2020.12.02

【GLOBAL ART TALK 025】米谷健+ジュリア「超個体」開催のお知らせ

来る12月15日(火)18:00より、一般社団法人HAPSとの共催による世界的なトップクリエイターを招聘したトークイベント「GLOBAL ART TALK」の第25回「超個体」by米谷健+ジュリア(現代美術家)を開催します。

これまで環境問題や経済システムなどから発想を経て土・砂糖・塩・ウラン・お金といった多種多様な素材を通して国際的に作品を制作し、発表してきた米谷健+ジュリア。そのモチベーションは「不安」にあると語り、カタストロフな作品は得意分野と冷静に分析する彼らは、新型コロナウイルスが拡大し始める一年以上前から「微生物」に目を向け始めました。無農薬農業の経験やサンゴの白化現象についてのリサーチをきっかけに地中に潜む微生物の重要性に興味を持ち、体内や海中などあらゆる場所に存在する微生物が生き物と共生しながら世界の均衡を保っているという共通点に気づいたからだと語ります。今回のグローバル・アート・トーク025では、我々と微生物が共に生きる「超個体」としての世界とアートについて考えます。

現代アートに関心のある学生のみなさんはぜひご参加ください!

■概要

日時: 2020年12月15日(火) 18:00-19:30
会場:京都芸術大学瓜生山キャンパス 人間館B1F映像ホール(オンライン・トーク同時開催)
*オンラインでの受講をご希望の方は事前にオンライン・トークへのアクセス情報をメールにてご案内いたします。
*会場参加は本学学生・教職員に限ります。
料金:無料(要申込み)
定員:100名
主催:京都芸術大学大学院、一般社団法人HAPS
*社会情勢により開催を中止させていただくことがございますのでご了承ください。

 

■お申込み

参加方法によってそれぞれ以下よりお申込みください。
オンライン参加:http://bit.ly/GAT201215(ウェビナー登録)
会場参加   :http://bit.ly/GAT201215KUA
※ウェビナーにてお申し込みいただいたメールアドレス宛に事務局より登録完了メールをお送りいたします。当日時間になりましたらメール内の「ここをクリックして参加」から参加をお願いします。

 

■講師プロフィール

オーストラリア人と日本人のアーティストユニット、米谷健+ジュリアは、特に環境問題を主題に、素材(塩、砂糖、ウランガラス、土、米など)を活かした大規模インスタレーションで知られる。また、科学者へのインタビューや入念なリサーチを基に、制作を行うことが多い。これまで、ヴェネチア・ビエンナーレ(オーストラリア代表、2009)、シンガポール・ビエンナーレ(2013)、茨城県北芸術祭(2016)、ホノルル・ビエンナーレ(2017)、アジアソサエティ・トリエンンナーレ(2020)に参加。主な展示に、フランスのアビー・ドゥ・モーヴィソン現代美術館にて個展(2014)、オーストラリア国立美術館にて個展(2015)、森美術館MAMコレクション(2019)など。現在、角川武蔵野ミュージアムにて『米谷健+ジュリア:だから私は救われたい』個展開催中。

 

Ken +Julia Yonetani “Dysbiotica-Pregnant woman” (2020). Photography by JINNO Shingo, Sesame Collection. ©Ken + Julia Yonetani Courtesy of the Artists and Mizuma Art Gallery
『Dysbiotica-Pregnant woman』(2020)  撮影:神野真吾 世沙弥コレクション蔵 ©Ken + Julia Yonetani Courtesy of the Artists and Mizuma Art Gallery

 

Ken + Julia Yonetani “Crystal Palace: The Great Exhibition of the Works of Industry of all Nuclear Nations” (2012-ongoing) and “Dysbiotica” (2020) (Installation View, Kadokawa Culture Museum). Photography: MIYAJIMA Kei©Ken + Julia Yonetani Courtesy of the Artists and Mizuma Art Gallery
米谷健+ジュリア『万原子力発電国産業製作品大博覧会 』(2012-)及び『Dysbiotica 』(2020)(展覧会風景、角川武蔵野ミュージアムにて)撮影:宮島径  ©Ken + Julia Yonetani Courtesy of the Artists and Mizuma Art Gallery

 

Ken + Julia Yonetani “Sweet Barrier Reef” (2009). Photography by Ian Hobbs. ©Ken + Julia Yonetani Courtesy of the Artists and Mizuma Art Gallery
米谷健+ジュリア『スイートバリアリーフ』(2009) 撮影:イアン・ホッブス  ©Ken + Julia Yonetani Courtesy of the Artists and Mizuma Art Gallery

 

■お問合せ:GLOBAL_ARTTALK@office.kyoto-art.ac.jp