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2016.08.02

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ULTRA X HAPS TALK 002 『中央アジアの現代美術--ポスト・ソヴィエトの文脈から』

グリナラ・カスマリエワ&ムラトベック・ジュマリエフ(アーティスト、キルギス共和国)

2016. 08/04 (木)

19:00

20:30

瓜生山キャンパス 智勇館1階

http://www.kyoto-art.ac.jp/info/about/access/campusmap/ MAP
ULTRA X HAPS TALK <現代アートで京都と世界をつなぐ>

現代アートを取り巻く環境は、この数十年で飛躍的に複雑化し、そのなかでアーティストとしてグローバルに活躍する道を模索することは容易ではありません。世界各地で同時多発的に生産される芸術の概況を把握することは、もはや不可能といって良いでしょう。とりわけ、経済成長と近代化の進む近隣アジア諸国では、新しい美術館の創設やアートフェア、国際展の隆盛など発表の機会も拡大し、世界からこの地域に向けられた注目も高まっていますが、すでにアートを取り巻くインスティテューションとしては整備を終えた感もある日本では、むしろ制度化の再考、アーティストの社会的役割、グローバルなネットワーク構築などが改めて問われているといえるでしょう。

京都では、多くの芸術系大学から毎年新しいアーティストが輩出されていますが、日本の伝統文化の中心地でもある街から、このように複雑化した現代アートの世界と、今日、どのようなつながりを見出すことができるのでしょうか? 京都造形芸術大学とHAPS共催による「ULTRA×HAPS TALK」では、世界各地で活躍するアーティスト、キュレーター、コレクター、研究者、ギャラリストなどを招聘し、対話を積み重ねていくことで、世界を実感し、理解を深めていきたいと考えています。

① ULTRA×HAPS TALKは、若手芸術家を応援する東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)の「キュレーター招聘プログラム」の一環です。
② ULTRAは、超越的なクリエイティビティを求める京都造形芸術大学の「ウルトラファクトリー」に倣っています。
③ 京都造形芸術大学では、京都を拠点に現代アート界でグローバルな活躍をめざすアーティストの育成機関を将来に見据えています。


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ULTRA×HAPS TALK 002
ユーラシア大陸の内陸部にある中央アジア諸国では、複雑な社会背景からも力強い現代アートの実践を見ることができます。キルギス共和国ビシュケクを拠点に1998年からユニットで活動するグリナラ・カスマリエワ&ムラトベック・ジュマリエフは、国際的に幅広い活動を続ける一方で、次世代のための教育プロジェクトなども行っています。ULTRA×HAPS TALK002では、「ヴェネチア・ビエンナーレ中央アジア館」などを含む1998〜2008年の間の展覧会から、続くスクール・プロジェクトに至る彼らの実践を語ってもらいます。

* 英日逐次通訳あり

<グリナラ・カスマリエワ&ムラトベック・ジュマリエフ 略歴>
グリナラ・カスマリエワ、ムラトベック・ジュマリエフともにキルギス共和国ビシュケク生まれ、同地在住。ソビエト時代にカスマリエワはモスクワで、ジュマリエフはサンクトペテルブルグで各々美術教育を受ける。1998年以降ユニットで活動。2005年には第51回ヴェネチア・ビエンナーレで初の中央アジア館に参加した他、シンガポール・ビエンナーレ(2006)、シャルジャ・ビエンナーレ(2007)、光州ビエンナーレ(2012)など国際展参加多数。2005年〜2008年には「ビシュケク現代美術展」を企画。2009年〜2012年にはビシュケクで現代アートのための学校を主宰。今年は「あいちトリエンナーレ2016」に出品している。

費用 無料(但し、要申込み)
定員 100名
申込方法 ①氏名、②人数、③連絡先電話番号あるいはメールアドレス、④ご職業(学生の場合は大学名)を問い合わせ先アドレス宛にお送りください
主催 京都造形芸術大学大学院、東山アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)
お問合せ ULTRA_HAPS@office.kyoto-art.ac.jp
関連教員 片岡真実(大学院芸術研究科 教授)〔企画〕
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