油画コース

現実には存在しないものごとを、みたい触れたいと願う 油画コースの卒業制作展を覗いてみよう!【文芸表現 学科学生によるレポート】

違うジャンルを学んでいても、芸術大学でものづくりを楽しむ気持ちは同じ。このシリーズでは、さまざまな学科に文芸表現学科の学生たちが潜入し、その魅力や「つくることのおもしろさ」に触れていきます。

 

文芸表現学科・2年生の出射優希です。 これまで油画コースでは、版画の作品やその制作風景を見せていただくことが多かったのですが 、卒展で初めてこのコースの多様な表現方法に触れることができました。油画コースはいったいどんな取り組みがされてきた場なのか、その一面を知れたような気がします。

 

 

油画コースの卒業制作展は人間館(NC棟)3F・4Fにて開催中。

油画といえば、芸術大学と言われて最初にイメージするコースなのではないでしょうか。

この大学では、3年生になると、油画コースのなかでも油画と版画に分かれ、それぞれの専門領域を深めていきます。

 

大きなキャンバスに油絵具で描かれた作品もあれば、

 

白と黒の緻密な銅版画作品もあり、

 

こうしてセルフポートレートをテキスタイルに印刷している作品もあれば、

 

球体関節人形など造形物も展示されていました。

 

いろんなメディア、最先端技術、海外で生まれた技法を、積極的に取り入れて進んできたのが芸術大学の油画なのだといいます。

 

 

今回の油画コース会場は感染対策も兼ねて、換気しやすくなっている窓から、気持ちのいい光が差し込んでいました。

 

 

 

 

よくみると窓の外に作品が展示されていることもあるので、作品の細部を観つつ、空間ごとに体を一歩引いて、全体を見てみるのもいいかもしれません。

 

 

 

照明を落としてしっとりした空気のお部屋も、個室に区切って小さな個展のように見せている空間も、複数の人同士の作品がちょうど良い距離感で並んでいる空間も、それぞれのスペースで時間の流れ方が変化していて、会場に自分自身が飲み込まれたような、不思議な感覚になります。

 

 

展示のひとつずつは、もちろん表現方法も違えば考え方や作品の種に対する接し方も違います。

ですが、どの作品にも共通していると感じたのは、「目をこらしてものごとをみようとする姿勢、みたいと願う気持ち」です。

 

現実にはないもの(感情、現象、仮想空間など)も、描くことで自分が生きて呼吸する空間に、触れられる物体として呼び寄せ、存在を確かめようと試みる作品がいくつもありました。

 

 

ないものに触れようとすることへの誠実な態度は、きっと大学生活を通して行ってきた表現活動で、積み重ねられたものなのだと思うのです。

 

卒業制作展にて、描きつくることへの誠実な挑戦を、ぜひご覧ください。

 

 

 

▼美術工芸学科全6コースの卒業展を文芸表現学科学生がレポート!

日本画コース

写真・映像コース

染織テキスタイルコース

総合造形コース

基礎美術コース

 

取材記事の執筆者

文芸表現学科2年生

出射優希(いでい・ゆうき)

兵庫県立西宮北高校出身

 

1年生のとき、友人たちと共に、詩を立体的に触れることができる制作物にして展示した展覧会「ぼくのからだの中にはまだあのころの川が流れている」を開いた(バックス画材にて)。

自分のいる場所の外にいる人とつながるものづくりに、興味がある。また、「生きること」と直結したものとして「食べること」を捉え、それを言葉で表現している。

 

 

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