2019.07.05

GLOBAL ART TALK 017 神谷幸江 GLOBAL ART TALK 017 神谷幸江 (ジャパン・ソサエティー、ニューヨーク、ギャラリー・ディレクター)開催のお知らせ

GLOBAL ART TALK 017 神谷幸江 (ジャパン・ソサエティー、ニューヨーク、ギャラリー・ディレクター)「リサーチ、分析、 インタープリテーション ― 美術はヒストリーとどう向き合うか」

京都造形芸術大学では来る7月22日(月)、東山アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)との共催による世界的なトップ・クリエイターを招聘したトークイベント「GLOBAL ART TALK」の第17回を開催します。

今回のグローバル・アート・トーク017では、ジャパン・ソサエティー、ニューヨーク、ギャラリー・ディレクター、神谷幸江氏をお招きしてお話いただきます。

「地域を隔てる距離だけでなく、過去と隔てられた時間を現代からどう捉えるか、これは私にとってキュレーティングにおける大きな課題です。
アーカイブ資料へのアクセス、写真や映像などの過去の記録の再生がより容易に可能になった現在、リサーチを元にした歴史の探求、過去の事象の再考が美術の実践の中でも様々に試みられています。そこには絶えず記録からの翻訳、意訳、また誤解、想像という展開が伴います。過去から遅れてきた現代に生きる私たちの目に、時間を遡る探求から見えてくる隠された事実や物事のつながり、政治的・社会的影響など、過去をどう捉え、解釈し、現代に表現するのか。ニューヨークで催した展覧会、ビエンナーレという一時的な場においての近年の企画を事例にお話します。」(神谷幸江)

■概要
日時:2019年7月22日(月) 19:00-20:30
会場:京都造形芸術大学 人間館NA102教室
住所:京都市左京区北白川瓜生山2-116
アクセス:市バス3、5、204系統「上終町京都造形芸大前」下車
料金:無料(要申込み)
定員:100名
主催:京都造形芸術大学大学院、東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)

■略歴
ニューミュージアム・アソシエイト・キュレーター、広島市現代美術館・学芸担当課長を経て2015年より現職。日本、アジアの美術を中心とした展覧会企画を国内外で行う。第12回上海ビエンナーレ「ProRegress」(2018–2019)、「ふぞろいなハーモニー:アジアという想像物についての批評的考察」(ソウル、広島、台北、北京巡回2015–2018)、「Re:Quest:1970年以降の日本現代美術」(ソウル大学美術館2013) 他、コ・キュレーターを務める。2011年「サイモン・スターリング:仮面劇のためのプロジェクト(ヒロシマ)」展により西洋美術振興財団・学術賞受賞。主なカタログ、書籍の執筆に「Hiroshi Sugimoto: Gate of Paradise」(Skira/Rizzoli,2017)、「California-Pacific Triennial」(2013),「Creamier:Contemporary Art and Culture」(Phaidon,2010)がある。

■お申込み
以下のグローバル・アート・トーク017 お申し込み専用Googleフォームより1.お名前 2.メールアドレス 3.参加者数 4.ご職業(学生の場合は大学名、京都造形芸術大学生の場合はさらに学籍番号)をご入力の上送信してください。

グローバル・アート・トーク017 お申し込み専用Googleフォームはこちら
http://bit.ly/GAT0722

■お問合せ
GLOBAL_ARTTALK@office.kyoto-art.ac.jp


写真1.Radicalism in the Wilderness: Japanese Artists in the Global 1960s, 2019, installation view at Japan Society, New York

写真2.12th Shanghai Biennial, 2018, installation view
Courtesy of Power Station of Art, Shanghai

写真3.Simon Starling: At Twilight, 2016, installation view at Japan Society, New York
Photo: Richard Goodbody

写真4.Hiroshi Sugimoto; Gates of Paradise, 2017, installation view at Japan Society, New York
Photo: Richard Goodbody