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芸術学科

文芸

CREATIVE WRITING

豊饒な文学の世界。

「読むこと」と「書くこと」から学ぶ豊饒な文学の世界。幅広い授業内容と多彩な講師陣。

コースの特徴

01「読む」と「書く」で、文学の広い世界を知る。

文学の広く豊かな世界を深く知るために、エッセイから古典までさまざまな表現世界を深く読み、理解し、楽しみ、自らの言葉で表現することに挑戦。「読むこと」と「書くこと」の両輪で、文学の豊かさを経験します。

023つの科目群から学ぶ。

カリキュラムは、次の3つの科目群で構成。
①多彩な文学の世界に接するスクーリング科目。
②文学について語ることを学ぶテキスト科目。
③文章表現力を養い自ら文学作品を創るテキスト科目。卒業研究は、創作・研究論文のどちらでも可能です。

東京だけのスクーリングで卒業可
大学、短大、専門卒の方は、最短2年卒で卒業可

学びのポイント

学べる領域が広い

エッセイ、小説、批評、古典、トラヴェル・ライティングなど。ジャンルや時代・国を問わず、さまざまなタイプの文学に接しながら学ぶことで、自分の表現スタイルを見つけられます。

多彩な講師陣

小説家、研究者、ジャーナリスト、編集者など、指導にあたるのは、現役の書き手やスペシャリストたち。プロならではの鋭い指摘や深い洞察力で、ひとりひとりの学びを支えます。

過年度例:麻宮 ゆり子氏(小説家)、伊藤 宏子氏(編集者)、近藤 雄生氏(ノンフィクションライター)、伊藤 譲治氏(ジャーナリスト)、大高 翔氏(俳人)、山口 由美氏(トラヴェルライター)

学びのステップ

STEP1,2

文芸という世界の
幅広さと奥行きを知る。
まずは読むこと・書くことの基礎を学びます。さらに「文学の核心を知る」「さまざまな文学世界を学ぶ」「書くことを楽しむ」という3つの領域で用意された多彩な科目群から、各自の興味や目的にあったものを選択し、履修。文芸への興味と理解を深めます。

 テキスト科目例 / 小説の構造と技法[左]小説の「面白さ」を「構造」と「技法」という二つの面から分析。小説をより深く読み、より巧みに書くための方法を学びます。 スクーリング科目例 / 本を作る【右】「執筆から製本へ」。実際に教室で、一冊の本をはじめからおわりまで自らの手で制作します。

STEP3

自分のテーマを見つけ、
それを表現する方法を探る。
本格的に読むこと・書くことの実践に取り組むなかで、卒業研究につながる自分だけのテーマを見つけ出します。さらにゼミ形式で発表、合評を行うことで、各自のテーマをより深く多角的に検証していきます。

 テキスト、スクーリング科目例 / 論文研究Ⅰ、Ⅱ授業だけでなく読書会などのイベントを年に数回開催し、学びをより深いものにします。

STEP4

学びの集大成として、
卒業研究に取り組む。
論文研究のテーマを深め、創作、研究論文のどちらかで卒業研究に取り組みます。学生1人につき2人の教員が担当。創作、研究論文とも原稿用紙30〜80枚をめやすに仕上げます。

入学~卒業までのステップ

4年間で学ぶことがら

  • はコース専門科目、は学科専門教育科目です。
  • ※この他にも芸術学、歴史遺産、和の伝統文化コースの学科専門教育科目が受講可能です。

1年間の学習ペース

【1年次入学】専門教育科目の1年間の履修スケジュール例

【3年次入学】専門教育科目の2年間の履修スケジュール例

学費の目安

授業料 231,000円
スクーリング受講料 64,000〜84,000円
単位修得試験受講料 12,000円
1年間の合計金額 307,000〜327,000円

卒業までの合計⾦額(4年間)
1,228,000〜~1,308,000円

  • ※入学初年度は、上記に加えて⼊学・編⼊学選考料20,000円と、⼊学・編入学金30,000円、学生 教育研究災害保険料140円の合計50,140円が必要となります。
  • ※スクーリング受講料は、科目の種類や開講場所によって料金が異なります。
授業料 231,000円
スクーリング受講料 96,000〜126,000円
単位修得試験受講料 12,000円
1年間の合計金額 339,000〜369,000円

卒業までの合計⾦額(2年間)
678,000〜~738,000円

  • ※入学初年度は、上記に加えて⼊学・編⼊学選考料20,000円と、⼊学・編入学金30,000円、学生 教育研究災害保険料140円の合計50,140円が必要となります。
  • ※スクーリング受講料は、科目の種類や開講場所によって料金が異なります。

教員メッセージ

中村 亮二准教授

〈ことば〉の力を借りて、
世界を、自分を、探求しよう。

河田 学
KAWADA Manabu
准教授

1971年東京生まれ。1994年京都大学理学部卒業、2005年同大学大学院人間・環境学研究科修了。日本学術振興会特別研究員を経て、2007年より本学教員。専門は文学理論。〈フィクション〉という観点から、おもに小説の物語構造を研究。最近は、小説というジャンルが誕生した18世紀イングランドにおける出版事情について調査を行っている。おもな著訳書に、『知のリテラシー 文化』(共編著、ナカニシヤ出版、2007年)、『フィクション論への誘い』(共著、世界思想社、2013年)、『フィクションのディスクール』(2017 年刊行予定)、レーモン・クノー『文体練習』(共訳、水声社、2012年)。

レーモン・クノー『文体練習』

このコースでは何を学べますか?
「自分」を表現する。
文芸コースでは、小説や詩はもちろん、エッセイ、批評、戯曲、さらにはトラヴェル・ライティングといった具合に、ジャンル・時代・言語を問わず、さまざまな種類の文芸作品を扱います。また、書きたい人もよりよく書くためにたくさん読む、読みたい人も読んだ作品についてレポート・評論を書く、という具合に書くことと読むことの両方を学びます。卒業研究でも、自分の作品を書く人と、既存の作品の研究をする人とがいますが、その営みを通じ、自分と向かいあい、「自分」を表現すること。それが文芸コースでの学びです。
通信教育でも、十分に学べますか?
文芸コースだからこそ、通信教育です。
文芸コースの学習は、作品を書く、あるいは批評を書く、それを添削してもらう、ということが中心です。〈書く〉〈読む〉ことが学びの中心である文芸コースだからこそ、文字を媒介とした通信教育は力を発揮します。レポート・作品の丁寧な添削は、文芸コースの名物の一つです。また、卒業制作では原稿用紙数十枚の作品・論文を書きますが、これには一年半の時間をかけ、何度にもわたるスクーリング・添削・面談を重ねて、段階的に作品・論文をしあげるので、これまで文芸を学んだ経験のない方にも安心して取り組んでいただけます。
入学志望者へのメッセージを。
「ことば」をとおして無限の世界を。
文芸コースで学ぶ〈ことば〉をとおしての表現は、絵画や造形芸術による視覚的な表現にくらべて、抽象的なものです。しかし、抽象的な〈ことば〉だからこそ、その対象を自由に表現することができます。〈ことば〉だからこそ、誰も見たことのない美しい色あいを、誰も聞いたことのない美しい音色を表現することができるのです。また〈ことば〉は、表現のための手段であるとともに、思考のための手段です。〈ことば〉という道具を用いて世界を、あるいは自分自身を探求し、それをあますところなく表現してください。

考古学好き×文芸=

譽田 亜紀子
文芸コース(3年次編入学)
12年度卒業 奈良県在住40歳

本学卒業後、出版社への持ち込みで14年『はじめての土偶』を上梓。15年『にっぽん全国 土偶手帖』(共に世界文化社)、16年『ときめく縄文図鑑』(山と溪谷社)につづき、今後も続々と刊行予定。

文芸が開いた新しい扉

「この2年間の学生生活で、本当に人生が変わった」と、力強く語る譽田さん。卒業後に執筆した〝土偶〞の入門書が、同ジャンルでは異例の売れ行き。現在も次々に新作を手がけ、メディアからも注目されはじめている。入学前から企業の広報部で宣伝文などを書いていたが、誰かに文章を教わった経験はゼロ。「知人にすすめられて、軽い好奇心で跳び込みました」。

入学してまず驚いたのは、クラスメイトの読書量。「追いつかなきゃ、という思いと課題をこなすため、人生で一番、本を読みましたね」。そこで、自分からは手にしない本が新たな世界の扉を開いてくれることを知った。「後の執筆活動を支える本にも出会えました」。さらに意外だったのが、学びの幅広さ。「作家だけじゃなく、研究者や編集者の話も聞ける。それぞれの立場から、文芸のリアルな世界を教われて、すごく貴重な体験でした」。やがて、共通科目の授業で興味のあった「考古学」を選んだことが、譽田さんの運命を大きく動かす。「先生の話がすごく面白くて、授業終わりに『私、土偶の本をつくりたいんです!』と、いきなり告白したんです」。親身な先生のおかげで、さまざまな専門家と出会い、5〜6年かけて本の出版にこぎ着けることができた。

また、文章を書くスキルにおいても得るものがあった。「あまり長文を書いた経験がなくて。400字から800字、1600字と、少しずつ長文に慣れさせるカリキュラムは、巧みだなと感心しました」。「作家である先生方の赤裸々な苦労話をうかがって、やはり創作は尊い仕事だと感動。入学したときはまったく頭になかったけど、いつか、物語を書いてみたいと思っています」。この大学で未知の本と出会い、人と出会い、それを生かす自らの努力で、運命をつかんだ譽田さん。新しい夢との出会いが、またつぎの扉を開いていく。

報道の仕事×文芸=

伊東 秀一
文芸コース(3年次編入学)
10年度卒業 長野県在住 49歳

卒業後は大学院へ。仕事ではテレビの報道局に勤めるかたわら、地元の大学でメディア論を指導。「文字通り、本学の教えを〝ぬすんで〞フル活用させてもらっています」。

ペンよりも強く

「言葉って、重いんだ」。本コースに来て、自分が向き合うものの難しさをあらためて思い知らされた伊東さん。仕事面でもプライベートでも、本学でふれるすべてのことに多くの刺激を受けたという。まずは文芸の幅広さ。「じつはドキュメンタリーに関心が強くて、小説とか創作ものは書くどころか読むことさえあまりなく」。あるスクーリングで、創作文を即興で書くお題を出され、原稿用紙を前に七転八倒。「800文字を埋めるのがこんなに大変だとは!と思いましたね」。一方では、雑誌の編集者や作家など多彩なジャンルのプロから、制作現場の話を聞ける楽しみも。「〝書く〞という行為の裏側に何十倍もの〝見る 聞く 知る〞努力が必要だと知りました」。多彩なクラスメイト、おもちゃ箱のようなキャンパス、情緒豊かな京都の街にも始終ワクワクさせられた。

とはいえ、働きざかりの学生生活は決して甘いものではない。睡眠時間を削り、早朝や帰宅後の深夜に1時間ずつ、本とパソコンに向かう日々がつづく。忙しくてめげそうになったとき、頭に浮かぶのは先生の言葉。「プロは書けない日も必ず机に向かいペンを持つ」。そうして卒業段階に至り、言葉をテーマに研究をまとめあげた伊東さん。「仕事ではついマニュアルどおりに受け流していた言葉のひとつひとつを、よく考え、選んで使うようになりました」。言葉で伝える難しさ、そして、伝えられることの大きさを知り、表現者としての新たな意欲が芽ばえた。「あいまいな使い方で言葉から逃げずに、もっと人にはっきり伝える努力をしていきたいです」。その手には、剣よりペンよりなお強い、言葉への想いが握られている。