駆のコースを組み立てていきます!

コースが出来上がったら、学生が作った遅四を試しに走らせてみます。

止まっているかのように見えて、微妙に動いている学生が作った遅四。

 

最近、女性を中心にミニ四駆をデコる「デコ四」というものも流行っているようです。

学生の中には、デコ四の人も!

なんとタイヤには毛糸で編まれたものが巻き付けています。これはコースを滑って遅く走りそうですね。

 

いかに遅いミニ四駆に改造するか、学生は様々なアイディアを組み合わせて取り組んでいるようです!

大学にあった廃材で学生が即席で作った、グランプリ当日の実況席におくネームプレート。

捨てられていた板を使って、即席の看板も!

時間もあまりないので、あるものを活かして、面白く、ささっと整えていく遊び心を感じますね。

看板も吊るしていきます。

ある程度、会場の設営を整えて、いよいよ本番です!

 

 

**

 

 

そして、翌週に、

『遅四グランプリ 関西予選大会 〜そんな急いでどこいかはりますの?〜』

ついに開幕です!!!

会場である人間館1Fラウンジに、遅四ファイターたちが集まります。

 

今回の決勝戦、やんツーさんはオンラインで観戦。

 

アーティスト・工芸家であり、遅四協会理事でもある島本 了多さんも、オンラインで今回の決勝戦を見届けます。

 

まずは、学生が作った遅四の名前・どういったところにこだわって制作したか、それぞれ紹介してもらいました!

遅く作れた人も、なかなか上手く作れなかった人も、それぞれが持つアイディアを形にしようと頑張っていましたね!

 

3年の川村 颯太さん滋賀県立大津商業高等学校 出身)と1年の森田 韻生さん(奈良育英高等学校 出身)の2人が、インスタグラムでライブ配信するためにカメラなどの機材をセッティングしています!

 

今回学生が考えた「遅四グランプリ」のルールは、

 

1. 止まらないこと

2. 逆走しないこと

3. 誰よりも遅く走ること

 

一番遅かった人には、優勝カップの贈呈があります!小さい方のカップは準優勝カップ。

3年生の伊藤 瑞さん(愛知県立刈谷北高等学校 出身)が、セラミック3Dプリンタを使って作ってくれました。絵付けは白石先生。

優勝カップの裏には、「脱成長」の文字が。

 

2コースあるので、それぞれの遅四をセットして、スタートします!!!

 

写真ではなかなか伝わりませんが、遅いです!

動いているか分からないほどの速度で、少しずつ前に進んでいます。

 

学生の遅四が動いている様子はこちら

https://twitter.com/xtechdesign/status/1616424944099004416?s=20&t=MAtcZSk1S5ME1pyHmEYiXA

 

作った学生たちもいかに遅く走らせるか、遅さを極めていますね。

 

 

こちらはもう一つのコース。

一瞬止まったり動き出したりと、周りからは思わず「がんばれー!」と声が上がります。

やんツーさん・島本さんも、画面越しにその様子を見届けて下さっています!

 

ライブ配信は、このような感じで学生がやってくれていました!

 

 

 

授業も終わりに差し掛かり、大会終了とし、最後には表彰式を行いました。

👑優勝

 伊藤 浩大さん(拓殖大学紅陵高等学校 出身)

 

準優勝

 北村 匠さん(滋賀県立長浜北高等学校 出身)

 

3位

 竹部 葵さん(千葉英和高等学校 出身)

優勝・準優勝のお二人には、白石先生から優勝カップの贈呈がされました。

3位の竹部さんには、実況のコマが渡されています。

優勝・準優勝おめでとう!

 

皆さん、お疲れ様でした!

 

 

 

授業の最後には、やんツーさんから

 

「“早い”のが良しとされていることが多い世の中ですが、そこに絶対的に価値があるとは限らない。その逆の“遅い”ことに目を向けると、そこにも何かしらの価値や美学があるはず。」

 

 

 

世の中、様々なことが目まぐるしいスピードで変化し、早さや便利さ、正確さなどをより求められることもあります。

 

しかし、時にはその意味や本質が何なのか、立ち止まってゆっくり考えて、小さなことに気づいて面白がってみるのも大事かもしれませんね。

 

 

 

また授業の様子をご紹介します!

 

 

 

 


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クロステックデザインコースの最新カリキュラムや進路について紹介|先生によるコース紹介動画2022

クロステックデザインコース 在学生へのインタビュー

 

 


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