舞台裏からコンニチハ!vol.43

11月 13日, 2011年
カテゴリー : 舞台裏レポート, 過去の公演 

うっすらと、山々の頬が秋色に染まり、散策に素晴らしい季節となりました。

皆さま、如何お過ごしですか?

 本日の春秋座では、そんな芸術の秋にぴったりの「剣幸kohibumi concert」が行われました。心温まる優しい文と、聞いているだけで楽しくなるような音楽の数々。ピアノの吉森信さんが奏でる優しい音色と共に、文章の一つひとつに剣さんの「一人の人間として伝えたいこと。」がひしひしと伝わってくる愛情溢れるコンサートでした。

 そして、すでに過去の公演でも活躍しております本学大学院の堀健君による彫刻作品も舞台美術として、彩りを添えました!ご覧になった皆さま、如何でしたでしょうか?彼は、普段「フロントスタッフ」としてお客様をお迎えすることもありますので、もし見かけられた時は、是非感想などお聞かせ下さい。

劇場管理チームは、2011年最後の大仕事である年末大掃除のことを考え始めました。
年内残りの公演も、僅かになって参りました。
忙しい毎日に「心の潤いが欲しい!!」そんな時は是非、京都芸術劇場・春秋座へご来場下さい。

井川

本日の京都芸術劇場は…

11月 12日, 2011年
カテゴリー : KPACへようこそ, 過去の公演 

春秋座にて
剣幸 kohibumi concert in KYOTO
がございます。

開演は14時(開場13時30分)、受付開始は開演1時間前からです。
上演時間は1時間45分ほどを予定しております。

当日券もご用意しております。

皆様のご来場お待ちしております。

舞台芸術研究センター

舞台美術 製作中!!

11月 10日, 2011年
カテゴリー : 過去の公演 

皆様こんにちは。上田でございます。
いよいよ今週末は「剣幸 kohibumi concert in KYOTO」でございますね。
以前にブログでも紹介しましたが、剣さんは晴れ女なので公演当日は晴れることを信じております\(^o^)/

さてさて、このコンサートの舞台美術に本学大学院生の堀健さんが携わっています。
堀健さん。このブログでも何回か登場したことがあるので、ご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか?

では早速、作業中にお邪魔しました |∀・)チラッ
 
鉄骨に何かぐるぐると巻いております。

堀さんにこの作品のコンセプトをお聞きしました。
「チラシを見たときに、チラシの色使いがシンプルだったので、舞台美術にもそのイメージを反映させ、陰影をつけてみたいと思った。チラシから作品のインスピレーションを受けました。
パッと見た感じは鋭角な部分もあるが、暖かさも感じられるものにしたい。」
との事でした。
先月末、剣さんが大学に来られた際、堀さんが作られた模型を見て「どの様に仕上がるのかとても楽しみ」とおっしゃっていました。

今はまだ皆様にお見せすることは出来ませんが、当日どの様にお披露目になるのか…
剣さんの朗読と歌とあわせて、そちらもお楽しみ下さいませ~

上田

舞台裏からコンニチハ!vol.42

11月 09日, 2011年
カテゴリー : 舞台裏レポート, 過去の公演 

こんにちは!劇場・管理のくらはしです。

立冬を目前にやっと気温が下ってきました。今年の紅葉はいつ見られるのでしょうか。

さて、この週末は加藤健一事務所『詩人の恋』でした。

加藤さん畠中さんの二人きりのお芝居でしたが、本当にパワフルで、フル回転な舞台に時間が過ぎるのがあっという間でした。重いテーマを抱えているのですが、所々でお客様の反応を見ながら挿入されるユーモアに客席も沸いていました。「ああ、この舞台と客席のやり取りが舞台のいいところだな。ライブだな。」と思いました。

ところで、加藤さん。この特殊な劇場環境(大学の中に劇場がある)ということを楽しんでくださった様子で、本番前にカメラを片手に学内を探検されていました。(もしかしてカトケン・フォト日記にアップされるかな??ドキドキ♥)

劇場入りした際、事務所に挨拶に来てくださる加藤さんですが、事務所にいるスタッフ一人一人へ「よろしくお願い致します」と目を見て挨拶してくださり、感動していました。

現在長きに渡りツアーを行われている『詩人の恋』ですが、カンパニースタッフさんがとてもわきあいあいと楽しそうでイキイキとした方々でした。

そんな1コマを垣間見たようで思わずパシャリ☆

キャストやスタッフさんを思いやる気持ちがすごく伝わってきます。



やっぱり旅はたのしまなくては♪

皆様、ただいま行楽シーズン真っ只中ですが、どこかお出かけなさいますか?

来週は元宝塚ジェンヌ・剣幸さんの『剣幸-koibumi Concert』公演。京都もよい時期になってきました。お出かけしませんか?

くらはし

本日の京都芸術劇場は…

11月 08日, 2011年
カテゴリー : KPACへようこそ, 過去の公演 

春秋座にて
公開レクチャー・シリーズ
劇場の記憶 ―舞台芸術の半世紀 後期

第一回 「現代における創作能の意味」
がございます。

開演は18時、開場・受付開始は17時30分からです。
終演は20時頃を予定しております。

当日お越しいただいてもお入りいただけます。
皆様のご来場お待ちしております。

舞台芸術研究センター

舞台裏からコンニチハ!vol.41

11月 07日, 2011年
カテゴリー : 舞台裏レポート, 過去の公演 

早いもので、2011年もあと2ヶ月をきりました。
皆さん、今年の目標は達成されましたか?
私は今更、色々なことを思い出し、すでに
一人反省会をしております。

先日、『アデュシャッツ/アデュー』公演が無事終了致しました。
ジョナタンの「天使のような歌声」が会場を満たしていく心地よさ、歌詞の世界と現実とが交錯する中で垣間見える、痛みや衝動。観た人によって、全く違うものを心に残す舞台だったのではないでしょうか。
アフタートークでは、ドラァグクイーンのシモーヌ深雪さんとジョナタン。そして、舞台芸術研究センター渡邊守章先生の尽きないトークが展開され、作品を理解する上で非常に重要なキーワードが浮き彫りになっていました。
終演後、ジョナタンのラブコールで珠玉のツーショットが実現!どの角度から撮っても
本当に絵になるお2人です。

井川

拝啓 渡邊守章先生

11月 06日, 2011年
カテゴリー : 過去の公演 

※はじめに
このブログの文章を書かせていただくにあたって、どう書こうか随分悩みました。「現代における創作能の意味」なんて、私には到底語りきれるテーマではないし、荷が重過ぎます。そこで、今、私がどのような心境で講座の〈聞き手〉に臨もうとしているのかを正直に、それも、渡邊先生にお手紙を書くつもりで、何の誇張もなく書く以外ないと考えました。やや、個人的な文章ですので、本ブログの読者の皆様、ご退屈でしたらごめんなさい。他人の恋文を読むほどつまらないものはないですもんねー。先にお詫び申し上げます。

《受け継ぐということ》

~あるいは、「拝啓 渡邊守章先生」~

先生。

「今回の公開講座に聞き手で」、とお声をかけていただいた時、こんなに嬉しい事はなかったです。
このような事を若輩者の私が言うのはおこがましいですが、渡邊先生の〈新作能の創造〉の一連の御活動は、演劇史上おいて大仕事中の大仕事だったと思うのです。それも現在進行中の一大ライフワークであり、常に更新し続けておられる研究テーマのおひとつではないかと。先生からすれば、多岐にわたる超人的な芸術活動のほんの一角でしかないのかも知れませんが、私には、その40年以上にも及ぶ新作能の足跡は〈奇跡〉であるようにしか思えません。
それは、私自身が、「日本の伝統演劇の手法や発想を如何に、現代演劇が取り込むことができるか」または「伝統演劇の現代性は何処にあるのか」という問題を、理論と現場論の両面から考えたくて〈木ノ下歌舞伎〉という団体を立ち上げ、現在活動しているということもあり、その一筋縄ではいかない難しさ、現場と理論のせめぎ合いからくるジレンマ、まるで底なし沼にはまったかのような創作の苦しさなど、ほんの少しは体感しているつもりでして、ですから、なおさら、先生の偉業に胸打たれるのだと思います。
特に、70年にスタートした、古典の現代化の先駆的活動、演劇史上そのさきがけである「冥の会」―。今でこそ玉石混合、新作能はあちこちで上演されるようになりましたが、これは、それらとは一線を画す、覚悟と気概と危機感と、そして大きな野心を抱いての演劇実験ですよね。第一、観世三兄弟をはじめとする伝説の名人達を率いての創作活動、考えただけでも、そのスケールの大きさに眩暈がします。単なる実験公演ではなく、まさに演劇史に対し挑戦状を叩きつけるというスケールで展開され、かつ、理に偏ることなく、多くの観客を巻き込みながら話題を呼ぶなど興業的にも成功をおさめる。その手腕は、私などから見ればもはや〈神業〉です!それだけに、一つの稽古場に演出家が5人も6人も居るような会を如何に統率し、作品を纏め上げ、〈生きた創作理論〉を構築していったかなど、一若手演劇人として是非とも徹底的にお話をお伺いしたいと、そんな機会がめぐってこないものかと切望しておりました。(余談ですが、機会がめぐってこないなら、自分で〈冥の会をめぐって〉というシンポジウムを主催しようと、実は個人的に計画していたくらいです。)
そんな中での今回の講座-。まさに願ったり叶ったり、聞き手役など分不相応だとは思いながら、その嬉しさは並大抵のものではありません。
なぜ、そこまで、渡邊先生から新作能のお話を伺いたかったか。それは、決して私個人も思い入れだけではなく、そこに、古典芸能の未来を開く重要な〈ヒント〉が隠されているように思えてならないからです。
そもそも、理論と現場論を繋ぎ合わせながら、古典の現代性を発掘する有効な手法を生み出すことは、至難の業で、現場論に偏りすぎると歴史的になんだ根拠の無い荒唐無稽な舞台に終わってしまう―、机上の理論に縛られれば頭でっかちの無味乾燥な舞台になってしまう―。ひとつ問題の立て方を誤れば、即、破綻してしまう難しさを古典の新作物は常に孕んでいると私は思うのですが、そのような安直な古典の新作物が蔓延しがちな現代だからこそ、先生の御活動は、これからの伝統演劇の指針を示す一つのモデルケースとして、しっかり記録を残していきたいと思うのです。それも、単なるアーカイブとして終わらせるのではなく、それら膨大な〈知の財産〉と〈心意気〉を、私たち若手が及ばずながら、受け継ぎ、咀嚼し、時に再検討し、どう独自で発展させていくことが可能なのかを考えていくことが重要だと切に思うのです。それが、これからの何十年後の演劇界を担っていく私たちの若手に課せられた責務であろうとすら―。
ですから、公開講座当日は、まるで『菅原』の筆法伝授を享ける武部源蔵のような心境で、そのような使命感を持って、聞き手を務めさせていただきたいと思っている所存です。また、お客様の代表として、様々質問もさせていただきたくと思います。木ノ下ごときの源蔵で、さぞ渡邊相丞様はその頼りなさにお嘆きでしょうが、そこは何卒ご辛抱くださいませ。
興味深いお話をお聞かせ願えることを楽しみにしております―。
これからの京都はますます冷えますゆえ、くれぐれもお身体にはお気を付けください。

追伸
先生の、冥の会にまつわる芸談を、聞き書きという形で、いつの日か一冊の本として残したいという夢を木ノ下が持っていること、頭の片隅に、一寸、置いといていただけると幸いです。

木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎主宰・本学博士課程在籍)拝

本日の京都芸術劇場は…

11月 05日, 2011年
カテゴリー : KPACへようこそ, 過去の公演 

春秋座にて
加藤健一事務所 VOL.80 音楽劇「詩人の恋」
がございます。

開演は14時(開場13時30分)、受付開始は開演1時間前からです。
上演時間は途中休憩を挟みまして2時間20分ほどを予定しております。

当日券もご用意しております。

皆様のご来場お待ちしております。

舞台芸術研究センター

剣幸さん 取材同行しました~♪

11月 04日, 2011年
カテゴリー : 過去の公演 

こんにちは。上田でございます。久しぶりにブログに登場するような気がします。

さて、11月に入り「アディッシャッツ/アデュー」、「詩人の恋」と公演が続き、春秋座も賑わいを見せております。
その一週間後の11月12日(土)には「剣幸 kohibumi concert in KYOTO」を開催いたします。

実は先月末、この公演のプロモーションで剣幸さんご本人に京都まで来ていただき、その取材に上田も同行させていただきました。(上田は初の取材同行でした)
「剣さんはどんな方なんだろう…」と緊張していましたが、物腰が柔らかく、とても素敵でお美しい方でした!!
今回、京都新聞とKBS京都(ラジオ)にて広報活動を行いました。

まずは京都新聞でインタビュー。
記者の方の質問に、熱く時に面白く公演について語っていただきました。
(※掲載日がわかりましたらお知らせいたします。)

次にKBS京都へ徒歩で移動。

この日はいいお天気だったので(むしろ汗ばむくらい)、京都御所をブラリとしました。
KBS京都では「音楽わいどラジオビュー」という番組に出演されました。
見晴らしのいいスタジオでDJさんと剣さんの掛け合いに自然と笑みがこぼれました。
今回、KBSのスタッフの方(女性)が、宝塚ファンで、現役時代の剣さんもご覧になられた事があったらしく興奮気味でした。

いや~。人というのはどこかで繋がっているのだな。と感じました。

KBS京都でパシャリ☆
※初取材で緊張しすぎて写真が1枚しか撮れなくてすみません…(つд`;)

KBS後は大学へ。

劇場下見とインタビューをさせていただきました。

忙しい一日だったにも関わらず、笑顔でインタビューに答えてくださって、ありがとうございました。このインタビューは近日中に劇場HPに掲載しますので、こちらもご覧下さい。

今回取材に同行させていただいた上田は、『手紙というのは手紙自体が既に恋文。「ありがとう」の一言がもう恋文だと思う』という言葉がとても印象的でした。

携帯電話が普及していなかった学生時代によく友達と手紙交換していたな。と思い出しました。久しぶりに手書きで友達に手紙を書きたくなりました。

仕事に疲れた方や心がすさんでいると感じたらぜひこの恋文コンサートにお越し下さい!

剣さんのお人柄が出る、心が和らぐコンサートになると思います。

おまけ:剣さんはとても晴れ女で、例えばドラマの撮影時にさっきまで大雨が降っていたのに、剣さんの出番が来るとピタリと雨が止む。あまりにも晴れ女過ぎて、撮影で雨待ちだったのに2日間待った。というエピソードがあったそうです。

公演日も晴れることを信じております。(^^)

上田

本日の京都芸術劇場は…

11月 03日, 2011年
カテゴリー : KPACへようこそ, 過去の公演 

春秋座にて
ジョナタン・カプドゥヴィエル『アディシャッツ/ アデュー』
がございます。

開演は15時(開場14時30分)、受付開始は開演1時間前からです。
上演時間は55分ほどを予定しております。

当日券もご用意しております。

皆様のご来場お待ちしております。

舞台芸術研究センター

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