2021.07.20

【文哲研】芸術研究の世界#1 動画限定公開のお知らせ

文明哲学研究所より、セミナー動画公開のお知らせです。
7月7日に開催いたしましたオンラインセミナー「芸術研究の世界#1『不気味の谷』を超える復顔法の研究」の動画を、本学教職員・学生対象に期間限定で公開いたします。
当日参加できなかった方も、この機会にぜひご視聴ください。

タイトル:芸術研究の世界#1『不気味の谷』を超える復顔法の研究
講演者:戸坂明日香(文明哲学研究所/准教授)
開催日時:2021年7月7日(水)18:30-20:00
お申込み:https://forms.gle/i9t11Zh6WjcgEbgb9
配信期間:2021/7/16(金)10:00-2021/8/4(水)24:00

*講演の撮影・録音・録画・ダウンロード、動画リンクの拡散等はなさらないようお願いいたします。
*チャットやアンケートで寄せられたご感想・ご質問への回答を、文明哲学研究所ホームページで公開しております

http://www.kyoto-art.ac.jp/iphv/topics/4653/

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芸術研究の世界#1『不気味の谷』を超える復顔法の研究

【講演概要】
人間の頭蓋骨を元に生前の顔を復元することを「復顔」と言います。
私は本学に勤務するまでの間は研究者ではなく、復顔師として復顔制作に携わってきました。
これまでは骨の写真を元に生前の顔を描く「描画法」や、頭蓋骨の模型に直接粘土を張り付けていく「粘土法」を中心に行ってきましたが、
今年度よりコンピューターを用いた復顔法の研究に着手しています。
本講演では私がこの研究に至るまでの経緯やこれまでの復顔作品、前職と復顔との関りなどを踏まえながら自身の研究内容についてお話したいと思います。

【講師略歴】
戸坂明日香(とさか・あすか)
2012年東京藝術大学大学院博士後期課程を修了。
日本人女性の三次元復顔法-寛永寺谷中徳川霊園墓所出土大奥女性の復顔-」で博士号(美術)を取得。
日本科学未来館(科学コミュニケーター)、株式会社A-Lab(アンドロイドデザイナー)の勤務経験を経て、2020年7月より本学の文明哲学研究所に勤務。
これまでに古代人から現代人を対象とした復顔像や復元画を制作し博物館や科学館などで展示している。

【今後の予定】 (タイトルは科研の採択課題です。講演内容は追ってご連絡します)
7月7日 戸坂明日香 「不気味の谷」を超える復顔法の研究
8月4日 三上美和 近代日本画の歴史的展開の究明ー日本画家荒井寛方の生涯と作品を手掛かりに
9月1日 上村博 芸術活動における「地方色」の受容と創出
10月6日 牛田あや美 日本統治下の漫画家・北宏二/金龍煥の懸隔
11月3日 天野文雄 アジアの舞台芸術創造における国際的な「ラボラトリー機能」の実践的研究
12月1日 河上眞理  〈美術建築〉の観点から見た明治期における家屋装飾の歴史的位置づけに関する研究
1月12日 町田香  『四親王家実録』を中心とした近世四親王家の生活環境に関する復元的研究
1月19日 齋藤亜矢 描画のプロセスにおける想像と創造の関わりの検証
2月2日 増渕麻里耶 希土類元素に着目した古代鉄製品の非破壊製作地推定法の開発
3月2日 森田都紀 日本の芸能「能」の演奏技法の伝承過程に関する歴史的研究‐能管を中心に‐

※日程は講師の都合等で変更の可能性があります