2025年5月30日
出版・メディア情報
前回に引き続きYouTubeチャンネル「未来に残したい授業」で吉岡洋先生がゲスト出演されました。今回は頭木弘樹さんとともにレトリック(修辞法)についてお話しされています。
“言語は不完全であり甘え(相手が理解してくれるだろうという期待)があるからこそ発することができる、純粋な論理だけでは言葉が腐っていく、レトリックは人間の思考の本質、エッセイとは何か、などなど。さまざまな具体例を交えながら、「レトリック」を多角的に考えました。”
出典:【吉岡洋・頭木弘樹】レトリックについて 言語は不完全であり「甘え」ありだから面白い! 人間の思考の本質、レトリックについて考える
説明:普遍的な問いに対する論考をお持ちの方々にお話を伺い、一緒に考えていくチャンネルです。「中学生からの大学講義」というコンセプトのもと、専門家ではない私が感じる素朴な疑問を、叡智をお持ちのさまざまなジャンルの専門家や実践者に伺っていきます。
2025年5月29日
お知らせ
日程終了しました
先日、文明哲学研究所にて連続セミナー第1回瓜生談論が開催されました。
人類の歴史から見た文明という話から始まり、文明と反文明(文明の中の居心地の悪さとは)のお話になり、ディスカッションではそもそも文化と文明の違いについての話も飛び出してきました。普段、漠然と意識していた「文明」「文化」について、改めて考えさせられる内容でした。
今回のセミナーの内容は後日、ダイジェスト動画として公開予定です。その際はまたご案内させていただきますので、よろしければご覧ください。
まずは吉岡先生の歴史から見た文明のお話。
ディスカッションでは三輪先生、齋藤先生が参加しよりトークが広がりました。
【瓜生談論とは】
「談論風発」という言葉があります。かしこまったお勉強や講義ではなく、議論やおしゃべりが風のように勢いよく湧き出てくるという意味です。「瓜生談論」は、文明哲学研究所が位置する瓜生山荘において、文明や文化、芸術、科学、人生などの大きな話題をめぐって、そうした談論の場を作るべく始まりました。その内容はまもなく公開されるウェブサイト「瓜生別館」を通じて共有し、また出版物への展開を予定しています。
日程 | 2025年5月25日 |
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時間 | 15:00 - 17:00 |
場所 | 文明哲学研究所 3階セミナー室 |
主催 | 文明哲学研究所 |
2025年5月27日
お知らせ
日程終了しました
横浜市にある三溪園で開催された「種手」展にて、兼任講師の梅崎由起子先生が藍染の作品を出品されました。重要文化財や横浜市指定有形文化財を有する三溪園の名勝で藍染・楮布織・染色・木工芸などの作品を展示し、作家のお話が聞ける「お話し会」も開催されました。
【種手 -shutté-】
種 を受け継ぎ、育てるたのしみ
手 がける作品を介して、広がるよろこび
工芸やアート、素材、技法も様々なつくり手が集う、お客様と交流を深めあえる展示会です。
種手 -shutté-(https://shutte.stores.jp/)
日程 | 2025年5月23日 - 2025年5月25日 |
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時間 | 10:30 - 17:00 |
場所 | 三溪園 白雲邸 臨春閣 旧燈明寺本堂 神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1 |
主催 | 企画:種手実行委員会 |
URL | https://shutte.stores.jp/ |
2025年5月26日
お知らせ
日程終了しました
日本ヘーゲル学会の第36回研究大会にて6月7日のシンポジウムに吉岡洋先生が登壇されます。また、非会員の方でも対面・オンラインどちらでも参加申し込みが可能です。締め切りは5月31日までとなっていますので、ヘーゲルの哲学・思想の研究や、ヘーゲル美学に興味がございましたらご参加くださいませ。
日程 | 2025年6月7日 - 2025年6月8日 |
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時間 | 10:30 - 19:30 6/8の時間は10:00~16:00となります。 |
場所 | 7号館2階・723 教室 |
場所詳細 | 成城大学 成城キャンパス |
費用 | 非会員の方は対面参加費 500 円、オンライン参加無料 |
申込方法 | 参加お申し込みフォーム |
主催 | 日本ヘーゲル学会 |
2025年5月22日
ART meets SCIENCE
文哲研セミナー
【ARTmeetSCIENCEフィールドワーク:ナチュラリストと歩く瓜生山2025春】
今年もお二人の講師をお招きして瓜生山を歩きながら植物や生き物の生態についてお話を伺うフィールドワークを開催しました。前日の雨で湿度は高めでしたが、緑がよく映える中のフィールドワークとなりました。
レオナルド・ダ・ヴィンチをはじめ多くの芸術家が「自然に学ぶ」ことの重要性を指摘していますが、その点で本学は、瓜生山の裾野という絶好の立地にあります。ただ漠然と自然を見るだけでなく、五感をつかいながら、さまざまな生き物の存在や、その関わりあいについて知ることで、世界の解像度が上がる。そんな体験を共有しつつ、瓜生山という貴重な資源を本学の教育にどう活かせるかなど、一緒に考えていただけたらさいわいです。
瓜生山農園を抜けて山の中へ。
見るだけでなく、触れて、嗅いで、五感で知ることができました。
電子ルーペで小さな苔の表面も見ることができました。
【講師略歴】
湯本貴和(ゆもと・たかかず)
1959年生まれ。京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了(理学博士)。専門分野は生態学。神戸大学理学部講師、京都大学生態学研究センター助教授、総合地球環境学研究所教授を経て、2012年に京都大学霊長類研究所に異動し、2021年度で退職。熱帯アフリカ、東南アジア、南米で、動物と植物の相互関係の研究をおこなった。アリからゾウまで研究の対象はさまざま。霊長類研究所では、とくに人間を含む霊長類のすみかと食べ物の研究に従事した。
幸島司郎(こうしま・しろう)
大学生のころ、雪の上をごそごそ歩き回っている雪虫を研究するうちに「氷河にも虫がいるかも知れない」と妄想するようになり、1982年に初めてヒマラヤへ。運良く、氷河に住む昆虫やミジンコを世界で初めて発見し、氷河にも生態系があることを明らかにした。以来、世界各地の氷河生態系を調査し、その特性や地球規模の環境変動に対する影響を研究している。同時に、「自分の目で見て自分の頭で考える、流行に流されない独創的な研究」をモットーにして、イルカやオランウータン、サイ、オオカミ、インコ、ヒト、植物、微生物など、熱帯雨林から雪氷圏、海洋に至る様々な生態系の様々な生物の生態や行動を、学生と共に幅広く研究している。