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聴くことから始まるダンス:垣尾優と吉岡洋「しゃべらない対談」PV short版

2025年6月26日

お知らせ

3月28日、京都盆地のうす曇りの中、京都芸術大学の野外能舞台という趣のある空間で『しゃべらない対談』が開催されました。ダンサーの垣尾優さんと文明哲学研究所の吉岡洋先生による『しゃべらない対談』は、その名の通り舞台上で言葉を一切交わさないという異色の試みでした。

 

その独特な世界観を凝縮したショートPVが完成いたしました。全長版も後日公開予定です。

 

 

 

二人はパフォーマンスが始まってから終わるまで、何をするわけでもなく、時に向かい合って座り、時に静かに舞台上を歩き回るを繰り返します。その間、会話やセリフは一切なく沈黙だけが空間を支配します。互いを聴き合う、ただそれだけが織りなす舞台の空気感を、ぜひ映像でご覧ください。

 

 

垣尾 優(かきお まさる)
1973年京都生まれ。1995年よりダンスを始める。冬樹にモダンダンス、上海太郎にパントマイムを学んだのち、岡登志子主宰Ensemble Sonne作品、山下残、砂連尾理、松本雄吉、ノーラ・チッポムラ、エルビィ・シレンなどの作品に出演。2006年、塚原悠也とcontact Gonzoを結成し、2009年まで活動。ソロダンス作品として、「愛のゆくえ」(DANCE BOX、2019)、「それから(KYOTO EXPERIMENT、2021)を発表。FIDCDMXソロダンスコンペティション(メキシコ、2018)に選出。 2022年度より京都精華大学非常勤講師。

なぜ人工知能は「不気味」なのか?吉岡先生読書会

木野人文学会第十一回研究会<読書会>吉岡洋『AIを美学する-なぜ人工知能は「不気味」なのか』

2025年6月17日

お知らせ

日程終了しました

いま、身近な存在となりつつあるAI。便利なツールである一方「不気味」さを感じることもあるのではないでしょうか?その『なぜ人工知能は「不気味」なのか』に美学の視点から論じたのが今回の読書会の「AIを美学する」です。

 

木野人文学会の第十一回研究会にて、吉岡先生を交えて「AIを美学する」の読書会が開催されます。現在、対面でのご予約は満席のため、オンライン(Zoom)でのお申込みのみとなります。

 

 

『AIを美学する-なぜ人工知能は「不気味」なのか』

 

 

『AIを美学する-なぜ人工知能は「不気味」なのか』
なぜ私たちはAIの活躍を目にしたとき、楽しさばかりでなく「不気味さ」を感じてしまうのだろうか? 私たちにとってAIとは何なのだろうか? ――AIと暮らすことが当たり前となった今、「AIとは何か」を美学の視点から問いかける。
『2001年宇宙の旅』のHAL9000、怪物フランケンシュタイン、映画の中のゾンビ、『火の鳥』のロボットたち……誰もがおなじみのフィクションに登場する「人間でない存在」から、「シンギュラリティ」や生成AIを利用したアートまで、カント哲学や実存主義を手がかりにAIの「面白さ」を考える1冊。
(「AIを美学する-なぜ人工知能は「不気味」なのか-」2025年2月刊行 平凡社新書

 

 

【木野人文学会】
「個人の分断と孤立が進行する現代社会のなかで、ともに人文知を学ぶ共同体」を理念に掲げ、京都精華大学(左京区岩倉木野町)の院生や修了生が中心となって2022年に発足した研究会です。所属組織や専門分野の枠を超え、自由で幅広い研究・交流活動を行っています。
(木野人文学会第十一回研究会<読書会>吉岡洋『AIを美学する-なぜ人工知能は「不気味」なのか』より)

日程2025年6月29日
時間14:00 - 17:00
受付開始13:30 & オンライン(zoom)
場所京都大学 文学部校舎 5階 社会学共同研究室
費用参加無料
申込方法要・事前申し込み

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主催木野人文学会
お問い合わせkinobun.contact@gmail.com

季節のフルーツ~瓜生山の恵み~

2025年6月16日

お知らせ

梅雨に入り始めたこの時期、ささやかな瓜生山の恵みを見つけました。
見た目どおり甘酸っぱいベリー系の香りのする野生のイチゴです。

 

瓜生山に自生する野生のイチゴ

 

文明哲学研究所を含む京都芸術大学の多くの校舎は瓜生山の中に抱かれており、
とても身近に自然を感じることができます。校舎間の移動は場所によっては森の中を
くぐったり山道のようなところも通るのでちょっとした冒険気分です。

「なぜ絵を描くのか」齋藤先生の公開講座レポート

2025年6月13日

出版・メディア情報

2024年12月14日に建築家の伊東豊雄さんが塾長を務める伊東建築塾にて、齋藤 亜矢先生の公開講座「人間って何だろう」が開催されました。今回はその時のレポートが公開されましたのでお知らせいたします。

第5回公開講座 齋藤亜矢先生「人間って何だろう」

 

 

↓公開講座のレポートは以下のページからお読みいただけます。↓


【第5回公開講座 齋藤亜矢さん「人間って何だろう」】

今回の講座では、齋藤さんの研究テーマである「芸術する心の科学」という視点から、「人間って何だろう」について考えました。

 

【ITOjuku 伊東建築塾 公開講座】

今日私達はスマートフォン等の利用によって情報や知識が容易に手に入るようになった反面、物事について考えなくなってしまいました。「何故?」と問いかけることがなくなってしまったのです。そこで本講座では著名な講師にご登壇頂き、各専門分野の本質を子ども(小学生高学年程度)でも理解できるような平明さで語って頂こうとするものです。

「文明と野生とは?」雑誌モンキー10巻1号

2025年6月4日

出版・メディア情報

雑誌「モンキー」10巻1号(公益財団法人日本モンキーセンター発行)が刊行されました。
文明哲学研究所が担当する連載「自然と芸術」第34回は、吉岡洋先生による「文明と野生」です。
文明と野生は対立するものなのか?気になる方はぜひご一読ください。

 

雑誌「モンキー」 (ご購入、定期購読もこちらのページからお申込みいただけます)

 

日本モンキーセンター刊行雑誌モンキー10巻1号

 

 

【雑誌「モンキー」】
モンキーセンター創立翌年の1957年から、霊長類学の魅力を多くの方に伝えてきた雑誌「モンキー」。
一時休刊していましたが、2016年の創立60周年を記念し、装いも新たに再スタートしました。

 

【日本モンキーセンター】
公益財団法人日本モンキーセンターが運営する、世界屈指のサル類動物園です。
霊長類の飼育展示種数は、50種以上約700頭と世界最多!!
霊長類の特徴を活かした展示やガイド&イベント、キュレーターによる
博物館活動など、一味ちがった動物園をお楽しみください。

文明哲学研究所

2015年度以前